カリカチュアへの応援コメント
読ませていただきました。
文体や語り口は確かに純文学的でなかなか渋いですね。
内容はフロイトのいうエロスとタナトスがテーマ(?)という感じがしました。
個人的には神聖なものが好きなので、グロテスクで残酷な世界は趣味ではないのですが、闇に目を向ける勇気があるということ自体が才能だと思います。
星の描き方はとても共感できました。
闇と光、天国と地獄という真逆の世界をどちらも描けたら、世界征服(笑)出来ますね(^^)
ダンテの神曲のように天国から地獄まで描いた作品を読んでみたいです。
今後の作品も楽しみにしております(^^)
作者からの返信
応援コメントありがとうございます!
ものすごく励みになります!
本作は幾度となくフラッシュバックする深い闇に、ようやく向き合えた作品なのです。
次作はいっそ、享楽の果てをえがいてみるのもいいかもしれませんね……。
カリカチュアへの応援コメント
この度は自主企画「文学の蟲」へご参加くださり、ありがとうございます。
御作では所謂、信頼性のない語り手による狂気の紙片から、断片的な現実を拾い上げてゆき成り立つ物語であると考えます。
主人公「戸崎」は作中で狂気の内奥として、独白と幻視への叙情をくり返し、「星と生命」や「血と鉄」といった記憶と象徴の混淆した内から、「白石先生」を通して、猟奇の根源でもある「ねじれた家族」の実情について徐々に見えてくるという、そこ知れぬ不気味さを味わえました。
私考、夢野久作の一篇を連想しました。
改めて素敵な作品をご応募くださり、ありがとうございます。
作者からの返信
こちらこそ、御自主企画に参加させていただきありがとうございます。
深みのある語彙で本作を評していただけたことがとても嬉しいです。
こんな、決して舌触りのよくない赤黒い血膿を咀嚼していただき、本当にありがとうございました……!
(本作は、夢野久作氏の小説『ドグラ・マグラ』の巻頭歌に触発されて執筆した小説となっております……)