2ページ目-高校3年生-
-まだ少し寒い3月-
高校三年生という制服姿の女の子は
そこに佇むだけで女だった。
人気のおもちゃと同じで
みんな欲しがるものだった。
今日は何処の男とあそぶの?
なんて話が女子クラスの私達の教室では飛び交い
彼氏が長く居る子か、不特定多数と遊ぶ子の
どちらかしか居なかったと思う。
高校生の女の子なんてそんなものだった。
でもその高校生という
『ブランド』がなくなってしまう。
現実はいつも、あっという間で
いつも待ってはくれなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます