※読み合い企画からのレビューです両親を失って二十年、主人公は、妹とぎくしゃくした関係になっていたある日、飲み会で妹のことを愚痴ったあと、帰り道で幽霊に出会ってしまい──という導入から始まる短編である本作品は、短い中にもギュッと恐怖が凝縮されている巧みなホラー描写だけでなく、最後にどんでん返しを仕込む構成力も素晴らしく、最後の最後までゾッとするような展開が待っている短くて怖い話をお求めの方は、是非一度読んでみてほしい