ありきたりな異世界転生
@noisyghost
とある男性
とある男性がいつもの部屋でいつも通りのゲームをして、過ごして居た。
そのやってるゲームが、今日は珍しくレアモノのアイテムを乱獲出来るので、男性はいつもより夢中になり興奮していた。
「やばっ、ラスボスからのゴッズアイテムが、また出たわ。今日でラスボスのゴッズ装備揃えれるんじゃねぇか?」
と意気揚々とやってると、突如、強烈な耳鳴りと強く耐えれない胸のムカつきが走り、それを必死に耐えた。
……
…
一瞬にして、何もなかった様なムカつきも耳鳴りも消えて、男性は目を開ける。
そこは、何もない真っ白な場所に居た。
「えっ? 何が起こった?」
何か情報を得ようと、周りを見るが真っ白な気が狂いそうな白さのみで何も得られない。
そして、自分の身体を動かそうとするもあるものが無い感覚もする。
男は己の手を見ようと手を出す感覚で上がるも見えず、自分の身体に何があったのか見ようとした。
が、何も無かった。
手も身体も足も全て見えず、ただ周りの風景と同じ真っ白な風景が見えるのみだった。
自分の身体が無いのが分かり、更に気が動揺して、叫ぼうとするも声が出ないのも分かった。最初に喋ったと思ったのもどうやら、自分の中での発言を喋ったと錯覚したのも今になって気がついた。
男性は恐怖と絶望感で発狂するのかと思われたが、彼は違った。
(異世界転生キタコレーーー)
そう、アホである。
時間感覚も無く、ただその場で停滞してる存在の一粒のカケラは、何を思ったのか魔力の存在、または神力とかの存在を探そうと色々と模索をして、時間を潰して居た。
色々と試したお陰なのか?移動する事と何か他の存在も感知する事が出来る様になり、何かが居そうな存在の場所へゆっくり移動していた。
その近づく存在を一つの大いなる存在が見ている事は分からずに。
時間感覚で1ヶ月?半年?1年?全く分からない状態ではあったが、なんとかその何かの存在の近くまで移動出来た時、身体が引き裂かれそうな衝撃を喰らい、気が動転と恐怖で必死に逃げようとすると、何かに捕まり、どこかへ引き摺り込まれた。
意識が戻った男性は今度は白い空間にポツンと置かれた懐かしい自分の部屋とPC。
いや、色々と穴が空いて、ボロボロの廃墟みたいな自分の部屋らしき物が目に入った。
近寄って自分のPCモニターを見ると、突如画面が点く。
[キャラクターを作成して下さい]
そう書かれた文章が出た。
男性はテンションが最高潮に上がり、さっき自分に起こった事など、全て忘れて、そのキャラクター作成に夢中になった。
*容姿等は選択無し
*スキル等は色々と出来るものも一連性があり、例えば今迄やった事のあるゲームでそのゲーム内で使えるスキルを一纏めで登録出来る(複数回は登録出来ず、登録し直すには新しく登録し直す事)
*作成後に行く世界がどの様なのかは分からない
長い時間弄ってた男性は突如、心の中で気持ち悪い笑いを響かせながら、消えてった。
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