誰にでも特別な場所や、特別な思い出というものはあるかと思われます。何気ない日常の中にある場所だったり、旅先での数奇な出来事だったり。この物語では、そんな「特別」が、優しさというぬくもりに包み込まれている、というのを実によく感じられます。立ち止まり、ほんの一息つきたいときに立ち寄れる場所。そんな場所が、この作品にはあると感じられます。
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