個性の発揮

自我、未来に閉じた半同期因果がどのように構成するのかを説明しましたので、次は

個性、過去に閉じた半同期因果がどのように機能するのか

を説明しようと思います。


自我を構成することは仮装物質を構成することと本質的には同じです。

因果の共通性を見出して同期させるからです。

(因果の循環性)



ここで自我の中の因果に着目することは辞めて、自我を仮装物質である状態Mとして

[M:→O)(ただしM≠O)

となる過去に閉じた半同期因果を構成することを考えます。


m2/→o(m2≠o)となる微小因果を仮定し、

このとき

M∋m1/→m2

となる微小因果が存在します。

m1/→o

という微小因果が有効になるのであれば

(m1/→m2 ∧ m2/→o) → m1/→o

より推移則が成立するので、

M1:→O

となります。

また

M1≡M2

で無ければならず(同期因果だから)よって

M1≠O

より

(M1:→O)

という非同期因果です。

よって同期因果Mから非同期因果を構成したので、

[M:→O)

という過去に閉じた半同期因果になります。



安定して個性を発揮、あるいは自我を機能させるためには一時的に自我の変更を停止する必要があるということがここからわかります。(過去に閉じていることから)


議論の最中に自己認識を変えるのはとても難しいのです。

ですから、議論で他人の考え方を変えるのは難しいでしょう。

精神の独自性は強く保証されています。

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