第8話 かなり混んでいるんだが?


 終電の数本手前だということもあって電車内が結構、混んでいる。

 大きな駅に停車と同時に横に立っていた当真くんが、俺の手を引いて、すばやく動いた


 少し頬を紅潮させて、隣に座った俺にこう告げた。


「うまく座れましたね。先輩♪」


『ゾクッ』





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