(40代女子)気がついたら映画監督になってまして。

未来(みく)

プロローグ

まだ暑さが残る秋のはじめ未来(みく)は


今日も汗を流しながら仕事。


小さなリラクゼーションサロンで働く未来だが


最近はいつになく忙しい。


忙しすぎて、文字通り心を失っていた。


(早く仕事終わらせたい)


そんな気持ちでいっぱいの未来。

本日最後のお客様が終わり、ふーっと息をつく。


なぜか達成感を強く感じ、片付けをよそに、何気なく予約表を開く‥‥


(あれ?明日からは、一切の予約が入っていない‥‥こんな事は今まで無かった‥‥)


自分の店の予約が入ってないのに、なぜか焦ってはいない未来。


〈翌朝〉


いつもの開店準備が終わり、その日はお客様用の椅子に座る。


さらさら〜


爽やかな水色の風が流れる。


目を閉じて水色の風を全身で感じる。


(あ、何か始まる…)


その時、スマホの着信音がなり出す。

いつもと同じ着信音なのに、なぜかその音色が水色に感じる。


「未来!久しぶり〜元気?」


最近、連絡をとっていなかった友人の声。


「あのさ〜、学校に通ってみない?」


そんなこんなでS先生の教える学校に入学!


------------------------


え?急に端折り過ぎて分からない!


って声が聞こえてきそうですが、


私の人生の決断って意外と理屈でない時が


多くって、言葉にならな〜い!


ただ、流れがそこにはあった。


それだけなんです。。。。


ただ…ココからが大変だったのです!




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