葉月めまいの談話室

葉月めまい|本格ミステリ&頭脳戦

〈昭和百年! ミステリ小説を執筆されている方に10の質問!〉

↓企画リンク

https://kakuyomu.jp/user_events/16818093091639843012




Q1 ペンネームとその由来を教えてください。


 葉月めまいです。

 由来は……、色々と意味を込めてあるんですが、自分から明かすのも野暮やぼかなぁ、と。

 「葉月」も「めまい」も、一つの同じ単語から派生した名前だったりします。




Q2 ミステリ小説を読み始めたきっかけは?


 はやみねかおる先生の『名探偵夢水ゆめみずきよろう事件ノート』シリーズから。

 『魔女の隠れ里』に脳を焼かれた人間です。




Q3 ミステリ小説を書こうと思ったきっかけは?


 推理小説ミステリを好きになった時点で、オリジナルの空想はしていましたが、本格的に書こうと思ったのは、麻耶雄嵩先生の『さよなら神様』を読んだときですね。

 「推理小説ミステリって、こんなことをしてもいいんだ」というカルチャーショックがありました。




Q4 昭和をメインに活躍された一番好きなミステリ作家さんを教えてください。


 江戸川乱歩先生。

 『石榴』や、次に挙げる『陰獣』、『赤い部屋』などが特に好きです。

 乱歩作品の短篇は、幻惑と解明のバランスが極めてこうな印象があります。




Q5 昭和に刊行された短編ミステリ小説の中で、一番好きな作品と作家名を教えてください。


 江戸川乱歩先生の『陰獣』。

 メタフィクション性と、乱歩先生お得意の二転三転する推理が非常に好み。

 あと、『赤い部屋』も大好き(調べてみたら、ギリギリ大正だったけれど)。




Q6 昭和に刊行された長編ミステリ小説の中で、一番好きな作品と作家名を教えてください。


 中井英夫先生の『虚無への供物』。

 結末のは正直、そくだと思う派ですが、全体的な完成度で言えば随一ずいいち

 本格推理小説ミステリの本質の一端いったんは、自己言及性・自己批判性にあると考えているので、結末のも、その意味では面白い着想だと思います。




Q7 昭和に刊行されたミステリ小説の中で、一番衝撃を受けたトリックの作品と作家名を教えてください。


 夢野久作先生の『ドグラ・マグラ』。

 先進的すぎますって。

 現代でも、この手のトリックでこれだけ高品質な推理小説ミステリは珍しいですね。

 真相をぼかす系統の作品だという先入観を持っていたら、思いのほかはっきりとした解決で、かえって驚きました。




Q8 無人島に、昭和に刊行されたミステリ小説を1冊だけ持っていくとしたら?


 小栗虫太郎先生の『黒死館の殺人』。

 意味の分からない部分が多すぎて、時間さえあれば何回でも読み返せる気がするため。

 道具立てがこれ以上なく魅力的ですよねぇ。



Q9 自分が書いた中で、今、一番読んで欲しい作品を教えてください。


 現在、連載中の作品『目眩神楽――Mekura kagura』をよろしくお願いします。

 先に挙げた『ドグラ・マグラ』へのオマージュ作品です。




Q10 最後に、ご自分の作品のアピールをお願いします。


 いずれの作品でも、フェアプレイにこだわっております。

 『目眩神楽――Mekura kagura』は企画用に書いている作品なので、本格推理小説ミステリ上級者に向けた要素を盛り込んでいますが、他の作品では基本的に「推理小説ミステリを読み慣れていないかたにも推理を楽しんで頂けるように」と意識し、執筆しています。

 普通に読んで頂くだけでも、もちろん充分に嬉しいのですが、可能であれば貴方の推理を各話の応援コメントなどに書き残してもらえると、大変ありがたいです!

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