最強の幼馴染のお尻に敷かれてドラゴン狩りをする僕
鷲巣 晶
第1話 オリハルコン級ドラゴンハンターな彼女
僕たちが今日、来ているのはバルト山にある竜の洞窟だった
この洞窟の中に竜が町に飛んでいって家畜や人を襲う賞金が掛けられたドラゴンがいるということで僕はいつものように、ベアトに手を引かれるままやってきたのだ
「でやあああああああああ!!」
ベアトリクス=レギンスレイヴの振るった愛剣『竜骨星』を振るう
ズドおおおおおおおン
大剣を振り抜くとドラゴン種『
うーん、さすが、ベアト、半端ないパワーだ
「
「わ・・・わかった!地を蹴り天を駆ける汝は韋駄天の化身なり!」
僕は呪文を詠唱し加速魔術をベアトにかける
僕は魔術師でバフをかける魔術には自信がある
魔術でベアトを支援して、怪力のベアトがドラゴンを斬るのが僕たちの戦い方だ
「さすがね。あなたの魔術は私の筋肉の一つ一つを震わせてくれますわ」
ベアトの体が赤く輝き素早いスピードでバハムートの群れを、斬り、突き、撃破してゆく
ベアトは王国1000年の歴史で過去に四人しか認められていないオリハルコン級のドラゴンハンターだ
それはひとえに彼女がドラゴンよりも強いという証明である
その戦いぶりから世間からは龍殺しとか、ゴリラと認識されており、身長、175cmの高身長と、たわわに実った胸を持つ美少女だということは、あまりバレていない
彼女は、僕の自慢の幼馴染だ
小さい頃から家が隣同士ということもあり、いつも一緒に行動することが多かった
小さい頃から、僕はベアトの手を引かれていたっけな
17歳になってドラゴンハンターになった今でもその関係は変わらない
彼女の腕力大な腕に引っ張っられて一緒にドラゴン退治をしている
昔と違うのはベアトが胸やらお尻やら、女性らしい成長をしてしまって、ドギマギすることが多くなった点だ
彼女は自分の体に自覚がなくて無意識に僕に体を押し付けてくる
そうなると赤面して彼女の顔を真っ直ぐに見ることができなくなってしまう
洞窟の奥から巨大なドラゴンが現れる
「おい、ベアト」
岩のような体をしたドラゴンだ
「こいつは」
手配書をみると、間違いない
こいつが賞金首のマウンテンドラゴンだ
この巨体にはベアトでも多少、骨が折れるかもしれない
「十六夜、行きますわよ」
ベアトはグレートソードを大上段に構える
わかっているさ
僕も魔術を編み込んでいる
「いくよ、ベアト!その腕に宿るは岩戸をも動かす
「ああ、力がみなぎってゆく。あなたの応援があるならば私は誰にも負けませんわよ」
ベアトの腕に力がみなぎってゆく
「
気合いと共に『竜骨星』が振り下ろされるとドラゴンは一刀両断に切断された
「くっ」
「どうしたんだ?ベアト、まさか怪我を」
頑丈なベアトが戦闘で怪我をするとは珍しいが、それゆえに心配してしまう
僕は慌てて回復魔術の詠唱を開始する
「違いますわ」
ベアトの手には折れた愛剣『竜骨星』が握られていた
「私の剣が折れてしまいましたわ」
青龍の骨でできた剣だと言うのに、こんな簡単に折れてしまうとは
ベアトの力には青龍の骨さえ、ついていけないというのか?
ベアトは珍しく落ち込んだように地面を見る
悲しげにその肩は震えていた
「ベアト。そんなに落ち込まなくても」
「この剣はあなたと二人で初めて冒険して手に入れた剣でしてよ?何もかも私が力を抑えられなかった私の修行不足ですわ!」
ベアトは悔しそうに地面を殴った
地面に大穴が空いた
あれれ?力のセーブはどうしたの?
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