第16話「Power」
20XX年4月13日15時55分。校庭。
「契約・・・。どうしようか・・・。ソラ・・・。私となんて・・・。」
「いや・・・。お前と契約しよう。そして、あいつを倒そう!!!!」
「え・・・・。うん!!!」
「我が名は、櫻子。北山野大明神天狗天司鷹能(きたやまのだいみょうじんてんぐあまのつかさたかの)の名のもとに、天狗との契約をする。その名は・・・。」
『宇宙!!』
こうして、瑞原櫻子は天狗の半妖異能者となった。
20XX年4月13日15時55分。校庭。
「陸斗・・・。私たちが契約したら掟が・・・。」
「いや・・・。お前と契約しよう。そして、あいつを倒そう!!!!」
「・・・。わかった!!」
「我が名は、杏子。南海野童子丸次郎坊鵺魔(みなみうみのどうじまるじろうぼうやんま)の名のもとに、鬼との契約をする。その名は・・・。」
『陸斗!!』
こうして、粟野杏は鬼の半妖異能者となった。
20XX年4月13日15時57分。校庭。
「櫻子ちゃん、かっこいいね。黒い翼生えたね!!」
「杏子ちゃんこそかっこいいよ!!」
「二人ともありがとう!!今は俺たちに任せてくれ!!」
「慣れてくるまでゆっくりしてくれ!!」
そう言って俺たちは生徒会長との戦いに向かった。
20XX年4月13日16時00分。校庭。
「なぜだ!!なぜ俺は・・・!!意味が分からない!!【刃堕羅(じんだら)】!!!」
「あんたの言ってることがわからねえよ!!急に襲ってきやがって!!」
「なにがしたいんだ!!あんたは!!!」
「知るかぁ!!お前らみたいな化けものと人間が仲良くできるわけないだろ!!」
生徒会長は大暴れをしていた。しかし・・・。だんだん弱ってきた。
「生徒会長として・・・。この学校をよくしてきた・・・。だが、、、寄ってくるのは自分の権力に肖ろうとする者ばかりだ・・・。」
「???どういうことだ・・・。」
「いった通りだ・・・。俺だって・・・。みんなみたいに行きたいだけなんだ!!!なぜ・・・。友達ができないんだ!!!【刃堕羅(じんだら)】!!!」
「だったらもっと人間を愛せ!!人間を見ろ!!あんたも人間なら俺らよりもわかるだろ!!人間はなぜ人といたがるかなんて!!!【秘伝・天狗の大扇巨大扇風(だいおうぎきょだいせんぷう)】!!!!!」
「俺らはあんたの言う通りバケモノかもしれない!!だがな、人間になりたいなんて友達が欲しいなんて思ったってできないときはできないんだ!!だからこそ、続けるべきなんじゃないのか??それが人間ができることだろ!!【奥義:雷鬼の雄叫び】!!!!!」
20XX年4月13日16時02分。校庭。
「二人とも大丈夫かな・・・。」
「そうね・・・。私たちの力はみなぎってるけど向こうは・・・。」
「大丈夫よ。あの二人はあなたたちのおかげで勝てるはずよ。」
20XX年4月13日16時05分。校庭。
「はぁはぁ・・・鷹鳥・・・。お前まだいけるか??」
「あぁ、お前はどうなんだ??獅子山??」
「じゃあ、二人でやるか・・・。止めを刺すぞ!!」
「わかった・・・。最上級の技決めよう。」
「風迅(ふうじん)!」「雷靭(らいじん)!」『【頭鋲奉(ずびょうぶ)】!!!』
九十九異能者物語 “夕影” 白木飛鳥 @Shiraki_aSuka
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