第15話「Orange」
20XX年4月13日15時34分。生徒会室。
バリン!!!ドン!!!(生徒会室のドアが壊れる音)
『二人とも!!!助けて!!!!』
『!!!????』
そこには窓を突き破り巨大化した生徒会長がいた。
「ふざけるなぁ!!???お前らみたいなやつがぁ!!???」
「何してやがる??っていうか本当に生徒会長なのか??」
「もうそんなことを気にしてる場合か!!早く2人を助けないと!!」
俺らは、それぞれ天狗と鬼の姿に戻り戦いに臨んだ。
20XX年4月13日15時38分。校庭。
「大天狗の大風(タイフーン)!!!!!」
「雷鬼の金棒!!!!!!!」
「ふん!!!効かん!!【刃堕羅(じんだら)】!!!」
『ぐは!!!』
俺たちは彼の技によって校舎へ吹き飛ばされた。
「ちょっと・・・!!!あなたたち!!!あれは何なの??」
「はぁ・・・。生徒会長だ!!あそこにいるのは・・・桜子と粟野だ・・・。」
「なんだって・・・。わかったわ・・・。でも・・・。」
「先生・・・!!!俺たちにやらしてください!!!」
「私たちも粟野さんたちの友達でもありますから!!!」
そこにいたのは、木常(きつね)、田貫(たぬき)、川辺(かわべ)、鋪野(しきの)、鬼島(きじま)、結城(ゆうき)だった。
「あなたたち!!危ないわ!!あなたたちじゃ!!」
「お前らじゃ・・・。」
「俺たちをなめないでください!!」
「天狗や鬼みたいに強くはないけど・・・。」
彼らは、自分たちの本当の姿をあらわにした。
「俺らだってやれるんだ!!」
「お前らも人間じゃなかったのか・・・!!!よし、じゃあ俺たちがあいつの手首を攻撃する。そのときに、杏子たちを離すと思うから・・・。」
「いや・・・。大丈夫よ。私が生徒会長君を・・・。攻撃しますから君たちがキャッチしなさい!!」
そういって伯芽先生が九尾の狐になって生徒会長を抑えた。
「きゃ!!!ソラ!!」
「陸斗!!」
生徒会長の手から離れた二人をおれらはキャッチをした。
「大丈夫か!!???けがしてないか???」
「うん大丈夫!!」
「それならよかった!!俺らも向こうに参加する!!ここで待っててくれ!!!」
「待って!!私たちも戦いに参加する!!私たちが招いたことだから!!」
「だが・・・。」
「あなたたち・・・。それなら、鷹鳥君と瑞原さん、獅子山君と粟野さん。契約しなさい・・・。そうでないとこの子には勝てないわ!!!」
「させるかぁ!!!【刃堕羅(じんだら)】!!!」
伯芽先生が生徒会長の攻撃をはじき返した。
「契約・・・。どうしようか・・・。ソラ・・・。私となんて・・・。」
「陸斗・・・。私たちが契約したら掟が・・・。」
『いや・・・。お前と契約しよう。そして、あいつを倒そう!!!!』
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