第13話「Message」
20XX年4月13日8時55分。昴高校1年3組。
「まったく・・・。何なんだ???あの生徒会長。」
「まぁ、ちょっと嫌だよね。あんな言い方はないかなって思う。」
「なんか。生徒会長っていい人の話を聞いてたからちょっと残念だな。」
「ああいう権力ばっか振りかざすやつはいい奴なんていないだろ。」
「ちょっと!!!いま、井田さまの悪口を言ってなかったかしら???」
「それだけは許されないことよ???」
「私たち、IDCこと井田様大好きクラブの名のもとに!!!」
目の前に戦隊ものみたいな髪色の3人組が現れた。
『・・・・。』
「ちょっと黙らないでくださる???」
「私たちが何か変みたいじゃない???」
「そうそう。突っ込むとかないですの???」
「あなたたちってたしか???誰ですか???」
「私たちはIDCこと井田様大好きクラブの1番:愛園勝美(あいぞのまなみ)!」
「2番:愛澤祥子(あいざわしょうこ)!!」
「3番:愛川真美子(あいかわまみこ)!!!三人合わせて・・・」
『IDC!!!!』
目の前に戦隊ものみたいな髪色の3人組が名乗った。
『・・・・。』
「ちょっと黙らないでくださる???」
「私たちが何か変みたいじゃない???」
「そうそう。突っ込むとかないですの???」
「いや、どちらかというと引いてます。圧倒されてます。」
「まぁいいですわ。聞き捨てならない井田様の悪口を聞きましたので注意しに来ました」
「あぁ、それはすまなかったな。だが、悪口を言いたくなるくらいのことがあったってことだからな。」
「ほう??珍しいですわね。井田様ほど崇高かつ仁義に暑い方はいらっしゃらないのに・・・。」
「まぁ、あったんだよ。そういうことが・・・。」
「そうだったのですね・・・。まぁあなたたち気を付けるんですね。あの方に目を付けられるとここに入られないですから・・・。」
「まぁそうならないように頑張るわ・・・。」
20XX年4月13日9時46分。昴高校1年3組。
「そういえば、今日、午後雨らしいな。」
「え~~そうなんだ。駅までは降らないでほしいけどね・・・。」
20XX年4月13日10時51分。昴高校1年3組。
伯芽先生が授業の終わりに話しかけてきた。
「どうしたんですか??先生。」
「いやぁ、悪いはね。あなたたちは人間ではなくて天狗で鬼なのよね??」
「まぁそうですね。」
「そうしたら、あることを教えておくわね・・・・。」
「鷹鳥。どうするん???お前は・・・。」
「いやぁ・・・。まぁ、さすがに・・・。」
「そうだよな・・・。」
20XX年4月13日11時56分。昴高校1年3組。
「ねえ??リクト。なんか考え事してる???」
「うん???まぁな。」
「あたしが話聞いてあげようか???」
「いやいい。」
「え??そうなの???なんだ・・・。」
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