秀麗な文章で描かれる和風ファンタジーの短編

和を意識した文体は流暢で、平安時代風の町の混濁した様子が伝わります。
華やかな貴族文化の真裏の、異形が闊歩する世界は魅惑的です。
そこで出会う対照的な二人の男は、これからの波乱の物語を予感させます。

長編の序盤を描いた短編と思われますので、今後の展開にも期待したいです!