あの空
私は空を見上げる
青空を 雲たちが駆けてゆく
虫鳥の音に 両耳を委ねて
満ちて 満ちて満ちる夏に
私は汗を滲ませる
笑った日も 泣いた日も
空がいた そこにいた
私が顔を曇らせた日は
空も一緒に曇ってた
私が泣いた日は
灰空になって一緒に泣いた
私が恋を知った日は
一緒に頬を赤く染めて
私が笑っていた日には
青く晴れて晴れていた
あの空
遠くどこまでも
追いかけて走ってた
この空
明日もその先も
変わらず
私と生きてゆく
いつまでも
春も 夏も 秋も 冬も
いつもこの空と 生きてゆくよ
たとえふるさとを離れても
たとえ海を越えたとしても
見上げる空はいつも
同じ晴れ色で笑う 笑ってくれる
明日も 明日のその次も
いつもこの空と 生きてゆこう
いつまでもこの空の下 生きてゆくよ
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