癒し野の水

昏い森の泉に

落ちる水の粒

ポロロン

とめどなく


癒し野を

せせらぎ流れ

透明な魚の背に

光を乗せて

流路をゆく


蒼穹へ聳える

山の巌谷から

落ちる水は

玉石混じる

岩を転がし

コロロン

とめどなく


出会った流れは

白く泡立ち

躍り立ち

やがて

清らに

透明に


入射する陽の

スペクトルは

七色を集め

キララン

限りなく


水で覆われた

癒し野は

さながら

水の惑星


豊かに波立つ

原初の海


https://kakuyomu.jp/users/rubylince/news/16818093094622427091

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る