第8話

突然の智将さんの登場に唖然としてるうちに、実に鮮やかな手付きでシロはピアスを開けてくれたらしい。

どんな痛みかってドキドキしていた私は、恐らく今までの人生で最大の痛みすら味わえなかった。

でもピアスを開けたての左耳たぶは波打つように熱かった。


ピアッサーに付いていた樹脂ピアスから一誠から貰ったピアスに換えようとしたら「暫くはそのままの方がええ」って言う智将さんのアドバイスに素直に従う事にした。


「開けたては穴が塞がってしまうんよ」


そんなミニ情報を聞きつつ、私は洗面所に走った。


うっすらと茶色い髪に、左耳のピアス。


鏡の中の私はもう以前の私じゃなかった。

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