第26話
「ほうら、見てごらんよ」
「わあぁっ!一緒だぁ〜〜!!」
・・・只今アガラ君、大はしゃぎ中なう。
おばあちゃんが徐に手を差し込んだのは私の祠で。
中には石彫りの私人形が入っていたなぁ、位にしか思ってなかったんだけど。
いつの間に彫り直したのか私とアガラが手を繋いでいる風の神像に変わっていた件よ・・・めっちゃ器用だよねっ!?
そうそう、そのアガラ君なんですけど。
今の姿は変わり無しに見えるんだけど。
あの、神界?ではちょっと身体が成長しました!
と言うかアガラ曰く戻って来ているらしい・・・神ってそんな途中で小さくなったり大きくなったりするんですかね?
こっちではちょっと語彙力上がったかな位の変化だけど、あっちでは小学生位にはなったかな。
まだまだ小さいんだけどね。
どうやって大きくなったかって言うと・・・あの魔石です。
いやあ、正直飾って眺めるのかなぁ位にしかか思って無かったんだけどね。
ホームに帰って早々ガリガリと口に入れ出した時には思わず
「ペッしなさい!!」
って叫んじゃった位には私もアガラを幼児と認識してたんだなって・・・フッ。
多分将来イケメン推定から、美少年には進化してたね。うん。
まあ相変わらず可愛いお子様認識だよ。
アガラもこっちに来られる様になってから、何故か男子会が復活した。
相変わらずピヨリュックを背負っていそいそとラカン様宅にお呼ばれしてるからね。
リュック内には男子会用に色々詰めてやってるよ・・・だってそれぞれの家からの持ち寄りらしいんだもの。
———あの宴会でのシュビレットの山が忘れられない私が居てですね。真顔。
対抗する様にその時間は女子会も敢行されてるよ、私の家で。
日本版誘惑が上手くいったって皆に絶賛された———あ、あれ実際やったんだ・・・男性陣、瞬殺だったんだろうなって皆の大きなお腹を見て思ったよね。
「私も早く試してみた〜い」
とクロエ姉がワクワクで供述しているけど、周りのお母さん達がサウロには未だ刺激が強過ぎるって止めてたね・・・はて、私そんなヤヴァイの教えてたっけなぁ??
「ああ、そうそう。そう言えば今日はクロエ姉とサウロ兄に集めて貰ってた素材で作った料理持って来たんだよ」
「えーっ!?あの中に食べられる物何かあったんだ?」
「何々?」
「何の話ぃ?」
ふっふっふ。皆興味深々のご様子。
クロエ姉ちゃんがかくかくしかじか、と経緯を説明して2人で集めて来たものの説明をしているよ。
「へえ、雑草をねぇ」
「掘り出したら根部分が小さめに膨らんでるのもあったんだけどさあ、齧っても美味しく無かったよ」
・・・あれ、齧ったんだ。
「寧ろ苦かったかなぁ」
まあそのままいけば、そんな味がしそうではあるよね。
種類は一緒だけど、結構いくつかの新作が出来たんで、今頃はアガラもお披露目中だとは思うけど
「はい、じゃんじゃじゃ〜〜ん!」
こっちでもお披露目でーす。
採って来て貰った中にありましたよ、数種のスパイス類。
と言う訳で、美味しいド定番なカレー登場!
ちょい癖あって、私はあんまり好きくないんだけどバターチキンカレーとかグリーンカレーとかのちょっとココナッツ風味の甘い奴とか。
これにはナンも作って持って来たんだよね!
私が推したいのは日本風なカレー勢だね。
種類はビーフとかチキンとかな違いしかないけどさ。
こっちはホーム解禁で使い放題になった米に掛ける方式で用意してあるんだよね。
やっぱりカレーには米派な私が通りますよ。
「———やばいやばいっ!!」
「こんな匂いさせてたら暴動が起きるんじゃないのかいっ!?」
いやいや、またまたー、皆大袈裟だな〜〜・・・って思っている時がありました。
普段実は女子会良いなぁ、裏山〜〜と思いつつも我慢してた勢がカレーの魅惑的?暴力的?な匂いに誘われて、どっと押し寄せて来ましたからね・・・寧ろ泣いてたよ・・・いや何か、ごめんって。
皆にも出すから!
だからヨダレはしまって欲しいのですけれども。
いや、無理!とかではなくってよ、暴徒かよ!?な騒ぎに発展した・・・たかがカレー、されどカレーって奴?
炊き出しみたいな列できたよね。
和やか〜〜、な女子会が一瞬で修羅場化してしまった日になりました。スンッ。
お母様達手伝ってくれてありがとうね!!涙目。
クロエ姉ちゃんも、草・・・じゃ無かった、スパイスの説明ありがとう!
私には鑑定あるけど鑑定ありきだから特徴の説明とか難しいんだよね。
見た目本当根っこの大きい草だし。うん。
カレーのポテンシャルを舐めてたわ〜〜・・・この後いつもの如く、カレーブームが巻き起こったのはもう、必然な流れだったよね。HAHAHA。
各家々でのオリジナル要素が色々出流のもまたカレーの醍醐味だったよね。
カレーにはコレでしょ!論勃発してたけど、それ永遠に新作出て来て終わらん奴だからね?
・・・因みに、男子会の方はいつも通り平和に終わったらしい・・・解せぬぅ。
———————————————————————
※作中の“裏山”は本来は羨ましいと言う漢字ですが敢えてこっち採用してます。
誤字ではありませんので悪しからず。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます