第12話 誤変換

 第四話の誤字脱字に近いような副題ですが、こちらはネタ集めになりそうな話です。


 スマホなりパソコンなりで執筆していると、ひらがなで書いたものを漢字に変換する機会が当然あります。

 で、この変換のときに思っている熟語ではないものが候補に挙がってきて、それがなかなかに面白かったりします。

 具体的にどんなのがあった? と言われて例を出すのは難しいのですが、現在我が家の物置で眠っているワープロを使っていたときに出てきた誤変換で、もっとも印象深いものが『未ギア死』でした。

 『みぎあし』を変換しても『右足』とならなかったんですよ。なので『右』と『足』を分けて変換しなければならなくて。まあ、面倒なので変換辞書に単語登録して対応しましたけれど。


 現在の日本語ワープロソフトは優秀なので、そういうことはぐっと減りました。

 ですが、それを使う私が優秀ではないのでうっかり誤変換されたまま見落とすこともあります。

 しかしながら、それがネタにつながることが無きにしもあらずで、悪いことばかりではないかなと思います。


「広島のおばあちゃんから火器かきが届いたよー」

「わぁ、楽しみにしてたんだ!」


 と誤変換(『火器』ではなく『牡蠣かき』)のせいでただのトリガーハッピーな一家が誕生したことがありましたが、このネタで軽いギャグが書けたのでオッケーです。

 あと、『おせちの散弾さんだんじゅう(三段重)』も定番ですね。



 誤変換だけでなく、タイプミスの変換もなかなか面白いです。


 誤「ただのムスカ!」

 正「ただのミスか!」


 パソコンのいわゆる『qwer』配列のキーボードは『u』と『i』のキーが隣同士になりますので、ローマ字入力しているとタイプミスしやすいのですが、そのせいでどこぞの天空の城の大佐が出てきたときは笑ってしまいました。

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