真なる意味での中華ファンタジー

  • ★★★ Excellent!!!

ふーん、身分違いの恋愛ものかあと思いながら読んでいると足もとをガッとすくわれます。
実際すくわれました。本来の意味での正しい中華幻想譚でした。原点に戻るかんじです。
読後感に深い哀愁がただようのは、私たちと彼らが、未来の異なる違う道を歩んでしまったからでしょう。
現代の日本人が中華ものの小説やゲームを愛してやまないのと同じで、そこには、確かに、熱い憧憬と愛情があったのでしょう。

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