第6話

‘誕生日に晴れたら’





そういう雰囲気になった私が恥ずかしさのあまりに口にしてしまった一言





「・・・・七夕?」



「・・・・知ってたの?」


「ん。そりゃ」




こんな雰囲気を壊した私に嫌な顔ひとつしないでふむふむと考えてる彼を見て




無理やりにでもしてくれればいいのに・・・なんてワガママな事すら思った





その年の七夕は雨だった・・・・

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