ココカラ

もどかしい時間

第1話

私の家に来た彼は私を抱きしめたまま眠ってしまった




物凄く忙しいスケジュールの日々を送ってて疲れてたんだと思う



彼の腕の中で彼の胸の音を聞きながら



これは現実ではないかもしれない・・・って思う自分がいて中々眠れなかった




そんな私を察してか海かのメール




‘朝6時に出る’





それまでには起きとけって意味だろう・・・



そう、明日の朝には彼は渡欧する



本当に雲の上の人で・・今、私の目の前で私を抱きしめて眠ってる事が不自然で仕方ない・・・

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