アメリカ留学での思い出

 

第1話

 私は高校生の頃にアメリカに短期留学をしていた。高校に入っても友達が一人も出来ず、新しい環境に飛び込めば友達が出来るかもしれない。そう思い、淡い期待を胸に飛行機に乗った。しかし、英語が話せない私に友達が出来るわけもなかった。ホストファミリーは、英語が話せない私に簡単な英語で話しかけてくれたのでなんとか生活することは出来ていた。でも、学校ではそんな配慮があるわけないので私は友達が一人も出来なかった。放課後に他の留学生達がクラブ活動に勤しむ中、私はスクールバスで直帰していた。その日もバス停から家まで歩いていた。家に着くと、庭でホストマザーが穴を掘っていた。


👩🏻「What are you doing?」


 私がそう聞くと、彼女はこう言った。


👱🏼‍♀️「I'm digging a hole」


👩🏻「Why?」


👱🏼‍♀️「Because I killed the stray cat」


👩🏻「Why did you kill the stray cat?」


👱🏼‍♀️「He ate my pet rooster. That's why I killed him」




 その2週間後、ペットの犬が後ろ足を引きずって歩いていることに私は気がついた。なのでホストマザーに声をかけた。


👩🏻「She leg seems to hurt. Shouldn't you take her to the clinic?」


👱🏼‍♀️「It's okay. It's a punishment.」


👩🏻「Huh?」


👱🏼‍♀️「She ate my pet rooster. That's why I broke her leg」


👩🏻「Doesn't she kill?」


👱🏼‍♀️「I won't kill her. She's my precious family.」


👩🏻「if I killed my pet rooster? I'm just an international student, am I part of your family?」


👱🏼‍♀️「What are you talking about? You're part of the family too. At least until the contract expires.」


 去年のクリスマス。一緒に留学に行った子と偶然ショッピングモールで会った。その子は、うれしそうに今でもホストファミリーからクリスマスカードが送られてくると言っていた。私は留学が終わった年に1度彼らにクリスマスカードを送ったが、未だに返事は返ってこない。

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アメリカ留学での思い出   @hanashiro_himeka

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