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  • 読了致しました。

    血みどろの激戦が繰り広げられたとは思えないほど虚しく切ないラストですね。あの狂気じみた戦の痕跡が、たった三基の石の標のみ。。。

    それにしても、御作には様々な素材が入り乱れておりました。シノビ、異世界転移、魔法、ニンポウ、クトゥルフ神話的なナニカ……etc 何の脈絡もないと思われるこれらのものが一つの物語の中に存在し、何ら違和感なく共演(狂演?)を果たしたのですから、貴殿の筆力こそ最恐のニンポウかもしれませんね(笑) 見事な技です。

    五人のシノビ達は、恩人のために命を屠することができて、幸せな最期を迎えることができたと信じたいですね。

    今まで読んだあらゆるファンタジーの中で、最もダイナミックで斬新なお話でした。

    また別の作品にもお邪魔致します(^O^)/

    作者からの返信

    こんにちは、そうすみすさん。
    この度もまた心の浮き立つ応援コメントをありがとうございます。
    そして、また☆での評価も感謝いたします。

    まずは本作を最後まで読み終えたいただきかたじけないです。

    私の思う〝忍術使い〟ジャンルの本質の一つは〝何でもあり〟
    そんな印象なのです。

    明治初めの頃の芝居での〝自来也〟物の荒唐無稽さ、真田十勇士を描くの舞台の奇想天外さなどが資料に残っています。

    そして太平洋戦後、作家の山田風太郎が確立した異能力者としての忍者のイメージ。
    とりもなおさず、それが本作の基となっています。
    なので本作は何でもありで組み上げたものです。

    荒唐無稽、奇想天外の文化的遺伝子を前面に押し出した本作を、そうすみすさんから好意的に受け取ってもらえて感謝しかありません。

    また殲滅戦のあとの気の抜けたような原野の風景。
    その対比を感得していただいて恐縮です。

    もともと、戦争というものは死と破壊の他には何も作り出さない。
    ただただ、無駄に物や命を散らかすだけの愚行です。
    祭りのような熱狂の戦闘も醒めてしまえばただなにも無くなるだけ。

    本作の結末では、愚かにしか生きられず、愚かに消え去った者たちの無常感を書いたものです。
    この場面を〝虚しさと切なさ〟と評して貰えて
    我が意を得たりと言う思いでした。

    重ねて。この度もまた胸を打つ応援コメントと☆での評価を、ありがとうございました。

    編集済

  • 編集済

    いつも楽しく拝読しております。

    ≠⊿○√とは神か悪魔のような存在ということなのでしょうね。そんなものと仲良くしている三千世は最強(最恐?)かもしれません。

    御作に出てくるシノビは全員人間離れした技を使えますが、ある意味、この中ではリコチノが最上級の異常者のように思えます(;゚Д゚) そもそも、縫と嘉助に相当数の騎士を殺された時点で退却するべきでしたし(普通ならそれ以前にですが)。

    そんな狂人に使役していた魔法騎士達にも同情してしまいます。

    ハッピーエンドを願いたいですが……嗚呼……残すところ、あと四話ですね( ノД`)

    作者からの返信

    こんにちは、そうすみすさん。
    この度もまた、もっともな応援コメントありがとうございます。

    ≠⊿○√とは設定としては〝クトゥルフ神話〟の中の〝外なる神〟の名もない眷属の設定でした。
    三kmくらいある解れた綱のような半ば不可視の存在です。

    それが付き従う三千世は、確かにおっしゃる通り最強のはずです。
    ただ、≠⊿○√は何事も大雑把なので隙が多いのかも。

    そして、そうすみすさんから本編の後半の主題を的確に捉えられていて嬉しい限りです。

    能力が何であれ、誰が一番どうかしているかを比べたら、それはダントツでリコチノですよね。

    妄執の度合いが桁外れで、人命を顧みない事では忍者以上という。
    生粋の異常な性質を持っている人物です。
    最後はもう理屈も何もないのです。
    ギリシャ神話のナルキッソスのように神も呆れる性質なのです。

    彼女も、肥前忍にさえ遭わなければ栄達したことでしょうね。
    ヤバ人間に率いられている魔法化騎士団は哀れとしか言い様がないでしょう。

    え。それとここからハッピーエンドは激ムズではないでしょうか。
    できるならやりたい気もします。

    重ねて、この度もまたもっともな応援コメントをありがとうございました。

  • いつも楽しく拝読しております。

    使役の魔法の魔法……龍を従わせ、また団を一致団結させるには良いのでしょうけど、使い方を誤ると大変なことになりますね。

    リコチノはもはや狂気沙汰の領域なのかもしれません。『私』の何もかもが終わらないようにするためにニンポウを手に入れたいようですが、そのニンポウを手に入れようとすれば、騎士団そのものが終わるかもしれないというのに、それでも突き進もうとしているのですから(;゚Д゚)

    昨今、某大国の大統領も愚かしい行為に走って悦んでいますが、いわゆるキチガ〇に権力や財力を持たせるのは、世界の破滅まっしぐらですね。恐ろしいです。

    引き続き、行く末を注視させて頂きます。

    作者からの返信

    こんにちは、そうすみすさん。
    この度もまた真芯を捉えた応援コメントをありがとうございました。

    まさに、そうすみすさんのご意見の通りです。
    指揮官の判断の誤りは部隊の命運を決めてしまいます。
    そして、作中の魔法化騎士団ははじめから誤りしか下していないのです。

    どんな聡明な人間でも必ず間違いは為します。
    まして欲望を持ち出すと、正しいことなど出来ようはずがないものです。
    〝人はその長ずる所により我が身を過つ〟とも言います。

    果たしてガロツクの者たちは何処へ向かうのでしょうか。
    そうすみすさんに彼らの行く末を眺めていただけたら幸いです。

    重ねて。この度もまた真芯を捉えた応援コメントをありがとうございました。

  • 遅ればせながら、完結おめでとうございます。

    終わった……
    終わってしまった……(脱力)

    毎日一話づつ、およそ四十日。
    この一月あまり、毎朝の楽しみのひとつでした。
    終わりに近づくことが、もうすぐ終わってしまうことがこれほど残念に思えた作品に出会えることは、そうそうありません。

    最終話では“戦”の後日談が語られましたが、感情を交えず事実のみを淡々と記す様に、
    「兵どもが夢の跡」な無常を感じずにはいられませんでした。

    痕跡はある。しかし「歴史」にするにはパーツが足りなすぎて、民話や俗謡へと形を変えていく。
    これもまた歴史の一形態なのでしょう。

    寂寥感に満ちた幕引きですが、丘の上に残る三基の石の標が、三人がここにいた証として残り続けることに、せめてもの救いを感じました。
    セブさん一人では三人の名前を刻むのは無理でしょうから、勘解由様と三千世様(体はリコチノ)と一緒に作ったのでしょうね。

    力作をありがとうございました。
    たいへんお疲れさまでしたm(_ _)m

    作者からの返信

    おはようございます、吾妻さん。
    この度もまた、励みになる応援コメントをありがとうございます。

    まずはこの長い話を読んで戴き、その間ずっと応援コメントをつけて貰った上に☆の評価も付けて下さり感謝です。
    通読、お疲れ様でした。

    本作は私の書いたものの中で特に読む人を選ぶらしく、読まれるのは稀な物語です。
    ですから読んで貰えると単純に嬉しい作品でもありました。

    最終話は、完全に事後の外観です。
    勝者と敗者、逝ってしまった者、生き残った者。強者と弱者。
    叫ぶほどの昂り、悲鳴と怒号。
    命がけの殺しあいすら、跡形もなく消える。
    すべては過ぎ去る。世の中は変わらない。まして天地に変わりなどありようもない。
    激情の後の人為の虚しさが好きなのです。
    そんな情景回でもありました。

    ここでも、吾妻さんの類推された通りです。
    痕跡や事物の不足からガロツクの魔法騎士たちの死闘は数行の言葉で片付けられました。
    肥前忍群は存在も知られず消えました。
    歴史となるにも足りない断片です。

    十字架の数と日本語が彫られていたことから、勘解由と三千世は生き残ったと考えられます。
    さて、異世界に残ったふたりは、どうなったのか。
    果たして宿命から逃れられたのか。
    またお話しできる機会があれば幸いです。

    重ねてこの度もまた、励みになる応援コメントをありがとうございました。

  • 独去さん……(つД`)
    やはり、セブさんの治療前に血が流れすぎてましたか……

    ここで明らかになった、あまりにも恐ろしすぎる勘解由様の忍法と十干家の真実。
    第三魔法化騎士団とリコチノの最期、「クトゥルフ物ならそうもなろう」と諦めるしかないような結末でした。
    リコチノの魔法で半端に正気を保ってさえいなければ、正気度0になって逝けたものを……

    雪原のごとき“白”のなかにただ二人だけが残されるシーンは、舞台演劇で演者にのみスポットライトが当たる演出のようで、とても印象的でした。

    作者からの返信

    こんにちは、吾妻さん。
    この度もまた、芯を捉えた応援コメントをありがとうございます。

    三十九話。

    やはり、吾妻さんはおわかりですよね。
    件の神話体系をご存知の方は説明なく真相を捉えておられますね。

    言わなくても本筋のはつながるため、特に明示はしませんでしたけれども、件の作品群の中の〝ヨグ=ソトースの落とし子〟それがこの作品の背景にありました。
    邪神の血統は異能くらい持つだろう的な考えで土干一族を設定しました。

    結果としましては。
    勘解由も縫と同じく、死を集めて外つ神へ献上する自分の宿命に飽き飽きしていた者であったようです。

    神の御心に沿いたかった信仰者である縫。
    邪神の御心から逃れたかった無信仰の勘解由。
    互いの本心は知らなかった二人。
    しかし、忌まわしい宿命から逃れたかった思いは同じであったようです。
    ましてそれが恩ある者の為になるなら、これほど良いことはないと喜んで死に場所をルクブの平原に定めた訳です。

    ガロツクはそんなガンギマリ超人たちへ戦いを挑んだのです。それは死にます。

    余談ですが。順番ですよね。
    戦う順番的に最初に三千世が戦場へ出ていたら、そこでガロツク軍はほぽ壊滅だったのにと書きながら趣も情感もないことを考えたりしていました。

    封建制、氏族制度下の意識の忍者たちがいきなり姫から戦場へ出すのはないかな思ったので物語は、こうなっています。

    独去は土干一族の血を残させたので名誉の死なのでしょう。
    本人は死にたくはなかったでしょうけど。
    物語の忍者なので、死に易いのは仕方ないかと思います(オイオイオイ)

    そして、活劇のラストシーンを好意的に受け取ってもらえてありがとうございました。
    勝ったけど、物寂しい感じが必要でしたので、静かな日差しのなかでの三千世の慟哭に着目していただいて何よりです。

    重ねてこの度もまた、芯を捉えた応援コメントをありがとうございました。

    編集済
  • 道具として使われ続け、それでも恩人のために命を捨てて戦った忍びたち。
    シノビを野人と見下しておきながら、手痛い反撃を受けたことで復讐心に囚われ、使い潰していじめ殺さないと気が済まないとするリコチノ。

    はたして、「野人」はどちらなのでしょうかね……(´Д`)

    作者からの返信

    おはようございます、吾妻さん。
    この度もまた、心に響く応援コメントをありがとうございます。

    三十八話。

    なんと言いますか。
    吾妻さんの問いかけには頷くばかりです。

    ここに来て、そもそもの争いの起こりの確認するリコチノ。
    シノビのその返答にガロツク側は驚きます。

    それは為政者側には驚愕の、常軌を逸した理由でした。
    驚く理由は、庶民側からの抵抗などあり得ない。
    地を這う地虫は、ただ潰されておけば良いという、社会階層上位者の傲慢でした。
    侵略者側はその論拠なき思い込みを意識すらしていなかったために、驚いたのです。

    壊滅するほどの被害を受けてなお、卑しい者の抵抗を理由なき暴力として見ている差別しきった視線です。
    おそらく貴族層以外の民草を同じ人間とも思っていないのでしょう。

    そこに偶々、忍びという怪物が介入した。
    ありうべからざる殲滅戦は、傲慢と偶然の産物だったのでしょうね。

    重ねてこの度もまた、心に響く応援コメントをありがとうございました。

    編集済
  • 独去さんと三千世様が生きててよかったー!(TдT)
    でも、血は止まったけど傷が深すぎるって……安心できるには遠いですねorz

    リコチノの執念、ここまでくるといっそ感服しますね(;´∀`)
    決して諦めないのは、ある種「主人公的メンタル」なんでしょうけども……^^;

    >「……あわごださお すおとそ、ぐよ あい あい すおとそ、ぐよ すおとそ、ぐよ んぐたふ るふわ いがんん……」
    あかーん!!∑(゚Д゚; )
    ヨグ=ソトースじゃないですかやだー((((;゚Д゚))))

    これはもしかして、リコチノが死ぬというより正気度が0になってしまうオチとか……?

    作者からの返信

    おはようございます、吾妻さん。
    この度もまた胸熱な応援コメントをありがとうございます。

    三十七話。

    さすがの吾妻さんです。
    この呪文がヨグ=ソトースのものだと指摘されたのは初めてです。
    ならば、この後の展開もおおよそおわかりかと思います。
    ガロツク国軍第三魔法化騎士団は、いよいよおしまいです。
    リコチノ(Ver.三千世)は、ど根性の通じないものと対峙することになります。
    物語は諸々と整理へ向かいます。

    三千世(Ver.リコチノ)と独去は生きていましたが、この後の独去はどうなのでしょうか。

    ちなみに、リコチノと愉快な仲間たちが≠⊿○√にもヨグ=ソトースの気配にもギリギリSAN値を保てていたのは、鎮静と使役の魔法とでラリラリ状態だったためらしいです。

    重ねて。この度もまた胸熱な応援コメントをありがとうございました。

    編集済
  • 三千世様は毒で。
    独去さんは火球で。
    リコチノの執念(妄執?)が呼んだ相討ちにも見えました。

    独去さんの名前の由来と思われる無量寿経の一節。
    一見すると厳しい現実を言っているように思えますが、同時に仏様が見守っているかのような優しさを感じました
    (実際のところはどうであれ、そう思うことが大事なのでしょう)

    >これらのことは自分自身がその身に受けることである。誰も代わる者はいない
    この一節があるから、独去さんが三千世様をかばったシーンがなおのこと胸に来るんですよね……(ノД`)

    作者からの返信

    こんにちは、吾妻さん。
    この度もまた、胸に沁みる応援コメントをありがとうございます。

    三十六話。

    リコチノのド根性炸裂ですね。
    実際のところ、逃げないって選択するあの人、頭おかしいです。
    引き際判断がバグってます。

    結果的に、偶々ですが三千世を仕留めかけて独去を討ちました。
    ずっと非戦と逃亡を主張していた独去が倒される。皮肉な事です。貧乏クジを引いております。
    それでも三千世が生きていれば独去は満足なのでしょう。

    それにつけても、≠⊿○√の防御力、ザルです。
    毒はムリにしても火球は防げるでしょうに。
    図体がデカすぎて、リコチノの存在が認識できていないのかも。
    確かに魔法毒がなければリコチノは三千世の脅威でもないのでしょうけど。忍者も未知の魔法毒には無防備なのです。

    それと独去の名前のもとになった無量寿経の一節を吾妻さんから好意的に受け取ってもらって単純に嬉しいです。
    お経とか知識として僅かに知っていても全然身にならないものです。私だけかもですが。
    〝自分の人生を代わって生きる者はいない〟
    そう知ってはいても、他人の意見に流され、損得に惑い、愚昧に彷徨うばかりの日々です。

    ……余話となりました。
    重ねてこの度もまた、胸に沁みる応援コメントをありがとうございました。

    編集済
  • やばいやばいやばいやばい((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

    これ絶対アレじゃないですか。認識したら正気度(SAN値)が下がっていくやつじゃないですかやだー。゚(゚´Д`゚)゜。

    「名状し難い存在」ってはっきり書いてるし……(泣)

    だから名前の部分が≠⊿○√だったんですね。
    何か言ってる声は聞こえるけど、なんて言ってるかは認識できない。
    外国語を聞いて自力で日本語に訳せないというより、もっと漠然とぼやけた感じで。

    そう理解してしまうと、なおさら恐怖がこみ上げてきますね(滝汗)

    作者からの返信

    おはようございます、吾妻さん。
    この度もまた、楽しい応援コメントをありがとうございます。

    さて三十五話。

    さすがです吾妻さん。一文で三千世の連れがどんな類ものかを特定されました。
    あのシェア・ワールドをご存知の方は、話が早くて助かります。

    第三魔法騎士団は戦闘行動から災害対応へと、フェーズが変わりました。
    魔法騎士団の当人たちが知らないまま、特定の読者は〝あーあ〟という、虎(どころではないですが)の尾を踏んだ者を見ている設えです。
    無残な幕引きが間近であると予感されるのでしょう。

    もっとも、一部の読者は〝なんだコレ?〟〝忍者関係なくね?〟と思われる変な話の設え、でしょうけれども。

    重ねてこの度もまた、楽しい応援コメントをありがとうございました。

  • 第三十四話 ≠⊿○√への応援コメント

    「少女の声」も、「巨大な影」も、リコチノにしか聞こえないし見えない。
    今このタイミングこそが、ギリギリ戻れる分水嶺かなーという気もするんですが、これまでコメント返信で解説されてきた彼女の「本質」を鑑みると
    「もう遅い」
    でしかないのかなあと^^;

    作者からの返信


    こんにちは、吾妻さん。
    この度もまた朗らかな応援コメントをありがとうございます。

    三十四話。

    そうですね。
    リコチノは、もうそろそろ理解すべきなのです。
    ここからは、対忍戦のフェーズが変わります。

    今回出陣した三千世は〝肥前忍び〟の血統を保持する本家。
    蜂や蟻で言うところの〝女王〟にあたるため
    正式には戦働きをしません。

    それと肥前忍びの忍法全てに共通の要素。
    敵味方の見境がなく人を殺すシステム。
    この要素が三千世の場合、縫や嘉助の比ではなく、甚大なためでした。
    しかもその殺傷力は三千世の忍法の機能ではないという、制御の不確かなもの。

    そして対するリコチノ。
    聡明で、他者を従える者。
    一見して強者ではあるのでしょう。
    しかし、中国の事柄に詳しい吾妻さんならすぐに思い浮かぶであろう老子の言葉。

    〝己を知る者は明なり、己に勝つ者は強なり〟

    まさに、この逆。
    自分を制することすらできない愚か者です。
    その愚者に惹き込まれ率いられる軍隊は地獄に行くしかないのでしょう。

    ちなみに、本作を読んだ知人は
    〝綺麗で頭の良い、皆に好かれる気位の高い女子をボロボロにしたがるような嗜虐心がある〟
    等という感想を言われたことがありますが。
    書いた当人にはそんな性癖はないのです。本当です。

    ……余話となりました。
    この度もまた朗らかな応援コメントをありがとうございます。

  • 独去さん、前々から読んでて苦労人臭がすごいんですよね^^;

    年の功なのか、自分と周りだけじゃなくて全体も見える冷静さがあって、でも自分一人でとんずらできるような性格じゃない。
    だからなんだかんだで付き合ってしまうんだけど、それが貧乏くじを引いてるようにも見えて……。

    ある意味、作中で一番好きなキャラクターです(;´∀`)

    三千世様の術、忍法よりもっと恐ろしいモノとはいったい……?

    作者からの返信

    こんにちは、吾妻さん。
    この度もまた、夏の空のような応援コメントをありがとうございます。

    三十三話。

    この度は、独去に着目してもらい、かたじけないです。
    本作の狂言回し的役割であり、肥前忍びの世話役であり〝土干家(とぼしけ)〟に先代から仕える忍者。縫の指導役でもありました。
    その際に色々あって縫は独去を本名の〝市さん〟と呼んでいた次第です。
    そして誰よりも自分たち〝土干家〟の血統を保ちたいと独去は考えています。

    性格としては明朗でコメディリリーフもやる気苦労の多い初老の世話好きオジサン。
    生死感も比較的現代日本人に近く、普通に死にたくないと思っている人です。

    だから、ほんとうは勘解由と三千世を連れてさっさとこの場から逃げたいと思っていますが、どうなりますやら。

    そして、もうご覧になったと思われますが、三千世の忍法は直接に他人を傷つけることのないもの。
    ただし、三千世は、忍法と関係のないところで非常に危険な要素を持っている人物なのです。

    重ねて。この度もまた、夏の空のような応援コメントをありがとうございました。

  • >極論すればガロツク国軍第三魔法化騎士団とはリコチノに操られて戦うことを望んで集まった騎士たちなのだ。
    ヒエッ……! ドMの集団……!
    【違う、そうじゃない】

    >『落ち着きなさいませ。シノビなど敵ではありません。すぐに始末は終わります』
    お前が落ち着けー!!ヽ(`Д´)ノ

    >彼女へ向けた魔法騎士たちの眼差しは、尊敬に満ちていた。
    もうダメだこいつら……(;´Д`)

    「前回までが辛すぎて、精神の平衡を保つためにボケたりツッコんだりせずにはいられなかった」
    などと供述しており……

    それはともかく、真面目な話をしますと、
    昨日木山さんから拙作に頂いたコメント
    『封建社会の国家では国家運営に携わる人たちの能力と人格が直接に国の死活問題となる』
    同様に、ここではトップ(=リコチノ)の能力と人格が直接に騎士団の死活問題になってますね……(;・∀・)ワラエナイナァ

    作者からの返信

    おはようございます、吾妻さん。
    この度もまた、朗らかな応援コメントをありがとうございます。

    三十一話

    今回も吾妻さんの読解は正しく、着目された事柄も、この回の要点です。

    常々思うのですが、ご自身も物を書く方のコメントは勘所を外さず恐縮しきりです。
    もっとも。まったく誤読されている方がいたとしても、それも読む方の解釈だと納得もしますが。

    さて。〝ドM集団〟言い得て妙です。
    アイツらの大半はリコチノ推しのガチ勢。
    残りは、彼女の戦闘方法に勝ち筋ありと見た輩。
    後は単に勝ち馬に乗りたかった輩です。

    基本的にリコチノのカリスマ性は強固に集団を惹きつけます。
    もちろんリコチノは自身の魅力の高さを自負してもいます。

    嘉助には〝そんなの関係ねえ〟とまったく効かなかったようですが。
    彼女は、内心〝ねぇねぇ今どんな気持ち?〟とクマがぐるぐる回って気持ちを訊かれている状態でもあります。

    そんな元々サイコなうえに精神状態もヤバいリコチノ指揮官なので。
    魔法騎士団は、ことあるごとに鎮静剤みたいな魔法と洗脳みたいな魔法を掛けられてるラリラリ集団でもあります。
    さらにリコチノの親衛隊は龍なので力づくで反抗もできない、詰んだ集団でもあります。

    このキショい戦闘集団の着想の元はアイドルとファンです(アイドルファンはキショくないです)
    何万人も一人のアイドルを推す構造。スゴい求心力だと思うのです。
    もしも、狡知で悪人でアイドルな指揮官がいたら、その戦闘集団は強いだろうなと、思うのです。

    でもそれはまた、危ういですよね。
    勝っている時は、良いです。
    でも負け戦なら、指揮官が愚かな固執を持てばそこには破滅の道しかない。

    吾妻さんの言われる通り、トップの能力と人格は死活問題。
    まして戦場なら即死問題ですね。

    ……また長くなりました。
    重ねてこの度もまた朗らかな応援コメントをありがとうございました。

  • 雷の魔法じゃ、剣や槍のように掴んで相手と繋がることはできないと思っていたんですが、できるんだ……(;゚д゚)

    お縫さん、大将首を取った嘉助どんを、どうか褒めてあげてください……(TдT)

    作者からの返信

    こんばんは、吾妻さん。
    この度もまた、ほろりとする応援コメントをありがとうございます。

    三十話。
    吾妻さんに嘉助を悼んでいただきかたじけなく思います。同感です。縫には嘉助を褒めてほしいものです。

    嘉助の忍法は本人もあまり良く知らなかったのですが(オイオイオイ)、触ったと当人が思えば発動するのです。
    ただあの場合、実際に電流は流れているので現象で繋がっていたという解釈ともなりましょうか。

    〝ヨンゴヒンゴ〟
    この忍法は要するに〝テレキネシス〟なのです。
    本質的には見たものを曲げられたはずです。
    しかし、最後まで本人はその忍法の本質を知らなかった。
    これは嘉助が人殺しの技に全く興味がなかった証左でもあります。
    能力は抜群に人殺しに向いていても、性格は全く向いていない。
    嘉助はそんな人間でした。
    次はただの農民に生まれてほしいものです。

    私的な話で恐縮ですが。
    私は無敵の能力とそれを用いる者の心が乖離している話が好きなのです。

    おそらく大元には、プラトンの著作『国家』の末尾に付記された輪廻転生の終始を描く〝エルの物語〟があるかと思うのです。

    そこには死んだ後の英雄オデュッセウスが次の転生先として、なんでもないただの市井の人の穏やかな生涯を大事そうに選ぶ下りがあり。影響されました。
    近年だとFateシリーズにも同様のシチュエーションが散見されます。

    ……余話となりました。
    重ねてこの度もまた、ほろりとする応援コメントをありがとうございました。

  • >しかし実情として、グンガは第三魔法化騎士団の者たちから〝扱いの難しい強力な兵器〟だと見なされていた。
    同情する気はないんですけど、「地位だけで騎士団長になった、お飾りの無能」扱いよりはマシなのかしら?(;・∀・)

    リコチノの「常識」と、そこから来る思い込みに加えて焦りが、破滅へのカウントダウンを加速させていく……。
    なまじ現代の我々に近い感覚だけに、悲劇とも喜劇とも言えるのがまた……^^;

    作者からの返信

    おはようございます、吾妻さん。
    この度もまた、芯を穿つ応援コメントをありがとうございます。

    二十九話。
    ここで、グンガ子爵に着目とは。
    吾妻さんのご慧眼に慄きます。
    彼は本質的に嘉助と同質の位置づけをされたキャラクターです。
    〝怪物〟です。
    ここからは優遇され、褒めそやされた怪物と虐げられ、唯一の拠り所を失った怪物の戦いとなります。

    思うに。
    短編ならナメられていたショボい奴が強者を打ち倒すという図式を手短に描くのですが。
    中、長編だとそれは難しい。
    でもやりたかった。そんな次第です。

    〝必殺仕事人〟の中村主水や〝座頭市〟にある、ナメられ感から一転して滲む強者感。
    あれが、すこぶる好きなものでして。苦心しています。

    そしてリコチノ。
    やはり、吾妻さんは、お目が高い。
    そうです。
    〝破滅へのカウントダウン〟なのです。

    もう既に、引き返せない事になっています。
    どうすんの? これ、です。
    リコチノ地獄の道行です。
    直撃!地獄拳です。

    しかし、どんな苦難にあってもリコチノは可愛いし、へこたれないのです。
    主人公気質です。
    人種差別主義者で嘘しか言わない。
    自己愛と我欲に凝り固まった人倫などないサイコパスですけど、根性はあります。可愛いし。

    重ねてこの度もまた、芯を穿つ応援コメントをありがとうございました。

    編集済
  • >「おまえらば殺して、オイも早う死ぬ事ばい」

    切支丹としての殉教精神もなければ、死地を求める戦闘狂でもない。
    あるのは無法無道に対する怒りと、お縫さんを喪った空虚。
    それがゆえの悲壮感と避けられない死の予感が、読んでいる胸を締め付けます。

    魔法騎士団の誰かが生きて帰れたら、後々ガロツクに
    地震雷火事シノビ
    なんて諺が生まれそうですね(テキトー)

    作者からの返信

    こんばんは、吾妻さん。
    この度もまた、胸に染みる応援コメントをありがとうございます。

    二十八話。

    ご理解の通りです。
    なにも付け加える言葉はないのです。
    しかし何も言わないのも気まずいので続けます。
    嘉助は既に覚悟が決まっています。

    ガロツクの軍勢にとって、こんな怖い事態はない。
    ただ自死するわけではなく、捨鉢でもなく。
    正気で非道な者たちを一人でも多く道連れにする。そんな意思を示す。

    こんな人間は、いずれにしても終わりなんでしょう。
    きっと、嘉助の人生の楽しいことは縫だけだったんでしょうね。
    この哀れなる男の歩みを吾妻さんに好意的に見ていただけて幸いでした。

    重ねてこの度もまた、胸に染みる応援コメントをありがとうございました。

  • いつも楽しく拝読しております。

    縫達の手際が素晴らしく良いですね。武装した騎士達を次から次へと捌いてゆくとは……。しかし、ここまで常軌を逸した殺戮技巧を体得していながら、無駄な殺生は好まない。何より、弱者には救いの手を差し伸べる。おそらく切支丹にならなくても、元々の人間性というか素地が温厚なのでしょうね。

    『小唄やら踊りやらが、もちっと巧うもうなりたかったよ』で、縫の葛藤のようなものが感じられ、何とも切なくなります。

    戦闘シーンの描写は私も好きですが(下手なくせに)、やはり難しいですね。活字だけでどのように緊迫感やスピード感を出すか? それにエンターテイメント性もそれなりに出したい等々……毎回悩みますが、このシーンはとても参考になりました。

    引き続き、展開を見守らせて頂きます。

    作者からの返信

    こんにちは、そうすみすさん。
    この度もまた、読むと心躍る応援コメントをありがとうございます。

    この読み難い話を読んでいただけるだけで嬉しい事です。
    しかも、この話の大もとになる心情。
    得意な事がやりたくないこと。
    そうするしか生きていけないこと。

    この辺りを読解していただけると、心が躍ります。
    ご推察された通りです。
    縫は基本的に殺生が嫌いな性格です。
    しかも奉じる教えも殺生戒(どの宗教もそうですね)が、あります。
    ただ抜群に殺人が巧い。無双です。
    それが、より悲しい。

    あとの四人は、殺生への忌避の感覚はもう鈍磨しているのですが、縫への共感はあるという感性はまだあるようです。

    そうそう。
    私は戦闘シーンなど、できれば描きたくないタイプです。
    ではなぜこんな話を描いたかというと。
    話を思いついたら書かないと勿体ない。
    そんな貧乏性ゆえです。

    そもそも戦闘猫写は矛盾の塊です。
    詳しく書くと字数が増え、読了速度が落ちてテンポが悪くなる。
    簡単に書くと単調になり、陳腐な挙動になる。
     
    どうにもできません。
    腕相撲ですら、描写したら大変な文字数になります。
    戦闘を書くのは避けたいです。本心から。
    でも思いついたから、書かないと勿体ない。
    この葛藤で描いた記憶があります。
    温かい目でご覧いただければ幸いです。

    重ねてこの度もまた、読むと心躍る応援コメントをありがとうございました。

    編集済
  • リコチノ、だいぶメンタル的に追い詰められてますねー^^;

    ニンポウを奪取する、といっても、それは生かしたまま捕らえて配下にできるというのが条件ですからね。
    殺してしまっては奪取のしようもありませんから。

    しかし、死兵と化した今の嘉助どんに対してその選択は……
    (「あーあ、こいつ致命的な判断ミスしやがった」な顔)

    作者からの返信

    おはようございます、吾妻さん。
    この度も丁寧なコメントをありがとうございました。

    二十七話。

    リコチノが〝コンコルド効果〟に囚われて、タダでは帰れないから手土産がいるなんて思い始めるくだりです。

    吾妻さんのご推察の通り、ニンポウを入手するには生け捕りで服従させるしかないのです。

    どうもこの手法、リコチノは今まで散々やってきて自信があるようです。

    そもそもリコチノらは嘉助をその身なりや言動から野盗の類だと思っているようです。
    シノビという名称の奇妙な野盗の類に過ぎないという認識です。

    (物語の)忍者の精神性や切支丹の心理、崇敬する縫の悲しい願いが叶い、ひとり残された嘉助の喪心。民草を虐げる特権階層への怒り。

    それらの綯い交ぜとなった複雑怪奇な嘉助の心理をまったく理解しないリコチノは、野盗など飴と鞭でどうにでも操れる、使役の魔法だって掛けられる。

    それくらいに考えていました。
    物語を読む方だけが登場人物の間違いだらけの言動を眺める。
    本作は、そんな設えの物語でもあります。
    つまり作中には愚かな者しかいないわけです。

    重ねてこの度もまた丁寧なコメントをありがとうございました。

    編集済
  • お縫さんの「反動」も相当でしたが、下戸の嘉助どんにこの「反動」は……。
    急性アル中死待ったなしじゃないですか(´Д`)

    それでも、もう死ぬまで止まらないんだろうなあ……(´;ω;`)

    作者からの返信

    こんにちは、吾妻さん。
    この度もまた、密度の高い応援コメントをありがとうございます。

    146話。
    吾妻さんのお察しの通りです。
    嘉助は、死んでも構わないという意思のもと戦闘に入っております。
    この辺は昔、一向一揆の資料で見て慄いた
    〝欣求極楽、厭離穢土〟というメンタリティです。
    もっとも、嘉助を現世に繋ぎ止めていたのは縫の存在だけでしたが。

    本作の忍法は反動ありの設定でした。
    ことに、物理的に多大な影響を及ぼすものほどその反動は大きく。
    精神操作系は反動が少ないという設定でした。
    なので、勘解由、縫、嘉助は忍法を使うと死に近づくのです。
    独去と三千世は、そんな弊害はないようです。

    もはや、お察しでしょう。
    この後は血で血を洗う場面しかないですが、吾妻さんに楽しんでもらえたら幸いです。

    重ねて。この度もまた密度の高い応援コメントをありがとうございました。

  • 嘉助どん……。・゚・(ノД`)・゚・。

    もう全員 殺 っ ち ま え !!ヽ(`Д´)ノ

    作者からの返信

    こんばんは、吾妻さん。
    この度もまた、良い感じの応援コメントをありがとうございます。

    二十五話。

    そうですね。嘉助は怒っていますよね。

    敵である魔法騎士の弱者の人倫を踏みにじる行いの数々へは、もちろん怒っているのですが。
    その胸中の怒りの多くは、自分たちの運命とでもいうべき来し方行く末に憤慨しているのです。

    縫が戦わざるを得なかった運命そのものが憎かったようです。

    それと、肥前忍者としての嘉助がこの戦いに参加した理由は、勘解由が術を使う前に敵を退けること。
    そんな義務感と縫との約束を果たすために、遣る瀬無さに駆られながらも魔法騎士の殲滅へと、向かっています。

    重ねて。この度もまた、良い感じの応援コメントをありがとうございました。

    編集済

  • 編集済

    あああ、ついにその時が……(呆然)

    お縫さん、お疲れさまでした……(つД`)
    それしか言えることがない……(´;ω;`)

    セブさんの言葉が沁みますね(ノД`)

    ※追記
    この度は拙作に☆をありがとうございましたm(_ _)m
    あんなものをお見せしてしまい、ただひたすらに申し訳なく……(平身低頭)

    作者からの返信

    こんばんは、吾妻さん。
    この度もまた、しみじみと良い応援コメントをありがとうございます。

    二十四話。

    まずは好意的な感想、感謝です。
    本作は前半に、冗長なほど作中の人物の立場をつらつらと記さざるを得ませんでした。

    この話だと。
    縫におけるキリスト教に連なる宗教を信仰しつつも、殺人を続けることへの諦観と自死を禁じられているが故の〝未必の故意〟的な戦闘とその心理。

    もちろん、セブ老への報恩もありますが。心底には厭世観があったようです。

    そして。
    忍びも切支丹も知らないセブ老からみた縫の行いは自己犠牲や信仰への献身だったということ。

    これらは私の力量では更に万言を費やしても、縫の生き様やセブの思いは読む方に伝わりそうにないのです。
    拙さを未だに感じている話でもあります。

    それでも吾妻さんに縫とセブの言動を汲んでもらえて、作中人物のみならず作者も救われております。

    重ねて。この度もまた、しみじみと良い応援コメントをありがとうございました。

    編集済
  • いつも楽しく拝読しております。

    まさに『East meets West』ですね(←古い映画でスミマセン)。

    まあ、その古い映画とは場所もシチュエーションも違いますが、縫がこの横暴な騎士どもに一泡吹かせたのはスカッとしました。この際なので、全身の骨を外してやれば良いのです(笑) もっとも、やり過ぎるのは縫の真意ではないのでしょうけど。

    方言が『田舎者』感な味わいを醸し出していますが、そんな素朴さと卓越した体術というギャップに驚かされました。

    引き続き、今後の展開を楽しみに読ませて頂きます。

    作者からの返信

    こんにちは、そうすみすさん。
    いつも、様々な拙作を読んでいただいてほんとうにありがたいです。
    同時に恐縮でもあります。

    ことに今作は読み難い書き方をしているのです。
    読む方に親切ではなくて、冷三斗の思いです。

    先ずは方言。
    元々は島原の乱を調べている際に、その関連作品がことごとく標準語を使うキャラクターばかり。
    もちろん時代劇は翻訳劇であるので、なにも間違いではないのです。

    でも少しぐらいはその地の言葉がないと空々しいと思いました。
    なので、私はその地の生まれではないですが割と近い言葉を知っているので、本作には島原弁、大村、諫早弁を混ぜて作中に置いています。
    これが読み難いです。仕方ないとはいえ読み難いのはダメかもです。

    そして、作品的に延々と血なまぐさいです。
    後半は死闘でしかない。
    そんな題材や描き様を考えてもそんなに一般受けのない話です。
    今でも反省です。

    さて、前置きが長くなりました。
    この話のもう一つな要素は。
    〝ナメてた相手が殺人マシーン〟
    というコンセプトです。
    時代劇で言うと。
    〝座頭市〟ですね。

    ボロい着物で杖ついている盲目の座頭市は、作中でそれはもう敵にナメられます。
    あえて自分からナメられに行っているのではないか?
    そう疑うくらいバカにされます。
    それが一転して強力無比な居合の達人だと気づく戦いのカタルシス。
    これを、本作も目指しています。

    本作の異世界転移した忍者たちはそれはもうみすぼらしいです。
    パーティメンバーは老人と女子供と病人です。若干強そうなのは嘉助という男だけ。
    これはナメられますね!

    ……余話が過ぎました。
    そんな次第でした。
    重ねてこの度も過疎な作品への応援コメントありがとうございました。

  • 毎話執筆の勉強にもなるので、楽しく拝読させて頂いています。
    洗練された魔法の理が、未知の体術という異質な理に上書きされる光景に
    息を呑みました。理解の外側から追い詰められる騎士たちの困惑が、
    縫さんの凄みを際立たせていまね。楽しく読ませていただきました。

    作者からの返信

    おはようございます、cross-keiさん。
    この度は丁寧な応援コメントをありがとうございます。

    読んでいただけるだけで感謝です。

    当作などは悪い例としかならないかもしれませんが、よろしくお願いします。

    集団戦術としての汎用魔法や騎馬戦闘に対する張三丰の流れをくむ内家拳。

    戦闘の場面が延々と続きます。
    飽きられるかもです。できるだけ通読していただければ幸いです。

    重ねて、この度は丁寧な応援コメントをありがとうございました。

  • 遅ればせながら、完結おめでとうございます🎉
    中編にして、この濃密さ、堪能させていただきました。

    忍びの狂った死生観と命すらも投げ出す報恩、胸に迫るものがありました。

    正直なことを言えば、縫が主人公かつ最強戦力だと思っていて、途中退場したときは本当にどうなることかと。

    いい物語を読ませていただいたこと、物語の組み立て方を学ばせていただいたこと、この場を借りて、御礼申し上げます。

    作者からの返信

    こんばんは、秋嶋さん。
    本作の最終話へ、丁寧な応援コメントをありがとうございます。また本作への☆での評価も感謝です。

    本作は読んでくださる方が比較的少ない作品です。

    タイトルも意味不明だし。
    セリフの内の長崎県の島原、諫早、大村地方の方言の比率が高くて読み難かったことだと思います。
    恐縮でした。

    本作の主題は、秋嶋さんの言われた通り〝忍者の生死観〟そこに切支丹のそれを重ねたものです。

    書いた動機は、山田風太郎作品の忍者の作品。
    その中で描かれた忍者の能力の高さと自己肯定感の低さに疑問と驚きがあり、影響されて描いたものです。

    ご指摘の縫は、おそらくあまり生きるつもりが無かったために防御を考慮せず、早々に討死となりました。

    縫と嘉助の希死念慮も前半のテーマでした。
    思えば暗い話ですね!
    そりゃ人気なくても、仕方ないですわい。

    そんな本作に過分な配慮と好評価、かたじけない事でした。

    重ねて、最終話へ丁寧な応援コメントや本作への☆での評価もありがとうございました。

  • 調査報告書の冷徹で簡素な語り口と、それに続く民間伝承・風説の流布という構成が、史実と神話の曖昧な境界を演出している。公式の記録には説明されない「空白」が、想像を生む源泉として機能してして、不気味な余韻を残しますね。
    完結お疲れさまでした。
    こうして、忍者たちの戦いは歴史の闇に消えていったのですね……。

    作者からの返信

    こんばんは。
    本作へのたくさんの応援コメント、ありがとうございます。
    最後まで通読していただき感謝しかありません。お疲れ様でした。

    さて四十話。

    時代物や歴史物では間間ある話の締め方です。
    どんな大きな出来事もやがては文字に残るばかりとなり、事実ともつかない内容が加えられてゆく。
    人の世界である限り普遍的な無常観ではないかと思いました。

    法王院さんの言われる通り。
    忍者たちの戦いは歴史の闇に消えていったのです。
    この情感を、そこはかとなく好意的に受け取って戴けて嬉しいことでした。


    あとこの回では。
    キチンと約束を守ったセブの人柄。
    それとわずかに交わした会話から、忍び達の好きな花である忍冬を周りに植える気遣いとかの余情を含んで終わる。
    そんな話でもありました。

    昔の随筆とかには、普通に〝鬼が出て人を食べた〟とか書いてあります。
    事実誤認なのでしょうけど。
    そんな事柄が字句通りに起きたとしたら。
    そんな妄想、例えば残された記録の内容は、実はそのまま起きた事柄なら面白いと思ったという節もあるようです。

    重ねて。各話に丁寧なコメント、ありがとうございました。
    読了お疲れ様でした。

    編集済
  • 「宇宙の寒さ」「星々の光」などの描写を挟みつつ、「自分がどこから来たか」をリコチノが悟る瞬間は、個人の視点から「宇宙的スケール」への転換がなされ、圧倒的な終末感と物語の重力を増す。すべてが白く溶け、命も感覚も薄れていく中で、兄妹だけが残るというラストは余韻に満ちていますね。

    作者からの返信

    こんばんは。
    この度もまた適切な応援コメントを、ありがとうございます。
    本当にずっとコメントを戴けましたね。
    月並みですが感謝しかありません。

    さて三十九話。
    勘解由フィーチャー回ですね。

    最初と最後に門を開く。
    勘解由は、それだけの役目でした。

    勘解由が、敵対者を排除する方法は戦闘ではなく奉納。
    宇宙の深淵にいる何かへの捧げ物とすること。
    三千世と勘解由。
    土干家の宗家のふたりにとって、敵対者とは神様のエサにしても良い者。
    そんな万物万象を供物としか見なさない精神性を描きました。

    また決着のつく場面は、音も絶え漂白されていく様をを描きたかったものです。
    法王院さんに、その雰囲気を読み取って戴き嬉しいばかりでした。

    重ねて。この度もまた適切な応援コメントをありがとうございました。

  • 勘解由は戦場において動かず、語らず、ただそこに在る存在として描かれ、その静けさが圧倒的な威圧感を放つ。彼の言葉は少ないが、信念と哀しみを内包し、過去の全てを背負った者としての重みがある。三千世との別れのシーンでは、感情を抑えながらも静かに愛情と覚悟を語る姿が良いですね。

    作者からの返信

    この度もまた、素晴らしい応援コメントありがとうございます。

    有り体に言って。
    ここの処、法王院さんには多数の拙作にコメントを付けて戴いています。

    もはや感謝の言葉の語彙も尽きるほどですが、それでも感謝を述べるしかできないのが言い様のない申し訳なさを感じます。

    ともあれ三十八話。

    勘解由。
    とても動かしづらい、というか動かせないキャラクターでした。
    この人物が動くと話が崩れるので、ずっと動かない理由を付けていた感すらあります。
    固定砲台、いや誘爆地雷原みたいな特性なのです。
    だけどその事がキャラクターを動かさないで話を進めるという試行にもなりました。

    そんな扱い難さのある勘解由の描写も法王院さんに〝圧倒的な威圧感を放つ〟と評してもらえて報われました。

    重ねて。この度も素晴らしい応援コメント、ありがとうございました。

    編集済
  • 泥まみれの中で死体を漁り、解毒薬を咀嚼して再び立ち上がるリコチノの姿は、凄惨でありながらドラマチック。魔法を再発動できたときの嗚咽や、龍の召喚への安堵の涙は、極限状態での救済と執念を鮮烈に伝えてきますね。

    作者からの返信

    おはようございます。
    この度も視座を据えた応援コメント、ありがとうございます。旧作を考える良い機会となっております。
    今回の焦点も引き続きリコチノですね。

    さて三十六話。

    登場時と現在のリコチノ。
    大きく変わりました。

    言動、口調に作為的な要素は消えました。
    その代わりに、生の人間の欲望が顕となっております。
    普通の者なら諦める境遇に落ちても、意思を曲げない。
    頑固、意固地を超える執着。
    〝泥水を啜ってもしがみつく〟
    そんな彼女の生き様が描けていたら幸いです。

    重ねて。この度も、鋭い応援コメントありがとうございました。

  • リコチノの心は、絶望・恐怖・理知・策謀・勝利感・混乱と目まぐるしく揺れ、その一つひとつが丁寧に言語化されていて、心理劇として良い。特に「勝った」と錯覚し、笑いを堪えるシーンには人間の脆さと滑稽さ、狂気が入り混じっていて、彼女の崩壊が静かに迫ってきますね。

    作者からの返信

    おはようございます。
    この度も的確な応援コメントありがとうございます。身が引き締まります。
    今回の焦点はリコチノですね。

    さて三十六話。

    三千世油断、リコチノ大歓喜、独去の忍法全開の回です。

    リコチノ・ブロアはこのルクブ平原で肥前忍群に遭わなければ、栄達したはずです。

    どんな才能も運次第で潰える。
    非情な世の理というものです。
    ここでも彼女はすべてを捨てて逃げれば良かった。
    しかし、持ち前の人並み外れた意思や矜持が彼女を踏み止まらせた。
    なかなか、出来る事ではないようです。
    しかし、もうなんの意味もない事です。

    本作は、ガロツク側の悲劇でもありますね。
    リコチノ地獄篇です。

    重ねて。この度も、適切な応援コメントをありがとうございました。

  • ≠⊿○√の存在はただ「巨大」であるだけでなく、「蛇のようで蛇でなく」「綱のような白い鬣に包まれ」「輪郭を視線だけでなぞるしかない」など、名状しがたい異様として描写される。しかもその存在は読者視点からも完全に掴みきれず、明確なイメージに落とし込ませない巧妙な筆致が取られていますね。

    作者からの返信

    こんばんは。
    この度も鋭い応援コメントありがとうございます。
    今回の焦点は三千世に取り憑いているものですね。

    さて三十五話。

    ≠⊿○√登場回です。

    物語に関わりが薄いので特に明示はないのですが。
    ≠⊿○√はフリーコンテンツみたいな某神話大系の何かの邪神の触手のひとつという設定です。

    普段は三千世が術で隠しているのですが、頑張って見る人がいると、見てるぶんだけ正気を失っていく感じですね。

    この世のものではないので、物理的に撃破はできない設定です。
    いよいよジャンルがなんなのか怪しくなります。

    重ねてこの度もまた、きちんとした応援コメントをありがとうございました。

  • 第三十四話 ≠⊿○√への応援コメント

    リコチノのみが声を聞き、脅威を感知する特異な構図によって、孤独と恐怖が浮き彫りになっている。自分だけが知ってしまった「真実」に怯えながら、それでも指揮官として兵を動かす決意を下す姿が痛々しいですね。

    作者からの返信

    この度も的確な応援コメントありがとうございます。

    いつもブレずに正確な反応をされる。
    とても理知的で、なかなかできない事だと思います。

    さて三十四話。

    この回辺りは少し、探知型のホラーやショッカーのテイストを入れています。
    ひとりだけが、オバケを見て他の人はそれを見ていない、信じない。
    そんな構図です。

    この戦闘は闘争でありつつ、三千世の遊戯でもあります。

    ここでリコチノは再び試されます。
    戦闘をやめるかやめないか。
    この物語の戦闘は、人が行いを改められるか改められないの問いかけが行われている場なのです。

    縫は生き方を改めるために命を捨てました。
    嘉助は生き方を改めずに命を捨てました。
    さて、リコチノは、到底かなわない敵と、対峙して、なにをどう判断するのでしょうか。

    重ねて。この度も、コメントありがとうございました。




  • 三千世は子供のような無邪気さを装いながらも、その瞳には戦や死を当然とする深い闇が宿っている。その浮遊と消失の描写は、静かでありながら圧倒的な異能感を与え、神秘と恐怖を共存させる演出に成功していますね。

    作者からの返信

    こんばんは。
    この度もまた素晴らしい応援コメント、ありがとうございます。
    休日の楽しみになっております。

    さて三十三話。

    この度の焦点は三千世。
    このキャラクターは兄思いと無邪気、忍者の中で唯一の好戦派。
    それ以外は、謎なキャラクターです。

    倫理感がバグっているのと、妙に生き死にについて無感情(兄以外の人間)な部分があります。
    子どもなのですが、子どもともいえない。
    そんな得体のしれない人物として設定しました。
    トータルな戦闘力では作中で最も高いキャラクターでもあります。
    そんなのと戦うハメになるガロツクにとっては、悲劇の元凶ですね。

    今回は、この三千世と三千世の参戦の様子について好意的に評価して戴いて感謝です。

    重ねて、この度も素晴らしいコメントありがとうございました。

    編集済
  • リコチノの魅力的なリーダーシップは、実は「使役魔法」による精神操作に過ぎないという残酷な真実が描かれている。表面的には温和でカリスマ的だが、実際は部下の思考を改竄し、意志を奪う魔法的独裁に近い構造。この描写により、「魅せられた群衆」の本質と、権力者の欺瞞に目を向けさせられる構造になっていますね。

    作者からの返信

    おはようございます
    この度もまた応援コメントありがとうございます。
    やはり法王院さんの返信コメントの焦点の絞り込みは、見事ですね。
    未だコメント返信の度に、その切り取り方の巧さに慄きます。

    さて三十二話。

    本作の後半の重要人物の一人は間違いなくリコチノ・ブロアです。
    彼女は未知の世界に挑む探検家。そして無謀な探究者です。

    彼女に付き従う騎士団。
    〝生殺与奪の権を他人に握らせる〟者たちはとことん利用され使い潰される。
    その様子と相まって、独裁組織の愚かさを描きます。
    心のあり方まで操られる、エセ宗教の怖さでもあります。
    魔法による洗脳、事実改変の物語とも言えますね。

    重ねて、この度もコメントありがとうございました。

  • 美しく若い外見とは裏腹に、徹底的な合理と冷酷な支配を行うリコチノの異様な存在感が圧倒的。「味方を襲う龍」「使役魔法の発動」など、常識を逸脱した行為に一貫した理と権威が通っている。その姿は「聖と狂」を併せ持つカリスマであり、強烈なインパクトを残すキャラクターとなっていますね。

    作者からの返信

    こんばんは。
    この度も応援コメント、ありがとうございます。

    もう三十一話。
    各話ごとにコメントをして戴ける法王院さんへ返信コメントを送り続けさせて貰っている現在。
    なんということでしょう。
    まるで返信コメントが自作の解説となっているようです。

    〝読んだ方の読み取られた物語がその物語の正解です〟
    なんて偉そうにいつも言っておいて、作者の意図をガンガン明示してくる。浅ましい有様となっております。
    困りますね。なんだってこんなことにッ。

    さて、三十一話。

    手に入れる方法すらないものを欲しがったとしても、普通は諦めます。
    でも諦めない。いや諦められない者がいるのです。
    この物語のリコチノがそういう人間です。

    彼女は〝執着〟の権化です。
    もはや、彼女は自らの執着を正当化するために理屈をこねているだけの蒙昧の徒です。

    ある意味ではリコチノは、忍者たちの正反対の心理を持つ者です。
    そしてまた、ある意味では同じくらい異質な精神を持っている者です。

    そして、聖竜騎士団の異常さ。
    使役されること承諾した人間たち。
    進んで操り人形になる騎士たち。

    この戦場には精神のあり方が普通ではない人間たちがひしめいています。
    あの場では正気でない方が幸せかもしれませんし。

    重ねて、この度もまた素晴らしい応援コメントをありがとうございました。

  • 敵の雷魔法を逆手に取り、魔力を伝導して敵将・グンガに忍法を炸裂させる構図が見事な逆転劇となっている。特に、雷を「触媒」としてヨンゴヒンゴが成立する仕組みの描写は論理的かつ鮮やかで、戦術的にも物語的にも説得力がありますね。

    作者からの返信

    おはようございます。
    この度も応援コメント、ありがとうございます。
    もう三十話なのですね。
    各話ごとにコメントをして戴ける法王院に、驚きと共に感謝しています。


    さて、三十話。

    嘉助が自らの信仰への理解不足を嘆く事と敵将を討ち果たす事。そんな事を描いた回です。
    嘉助の忍法の自動的な反撃についての記述です。
    嘉助や縫の忍法の特性として、発動させた後は、条件を満たした者が勝手に被害を被る。被害を個別に制御しているわけではないところです。

    ここが、一回ごとに狙いや呪文を必要とする魔法とは違う点です。
    忍法は罠や呪いに近い。
    だから仲間が近くにいては使えない武器であったりもします。

    しかしもう三十話ですね。
    物語はもうすぐに結末です。早いです。

    重ねて、この度もまた素晴らしい応援コメントをありがとうございました。

  • リコチノの発言からは「戦闘とは交代制による疲労管理が必要」という現実的な軍略思想が読み取れ、説得力がある。一方、嘉助はその常識から外れた存在として描かれ、両者の間にある「戦いの前提」の違いが衝突を生む構造が良いですね。

    作者からの返信

    おはようございます。
    この度もまた連続しての応援コメント、ありがとうございました。かたじけないです。

    さて二十九話。

    〝継戦能力〟についてリコチノが語る場面。
    正しい理屈を言っているのでしょう。
    さかし、そんな理屈を話している彼女の現時点での状況が既に本来のルクブ砦攻略の増援としての継戦能力を失わせている最中という皮肉。

    そして継戦や後のことなど考えない死兵にして、圧倒的な強者である嘉助には意味のない思考であり、この地がそんな世界である不条理。
    そんな事を描いていました。

    重ねて。この度も好意的なコメント、ありがとうございました。

    編集済
  • これは戦場からの脱出の一場面ですね。
    最初は慣れない単語が多くて、世界観に入り込むのに苦労しました。
    でも、一旦入ってしまえば、どんどん引き込まれていきますね。
    本当に、昔の戦場に居るような臨場感が味わえました。

    感覚を交換できる異能。
    面白いです。
    他の者たちはどんな異能を見せてくれるか楽しみです。

    これからじっくりと一話一話を噛み締めながら読んでいこうと思います。

    それでは、また

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。

    えええ。続けてのご高覧、恐縮です。
    〝異世界で俺だけがSFしている…のか?〟
    の拝読が滞るなか冷汗三斗の心中です。

    ともあれ。ご返信いたします。

    本作には時空震さんの既にご承知の通り、方言表記の問題があります。
    それでも読むという方しか読まない。
    変な試金石を設けてしまい、自ら門戸を狭めた作品となっています。

    読む方に非常なご負担をかけて申し訳ない気持ちもあります。
    だけどこんな作品がたまにはあっても良いとも思ってもいる。そんな次第です。
    ……なんか、私はこんな事を頻繁に言っている気がします。

    さて。この物語の筋立ては単純です。
    特に伏線もありません。
    ただの活劇です。
    なんの含みもございません。
    島原の乱を忍法で撤退し徳川の世からも飛び出した肥前地方の忍者と転移した先の異世界の魔法を使う騎士団との死闘を描いただけの話です。
    ちなみに異能力な忍法戦は二十一話からです。
    ことほどさように、進行も遅めです。

    そんな本作ですが、気が向くまでで良いので読んでもらえたら、幸いです。
    それでは、またいずれかの折に。

  • 嘉助の「お前らば殺して、オイも早う死ぬ事ばい」というセリフに至るまでの心理の波が丁寧に描かれている。口元の震え、薄い笑みなどの微細な描写が、彼の真意──生きることへの疲れと諦め──を物語る。単なる戦闘狂ではなく、どこか哀しみと破滅願望を内包した人物像が浮かび上がるのが良いですね。

    作者からの返信

    この度も応援コメント、ありがとうございます。
    法王院さんのコメントは今回もまた適切ですね。

    さて、二十八話。

    そうですね。
    縫と嘉助は共に戦闘が楽しいとは少しも思っていない。
    強くなりたいとも考えてもいない者たちです。

    ただの日常。出来るからやっていることに過ぎない。戦闘狂とはほど遠い人物ですね。

    さっさと死んで、憂き世の悪業を済ませたいだけ。
    そんな非常識人間が災害みたいな攻撃をするので始末に負えない。
    そんな状況を畳み掛けたエピソードです。

    嘉助は切支丹の後生すら理解していないので、自分の死後の行く末に不安を覚えている人物です。いろいろ不憫ですね。
    淡々と死ぬまでの歩みを進めるだけの男なのです。

    重ねて、この度もまた素晴らしい応援コメントをありがとうございました。

  • 戦いの中でふらふらと起き上がり、濡れた泥のように走る嘉助の姿は、強さではなく執念と生への固執の塊として描かれる。火球に包まれても倒れず、矢を受けても笑い飛ばす姿は、英雄ではなく「呪いのような生命力」としての美しさを放っている。その「汚く、醜く、しかし恐ろしく美しい」姿は、強烈なインパクトを残しますね。

    作者からの返信

    こんにちは。
    この度も応援コメント、ありがとうございます。
    法王院さんのコメントは相変わらず的確ですね。

    さて、二十七話。

    嘉助の必死行。
    リコチノの思惑と忍者を捕獲するという試行の始まりな回です。

    法王院さんが着目したのは、嘉助の死闘継続ですね。
    もともと、嘉助は格好良くない。
    泥臭く、酒臭く、愚痴ばかり言いながらヨロヨロ進むだけの見栄えの悪い男です。

    多くの物語のなかの強者は、たいてい見目麗しく、華麗な身のこなしで敵を倒します。
    嘉助にはない要素です。

    しかし。嘉助は無敵です。
    綺羅びやかな騎士たちを虫を潰すように殺して進む見窄らしい男の姿。
    この行進に、言いようのない感情。戦いの不条理さを書きながら覚えたものです。

    〝汚く、醜く、しかし恐ろしく美しい〟
    という法王院さんの見立ては、的確だと思いました。

    重ねて、この度もまた素晴らしい応援コメントをありがとうございました。

  • 嘉助が魔法騎士たちを次々と折り畳み、殺すたびに、敵兵の恐怖が拡がり指揮系統が瓦解していく様子が丹念に描かれる。遠巻きに見つめるだけで誰も近づけず、命令すら届かない戦場の「静的崩壊」が極めてリアル。部下が勝手に離脱する中、指揮官ワッジの苦悶や無力感が生々しく、恐怖を上手く表現していますね。。

    作者からの返信

    こんばんは。
    今回もまた丁寧な応援コメントを戴きありがとうございます。
    休日の憩いとなっております。

    さて二十六話。

    今回の法王院さんの着眼点は、この時点でガロツク指揮系統の崩壊が始まっていることですね。

    明示してないのですが、ガロツク騎士は〝列〟を並べて攻撃しています。
    戦列とか、列を下げるとか、連列長とかを特に説明せずに使っていました。
    ただのやられ役なので、読む人の意識が向かないようにしたものです。

    縫と違って嘉助は愚直に直進するので、列がドンドン崩れるという事態です。
    嘉助自体は、ガロツクの対応になんの関心もなく進むため災害感多めのようです。

    この回で嘉助の忍法の性質や効果。
    酩酊していて、やや饒舌になっている様子等を表しました。
    重ねて。この度も素敵な応援コメントをありがとうございました。

  • 嘉助のセリフは少なく、その代わりに行動と描写で彼の心情が語られている。縫への未練、怒り、そして「冷やかな決意」という感情の変遷が、動きと空気で自然と伝わる。一方で敵指揮官の叫びや混乱が対比として機能し、嘉助の静かなる恐ろしさを際立たせていますね。

    作者からの返信

    こんばんは。
    今回も応援コメント、かたじけないです。

    毎日毎回にコメントを書く。
    スゴい事です。何かの行かと思います。
    法王院さんは、タスク遂行力が抜群ですね。

    さて二十五話。

    単純に嘉助の戦闘開始回です。
    嘉助は縫と違い、何の葛藤もない人物として設えました。
    余念の一つもない人物。
    縫と共にあること。
    それだけが彼の望みだったのです。

    ですから。
    縫の亡くなったいま、嘉助は必然的に死兵となりました。
    最短で敵を倒すだけ倒して死ぬ。
    目的は、それだけの戦闘実行者です。

    それ以外のことは、考えないのです。
    自動殺戮マシーンというか。歩く災害というか。ともかく、始末におえないですね。

    ちなみに。
    この回のエピソードタイトルは、ネタ探しに聖書を読んでいて即行で決まったうちの一つです。明治時代の聖書、渋いです。

    ともあれ、今回も法王院さんに好意的なコメントをもらえて、安心しております。

    重ねて。この度も素敵な応援コメントをありがとうございました。

    編集済
  • 圧倒的な力を見せた縫に対し、騎士たちが死体に近づけず遠巻きに矢を射る姿が惨めさを際立たせる。勇敢を誇るはずの魔法騎士団が、得体の知れぬ「シノビ」に怯える描写は痛烈な皮肉となっている。遺体を踏みにじる行為もまた、恐怖の裏返しであり、人間の小ささを浮き彫りにしていますね。

    作者からの返信

    こんばんは。
    この度も応援コメント、ありがとうございます。
    法王院さんの対比について語る論法は秀逸です。決め技の趣すらあります。

    さて、二十四話。

    法王院さんの今回の焦点は勝利した側のガロツクの魔法騎士たちの振る舞いの矮小さでしょうか。

    騎士たちから見たシノビは、紛うことなくバケモノであったために、彼らは怖気に駆られたのかもしれませんね。

    対比といえば。
    魔法騎士にとっての悪夢、死の怪物である縫は、セブの側からすれば義人であり、救い主なのですよね。

    縫本人と敵と味方。
    誰も縫という者へ同じ感想を持たない。
    そう考えると、争いの無意味さとか、やるせなさが募ります。

    どんな強大な力を持とうとも、人は人でしかない。慈愛や善性などほとんど持ち得ない。
    だから、持てる力を愚かしいことや惨いことを向ける。そして多くの事を失う。
    ずっと人間が繰り返す、業ですね。

    戦争ができる武力を持つ者は、必ず戦争を起こす理由を作り出す。
    現代社会でもうんざりするくらい見る景色でもあります。

    重ねて、この度もまた素晴らしい応援コメントをありがとうございました。

    編集済
  • 忍術の制約を冷静に分析し、それを逆手に取った戦術が非常に理知的に描かれている。一方で、それを仕掛けるリコチノの冷徹な心理と、縫の苦悶と絶望が鮮明に対比される。「戦略×心理」の二層構造が、物語に深みと緊張感を与えていますね。

    作者からの返信

    こんばんは。
    この度も応援コメント、ありがとうございます。
    法王院さんは、毎回の話に独特な論点を見つけてくれます。感謝しかありません。

    さて、二十三話。

    リコチノ。彼女が今回の焦点でしょうか。
    結果として、リコチノは縫を攻略します。
    勝利します。
    だけど、その勝利は戦略的な失敗となります。

    なにより魔法騎士の損耗が多すぎるのです。
    彼女は何を考えていたのでしょうか。
    多いに謎です。

    リコチノのキャラクターは、縫とは真逆の精神性を持ちます。
    宗教者であるのにまったく信仰を持っているようには見えません。

    彼女が望むのは権力と地位だけです。
    そのためには、自分の命以外のすべてを道具にします。
    自分の才能も若さも美貌も肉体も。
    そして自分に関わる人の命も、すべてが目的のために消費される道具に過ぎない。
    リコチノは、そんな考えの人間です。

    だから誤るのです。
    諦めたら良かったのに諦められない。
    そこが彼女の地獄行の始まりとなります。

    始まった道行は、後戻りできません。
    魔法騎士たちの道は自らの血で標されることでしょう。

    重ねて、この度もまた素晴らしい応援コメントをありがとうございました。

  • 縫は敵を一方的に焼き尽くす「圧倒的存在」であるにもかかわらず、精神的には疲弊し切った「無力な存在」として描かれる。騎士団はあらゆる戦術・魔法を尽くしても手も足も出ず、逆にその惨状によって、縫の孤独と苦悩が際立つ構成が良い。「勝てるのに、救われない」この残酷な逆説が、物語に圧倒的な重みと読後の余韻を生み出していますね。

    作者からの返信

    こんばんは。
    この度も応援コメント、ありがとうございます。
    法王院さんの応援コメントは、密度が高すぎるので返答にも気が抜けません。

    さて二十二話。

    この回。
    法王院さんは、完全に作者の意図した内容を把握されていて、付け加える必要のある言葉は何もありません。

    おそらく法王院さんにとって、物語を普通に読解することは容易なの行為なのでしょうね。

    個人的には、応援コメントの中にある。

    〝「勝てるのに、救われない」この残酷な逆説〟

    という一文が、縫の立場と心理を端的に表していて鳥肌ものでした。

    勝利し得る能力は、その本人に何も齎さない。
    むしろ、その能力の行使が本人の責め苦となる構図。

    身体は忍法の代償としての発熱に苛まれ、
    精神は殺人という信教の教条へ背く行いに苦悶する。
    そんなダブルバインドな人物が縫であるのです。
    ……という、蛇足な説明でした。

    重ねて、この度もまた的確な応援コメントをありがとうございました。

  • 第二十一話 ペトロニラ縫への応援コメント

    印を結び、詠唱し、空気が乾く――その過程が極めて儀式的かつ美的に描かれ、「魔法」とは別系統の異質な恐怖を植えつける。体内から火が噴き上がるという非合理な攻撃が、「見えない理不尽な死」として読者にも敵にも畏怖を与えますね。

    作者からの返信

    こんばんは。
    この度も応援コメント、ありがとうございます。
    法王院さんのお陰で、毎日コメントが書き置かれるという貴重な体験を得ております。


    さて二十一話。

    本作は山田風太郎の忍法帖の作品群からインスパイアされているので、荒唐無稽な異能力としての忍法を描いています。

    そして、縫の防御できない攻撃としての忍法。
    その描写に体内からの発火を設定しました。
    〝人体自然発火現象〟を連鎖的に発生させる異能力です。

    法王院さんが、この忍法描写を好意的に受けられているようで嬉しい限りです。

    〝体内から火が噴き上がるという非合理な攻撃が、「見えない理不尽な死」として〟

    この表現、痺れました。

    重ねて、この度もまた的確な応援コメントをありがとうございました。

    編集済
  • 縫は槍や剣ではなく、ただの「布」を自在に操って敵の武器を絡め、奪い、殺傷に用いる。生き物のように動く布の描写は視覚的かつ詩的で、まるで武器に命が宿っているかのよう。静と動、柔と剛の緩急が見事に織り交ぜられ、唯一無二の戦闘スタイルが脳裏に焼きつきますね。

    作者からの返信

    こんばんは。
    この度も応援コメント、ありがとうございます。
    定期的なコメントへの返信が一日のなかで頭を使う貴重な機会となっております。

    さて二十話。

    ここで法王院さんが着目されたのは、戦闘の様子ですね。

    騎士の突進力を〝引っ張り力〟へ変え、騎士たちを拘束する力や絞殺に利用する。
    そんな手立てとして縫は布を使ったようです。

    縫は張三丰を源流とする太極拳が肥前で独自発展した武術を学んでいる設定です。
    相手の力を利用する交差法の一種。
    そして布槍術の変形を使用した戦術です。

    それは、島原の戦場から撤退して異世界に来たために武具一式もなく、またすぐに戦闘に入ったため手に入る物を武器とするしかなかったという事情もあったように思います。

    重ねて、この度も応援コメントをありがとうございました。

    編集済
  • 「敵が多いほど討ちやすい」という逆説的なセリフが、縫の戦い方への期待と異能の凄みを高めている。言葉ではなく状況と余白で説明することで、想像力を刺激し、緊張感が持続する構成になっている。「見ていればわかる」という演出が、忍びの神秘性と超常性をより際立たせていますね。

    作者からの返信

    こんばんは。
    この度も応援コメント、ありがとうございます。

    一話の中にある物語要素から一つを選び出して解釈し感想を述べる。
    法王院さんの無駄のない整理力が感じられます。
    応援コメントの手練れですね。


    さて十九話。

    法王院さんのご指摘の点には、重要な示唆が含まれています。
    この後、何度か記述される事柄です。

    忍法は一度発動したら不可避。
    必中なのです。
    オーディンの持つグングニルのように。

    そして要点はもう一つ。
    独去のセブへ語ったセリフです。

    一番割を食う役割に自分たちを当てる。それが効率的だと考える。
    個人の損得や、生死を度外視した立案。

    目的を叶えるため、やれるものがやる。
    それが自分たちであるだけ。

    そんな、非人間的なことを普通に考えて行う者たちこそが、忍者であるという示唆です。

    重ねて、この度もまた的確な応援コメントをありがとうございました。

  • 独去の「棄教か否か」をめぐる縫とのやりとりは、信仰の表層ではなく、内面の揺らぎや矛盾、人間関係の葛藤にまで踏み込んでいる。冗談めかした口調の裏にある信仰の真偽と、その扱いに込められた愛情と反発がリアルに交錯する。「旗にふさわしい者か」を問うこのやりとりは、信仰をめぐる濃密なドラマ性を生み出していますね。

    作者からの返信

    こんばんは。
    この度も応援コメント、ありがとうございます。

    物語は、読まれた方の解釈の通り。
    私は、そんな考えなものですから、書いた者の意図を汲み取られるかどうかは関心がなく。
    法王院さんの感想を読んで、その解釈に感じ入ったり、目から鱗が落ちたりしています。

    さて十八話。

    ご指摘の縫と独去の会話。
    繰り返される二人の戯けた会話の〝てんどん〟です。

    法王院さんの、ご指摘された意図はなかったのですが、そうも読めると感服しております。

    法王院さんの言われる通り、確かに縫と嘉助と独去の切支丹信仰の在り方は全く違ったものです。
    縫が完全な信心を持つすると、嘉助や独去の信心は不完全です。
    その点は、後に本編でも語られます。

    ここに結びつけて、当回の三人の会話を解釈されるのは新鮮でした。

    さて。ここからガロツクの魔法騎士団は肥前忍者たちを〝野盗の類〟とナメてゆきます。
    曰く、旗がボロい、身なりがみすぼらしい等など。
    本作は、基本〝ナメてた相手が殺人マシーン〟類型なので。ナメシーン入れ勝ちなのです。

    重ねて、この度もまた的確な応援コメントをありがとうございました。

  • 夜闇を裂く怒号と混乱、矢と炎、闇に紛れる忍び――映像的で息詰まるような描写が展開される。敵の姿が見えず、「影だけが通り過ぎる」という描写が視覚と聴覚に迫る臨場感を生む。戦場における情報の欠落と恐怖が、ダイレクトに伝わる構成になっていますね。

    作者からの返信

    おはようございます。
    この度も応援コメント、ありがとうございます。

    着眼点の秀逸なコメントを読み解くと、意図しなかった要素を見つけることもあり、色々楽しませてもらっております。

    さて十七話。

    闇と黒煙に紛れた夜襲も、明けの日とともに終わる。
    威力偵察エピソードの終了と敵の指揮官と指導者である二人の登場。

    これで物語のセットアップは終わりです。
    本来は、もう少し早く終えるべき事柄かもです。未だにいろいろ考えてしまいます。未熟です。

    この回での敵のグンガとリコチノ会話。
    〝ここで迂回していたら良いのに〟
    読む方が、そう思うポイントを何故か入れたかったものです。分岐点ですね。
    入れたい理屈は、特にありませんでした。不思議です。
    そんな事を法王院のコメントを読みつつ、思い出していました。

    重ねて、この度もまた的確な応援コメントをありがとうございました。

  • 縫が語る「小唄や踊りの方が上手くなりたかった」という言葉に、殺しの技が芸と化してしまった哀しみが滲む。芸として完成された暗殺技術が、皮肉にも「美しさ」として描かれる構図に文学的な深みがある。技術の研鑽と人の死、その狭間で揺れる感情が、戦闘の中に流れていますね。

    作者からの返信

    おはようございます。
    この度も応援コメント、ありがとうございます。
    法王院さんが、回毎に感想を整理して記されてるのが小気味いいです。読んでいて楽しいです。

    さて十六話。

    夜間、威力偵察の実施回の続きです。

    この度のコメントは行動の合間に挟んだ縫と嘉助の会話に着眼されました。

    ここでも縫が殺戮の技能より歌舞音曲の類の、他者に害を及ぼさない芸事に上達するほうが良いと述べています。

    縫の厭戦描写。
    くどいかもしれません。
    私は拙作の書面が摘み読みされるくらいの想定をしているため、特に伝える要件を繰り返す癖があります。恐縮です。

    そして、この縫の発言から彼女は全力で殺戮技をふるってはいないこと。
    それでも、人を害する技量が卓越している事が窺えることでしょう。

    法王院さんは、上記の表面的な情報提示からもう一つ踏見込んで読み解かれています。スゴい読解力です。

    好むと好まざるとに関わらず、熟達してしまう者はいる。
    達人の技は美しい。
    本人の心情と役割技能の乖離と皮肉。

    その意図は入っているのですが、この前振り回で受け取られたのは意外でした。

    重ねて、この度もまた的確な応援コメントをありがとうございました。

  • 第十五話 此の昏盲の闇をへの応援コメント

    「火備え」「種火」「時間差の火攻め」など、軍略と忍術の交差点を丁寧に描写し、歴史的知識の深さを感じさせる。奇襲や潜入という戦術が、論理的・技術的な積み重ねで描かれているのが良いですね。

    作者からの返信

    こんばんは。
    この度も応援コメント、ありがとうございます。
    今回の法王院さんのコメントも、なかなか見ない着目点でした。学びになります。

    さて十五話。

    夜間、威力偵察の実施回です。
    忍者の本分です。
    肥前忍者の能力を描写する回でした。

    職業的な軍人である忍者は、手順よく嫌な事を片付けていくのです。

    ただでさえ、夜に忍者から襲撃されたら一巻の終わりです。
    しかも相手の異世界人は、忍者が何かも知らないというハンデ戦。

    ほんとうに異世界の魔法騎士が気の毒になる程のやりたい放題でしたね。

    重ねて、この度もまた秀逸なコメントをありがとうございました。

    編集済
  • 序盤の「根切り」や「女や子どもの拉致」は、戦争の無差別性を冷徹に描き出している。登場人物たちが「業」や「罪」に向き合う対話は、戦争参加者の倫理観の揺らぎを強く浮き彫りにする。「人殺しは人殺し同士で」との言葉に象徴されるように、正義の名のもとに人を殺す矛盾が物語に重くのしかかっていますね。

    作者からの返信

    おはようございます。
    この度も応援コメント、ありがとうございます。

    各回の役割を把握した法王院さんのコメントをいただけると、安心しかないです。
    ちゃんとエピソードが機能している確認にもなります。

    さて十四話。
    ガロツクの非道と、肥前忍者の今回の戦闘の目的(これは後に変化します)が語られる回です。
    ここでも縫は戦いを厭う言葉を口にしています。
    独去は、他所の村のために危険な仕事をするのを嫌っています。
    三千世は戦闘に乗り気です。しかしその日夜襲には参加できず。
    嘉助は特に何も意見はない。
    そんな状況です。

    この時点。
    ここまでは、縫の他の忍者にそれほど戦闘への特別な考えはないとも言えます。
    普段の仕事の継続という程の考えしかない。
    ある意味では、縫以外の忍者たちも驕っているのでしょう。

    それぞれの陣営の構成員の思いの変化。
    それもまた活劇の面白さだと考えます。
    私見ですけど。

    重ねて、この度もまた秀逸なコメントをありがとうございました。

  • 三千世や縫の無邪気さと残酷な現実との落差が、「戦場の常識」と「子供の感覚」の断絶を鋭く浮き彫りにする。龍や魔法騎士を前にしても「なんちゃなか」と笑い合える異常な順応力が、世界の常識の変質を物語っている。それを「理解できない」と嘆くセブの存在が、現実感と異様さのバランスを支えていますね。

    作者からの返信

    おはようございます。
    いつもコメントありがとうございます。
    法王院さんの適切な総括コメントは、各話ごとの描写の意味付けを再確認できて助かります。

    さて十三話。

    ガロツク登場回です。
    敵の陣容、行動速度、周辺の村々への対応がわかります。

    この軍隊は急いではいないようです。
    そして、他国の領民を同化する意図もないです。

    ここでまた同時に。
    遠くをみることから、魔法はこの世界の生活の利器である様子が窺えます。
    作中では、ほぼ武器としての魔法描写が主なので、珍しいですね。

    法王院さんのご指摘の通り、セブの感想と忍者のそれとの対比は重要です。
    セブは、戦闘や人命への意識の対比とともに、状況説明にも必須のキャラクターですね。
    今回も説明だけの回と受けとれる中で、好意的に解釈してくださり感謝です。

    重ねて、適切なコメントをありがとうございました。

  • セブは異国の価値観を受け止めきれずに戸惑いながらも、彼らの信念や生き様に静かに心を揺さぶられていく。その過程が丁寧に描かれていて、「理解はできないが敬意は払う」という成熟した感情変化がリアルに表現されていますね。

    作者からの返信

    いつもきちんとしたコメント、ありがとうございます。
    休日の憩いとなっております。

    さて十二話。

    叛徒三万人を討伐軍十二万人で鏖殺する。
    江戸期の反乱でも島原の乱の規模は大きくて、資料で見ても慄きます。ジェノサイドです。
    そんな話を聞かされたら、異世界人でもビビります。

    それを、からりとした口調で話す忍者たちの精神性の異常さは、接したらセブでなくとも、ぎょっとすることでしょうね。

    一方、
    セプは戦いを厭う。
    ある意味では、縫がそうありたかった精神性をもつ人物です。

    彼は異世界人ですが、読者である現在の我々は近い倫理観を持つ者です。
    物語が進むにつれて、セブの視座は、忍者の精神性の惨さや倫理観の奇異さを見せる水準点になると思います。

    重ねて、この度も的確なコメントありがとうございました。

    編集済
  • 勘解由を筆頭とする忍びたちは、戦う理由を「任務」ではなく「恩義」や「誇り」に見出している。この一点が、彼らをただの兵ではなく「生き様を持つ人間」として強く印象づけている。戦場という極限下でこそ浮き彫りになる「何のために生き、死ぬのか」という命題が重く胸に響きますね。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    法王院さんの明解な論理で語り直される拙作の要旨を読める。
    お陰さまで楽しい時間を持てています。

    さて十一話。

    報恩であるのは間違いないです。正しいです。
    ただ忍者たちは、その正しいお題目のうちにそれぞれの自己欺瞞や韜晦、躊躇いを隠しています。
    法王院さんはおそらく読み取られることだと思うので普通に話しました。

    本作は単純な活劇です。
    だけれども、考えたらいろいろ考えることもできる設えでもあるかと思うのです。よくわかりませんが。

    この度も、的確な応援コメントありがとうございました。

    編集済
  • ケンノサント王国の「見捨てる政治」、砦騎士の略奪、迫り来るガロツク軍などの背景設定が現実的で骨太。小さな村が大国の都合に振り回される構図は、戦乱下の民衆の苦悩と憤りを強く浮き彫りにしていますね。

    作者からの返信

    おはようございます。
    いつも丁寧なコメント、ありがとうございます。
    法王院さんの応援コメントを読んで後に本編を確認するので、朝から懐かしい気分に浸っています。

    さて十話。

    ここも説明回ですね。
    転移した世界の様子の開示がメインです。

    ツパルク村へ迫る危機の事や、地理とか食事とかの説明。
    あとは、忍者達の普段の会話の様子。
    ケンノサントの騎士から略奪した装備の仕立て直しと、嘉助の握力の異常さとかを記しています。
    ここでも法王院さんの好意的な評価に安心します。

    重ねて。この度もまた丁寧なコメント、ありがとうございました。

  • セブの語る「魔法」と、独去たちの「忍法」という二つの技術体系が丁寧に対比される構造が良い。魔法が一般的な生活技術であるのに対し、忍法は極めて限定的かつ秘匿的な術として描かれる。技術の仕組みと思想の違いが、文明観・文化観の対照として深く印象に残りますね。

    作者からの返信

    こんにちは。
    いつもコメントありがとうございます。
    これは、尋常の事柄ではありません。感謝の日々です。

    さて、九話。

    魔法と忍法の説明回にもコメントをいただけるとは、恐縮です。

    説明は大切だけど、私自身が設定厨でもないので手早く済ませたい事柄です。

    ただこの、忍法の希少性と忍者たち当人は忍法を忌々しい不便な技だと思う自己評価の低い感じ。
    後にも少し出てくるので事前に丁寧な説明が必須でした。
    法王院さんに好意的に受け取ってもらえて安心しました。

    こういう回を挟まなくてはならないと考えた場合。
    異世界転生とかのテンプレ物が流行るのは仕方ないです。
    多くの人が共通理解できる共有の世界観が丸ごと一セットあるのですから、楽です。

    ともあれ。
    重ねてこの度もまた、コメントありがとうございました。

    編集済
  • 村人たちが突如パニック状態に陥り、暴徒化しそうになる場面は群衆心理の暴走と臆病さを的確に描いている。棒や石を握りながらも攻撃に踏み出せない姿は、人間の弱さと恐れの象徴としてリアリティがある。脅威と理性の間で揺れる集団の臨場感が、物語に張り詰めた緊張を生んでいますね。

    作者からの返信

    おはようございます。
    いつもコメントありがとうございます。
    コメント返信は通勤の最良の友ですね。

    さて、八話。

    虐げられた民草が、善良であるとは限らない。
    むしろ、苛虐されたぶんだけ心が荒んでいる。

    そんな在り方が、あり得ると考えた描写でした。
    法王院さんに好意的に受け取って、戴けて安心しました。

    物語は物語らしい文脈を持っています。
    元々、私はその倣いに違和感があったのですが、本作はベタな流れを意識しました。

    作りはありきたりの方が、中身が読む方に届きやすいという利点。
    これが本作に必要だった為です。

    では。重ねてこの度もまた、コメントありがとうございました。

  • 死体処理や装備剥ぎ取りなどの戦闘後の静かなシーンが、むしろ戦闘以上に異様な緊張を生む。「人を殺しても平然としている」姿に、倫理の境界を感じさせない冷たさが漂う。戦闘の勝利ではなく「その後」を描くことで、深い余韻を刻みつけていますね。

    作者からの返信

    おはようございます。
    いつもコメントありがとうございます。
    日々続けての応援コメント、かたじけないです。

    さて、七話。
    肥前忍者ふたりの戦闘後の振る舞いや言動に着目する点。
    これまでほとんどなかった感想で新鮮でした。

    武士の技は偸盗の技より生じたとも言われます。
    忍者なら尚なこと強盗殺人者と変わりない様子になる。
    そう思って描写したように思います。

    気がつけばこんなことを何も感じずに日常でやってきたこと。
    それが縫の心の苦しみの元です。

    法王院さんに指摘されたら、なるほど大切な言動であったと振り返ることができました。

    重ねて、この度もコメントをありがとうございました。

  • 火球を放つ魔法騎士たちの華やかさとは対照的に、縫と嘉助は静かで精密な体術で応戦。拳法の用語や動作描写がリアルで、戦闘の物理性と瞬間性を強く印象づけている。魔法よりも生身の技の方が圧倒的に上だと納得させる描写力が素晴らしいですね。

    作者からの返信

    こんばんは。
    いつもコメントありがとうございます。
    法王院さんの焦点を絞り込んだコメント、巧みです。

    今回の格闘と魔法の戦闘を、対比として取り上げて論じる。
    すごいきちんと視座の据わった感想です。勉強になります。

    またまた私事ですが。
    私は元来、格闘シーンに詳細な描写は不要だと思っているのです。
    でも、今回は縫と嘉助の体の捌きを描写しました。

    とにかく前半で縫と嘉助の戦闘力の卓越ぶりと、その様子を描いて読む方に強さを印象付ける意図がありました。

    まずはケンノサント側の騎士を倒して忍者の強さを印象付ける。
    そして次に本番のガロツクの騎士へ忍者たちが向かう際。
    読む方に〝忍者と戦うのは止めておけばいいのに……知らないって怖いなあ〟と思ってもらうためでした。

    単純な活劇なので印象の操作が大事だろうと思ったゆえんです。

    さような次第でしたので。
    戦闘シーンを法王院さんに好意的に捉えてもらい安心しました。

    重ねて。この度もコメントありがとうございました。

    編集済
  • 縫はか弱き遊女を装い、油断させた敵を一瞬で制圧するという戦術的なギャップで物語に緊張感と痛快さを与えている。相手の認識を逆手に取る演技力と、状況把握の冷静さが際立っていますね。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    休日の就寝前に楽しく読ませていただいております。

    さて、第五話。
    そうですね。結果的に不意を突いた形になりました。

    この場面の縫は、最後の最後まで戦いたくなかったように思います。
    相手が勝手に、縫を見くびったようです。

    この物語の構造の一つが、映画評論家ギンティ小林氏の定義する物語類型。
    〝ナメてた相手が殺人マシーン〟
    というタイプ。これを、よく用いました。

    作中での縫は片手間で複数人の魔法騎士を圧倒できる技量に設定しています。
    ただ、彼女の本心は殺生を心底から厭う。
    その矛盾が、このキャラクターを苦しめます。

    重ねて。この度もコメントありがとうごさいました。

    編集済
  •  独去さんまで……

     何だかハードボイルドなお話ですねぇ。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    こんな短い間に本編を読まれるとは、驚きです。

    さて第三十九話。

    独去坊は死ぬつもりはないと、明言していた登場人物でありました。
    死なないように努めていた彼の死は、より大切なものを守るためであったようです。

    あとは、老いて身体能力が衰えた故の戦闘での受傷の多さが原因のひとつでもあったように思えます。

    @Teturoさんのお考えの通り。この話は殺伐とした闘争劇です。

    〝どうにも生きようがないもの〟や〝そうとしか生きられないもの〟
    そんな者たちの〝死に時〟や〝死に場所〟を求めた結果。
    おおよそ〝メリーバッドエンド〟の類型かとも思えます。
    私として強力な忍者の儚さ無常感や寂寥感を描いたものです。

    しかし。優しい心根の読み手の方には、無残すぎる物語として映るかもしれません。

    ともあれ。
    重ねて、この度もまたコメント、ありがとうございました。

    編集済
  • >これらのことは自分自身がその身に受けることである。誰も代わる者はいない

     先程指摘された事ですが、それでも何かを残したり、継いでもらいたいと思ってしまうのかもしれませんね。

    作者からの返信

    続けてのコメントとレビューありがとうございます。恐縮です。

    書いているのは血腥い死闘ですが大丈夫でしょうか。

    たまに、私はこういう話を書きたくなるのです。
    おそらく作者の心にある暗い業です。

    さて、第三十六話

    無量寿経の一節ですね。
    意訳ですが。

    〝命というものはその当人だけのもの。
     代わって生きてくれる者はない。
     ひとりで生まれて、ひとりで死ぬ
     他にはない〟

    という意味で書きました。
    自分の命へ固執することの狭量さ。
    自分の命を責任を持って全うすること。
    人は本来的に孤独でしかありえないこと。

    という、一見関係性の薄弱な事柄を、ひとまとめに断じた一節です。

    人の命はこんな儚い器だからこそ、思いや知識や技芸を誰かに伝えたいと思うもの。
    そうして、人の世は進んできたのだと思います。
    継承は大事ですよね。

    ちなみに。
    独去坊は独居房の捩りからつけたのです。
    うる星やつらの錯乱坊に倣いました。

    その後、かねてから好きだった無量寿経の経文に〝独去〟の一節があったことを思い出し、彼の最終忍法の発動呪文としてこの無量寿経の一節を使わせて貰っているわけです。

    〝命とは代わるものがない〟
    という経文で身体を入れ替えるという皮肉もあります。

    思うに。
    適当にやっていた事が何とか繋がるのは、面白い事ですね。

    重ねて。
    この度もコメントやレビューをありがとうございました。

    編集済
  •  嘉助さんお疲れ様でした。

     きっとぱらいそのお寺で、縫さんと落ち合っていますよね。それにしてもしんどいなぁ。

    作者からの返信

    連続でのコメント、ありがとうございます。
    お陰様で有意義な休日を過ごせております。

    さて第三十一話。

    この場面の設定は、普段は無情に殺生をしつつも、冷静に生還を勘案する物語に描かれる忍者が〝死兵〟となったら恐ろしいことになる。という発想。
    それと。死ぬまで思いを交わせなかった不器用な男の悲恋。
    等を意図しました。

    無惨な話なので、@Teturoさんのような良い心の方には読み進めるのが心理的抵抗となったかもしれません。
    読んでしまってから言っても遅かったですね。

    この後からは、ガロツク側が更に悲嘆にくれることになります。
    どちらにせよ楽しい話というわけでないので恐縮です。

    重ねて、この度もまたコメントありがとうございました。

  • >逃げ飽きたのでしょう

     縫さん、お疲れ様でした。これで少しでも安らかになれれば良いのですが。

    作者からの返信

    おはようございます。
    連続してのコメントありがたいことです。
    休日の憩いです。

    さて二十四話。
    (え、もう二十四話ですか)

    〝逃げ飽きたのでしょう〟

    そうですね。

    縫からすれば、殺生を戒める信教でもあるのに自分は人を殺すことでしか生きようがない。
    しかも、恐ろしいことに殺生は自分には容易い。別の世界でもそうらしい。
    また、〝生き汚い〟人殺しの暮らしが始まる。
    決戦前にそう予感したはずです。

    忍びとして生きて来たので自死は容易い。
    しかしそうはできない信教。
    なにかの役に立つ命の〝捨てどころ捨て時機〟を探していたのでしょう。

    自ら向かった必然の死でした。
    コメント返信を書くために旧作に立ち返れて懐かしかったものです。

    重ねてコメントありがとうございました。
    ではまた。

  • 騎士たちの無理解と侮蔑、そして五人組の困惑が、互いの立場や歴史的背景に根差して描かれている。単なる異文化との摩擦ではなく、そこに差別・偏見・階級意識といった社会構造が重ねられている。結果として「異質な他者」との接触に伴う心理的リアリズムが深く浮き彫りにされていますね。
    あと、読書(娯楽)でもしてないと、医療従事者なんてやっていられないのです(笑)。ですので、私は大丈夫です。お気遣いいただき、ありがとうございます。

    作者からの返信


    おはようございます。
    いつもコメントありがとうございます。
    楽しく読ませて戴いております。

    さて第四話。

    忍者を描く物語のいくつかは階級闘争であったりします。
    近年の教科書では、昭和期の教科書に記されたような固定された身分制度は無い様に
    なっているとは承知しているのですが。

    本作では、被差別的な状況。
    同和問題に触れるような身分制度世界なのです。
    そして異世界もまた同様でした。
    領民の生存をまったく気に留めない上流階級者である騎士による農民からの略奪。

    徳川幕府より被差別階層と抑圧を受け、禁教者として死を迫られていた忍者たち。
    出会った両陣営にとって偶発的な戦闘は必然でしょうか。

    とまあ。今回の法王院さんの物語場面の状況把握もバッチリです。

    おそらく本作は殺伐とした内容です。
    アニメにもなった山田風太郎の〝甲賀忍法帖〟のような必滅の美学。
    救われない忍者の闘争劇も割と好きな作者の趣味が出ております。

    そんな拙作が、法王院さんの気散じの一助となれれば幸いです。

    重ねて。この度もコメントありがとうございました。

    編集済
  •  生け取りにされて、龍の餌ですか……

     碌な人生じゃないですねぇ。本当に地域が根絶やしにされちゃうかも。

    作者からの返信

    連続でのコメント、ありがとうございます。
    お陰様で普段とは違う頭を使う休日を過ごせております。

    さて十三話。

    殲滅戦ですね。
    現代だと、ガサ地区で進行中ですね。
    ガロツクも後で入植者を誘致するのでしょう。

    このシチュエーションの元はガリア戦記とかのローマの蛮族殲滅戦を参考にしました。融和と殲滅。
    どちらを見ても戦争は破壊しか生まない。人の宿痾です。

    @Teturoのご感想通り、龍の生き餌にされる人生の終わりは無惨です。明解な悪ですね。
    そんな者たちは本編の世界では応報を受けます。

    重ねて、この度もまたコメントありがとうございました。

  • 騎士、村人、司祭、忍者──立場も背景も異なる者たちが、ひとつの空間に揃った瞬間のドラマが際立っている。それぞれの視線・反応が描かれ、次に誰がどう動くか、期待と緊張を上手く誘導していますね。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    連日、コメントをつけてもらえれるのは嬉しいですが。
    毎日や毎回等は大変かとも存じます。
    ご無理のない範囲でも充分です。

    さて第三話。
    ここより、異世界転移後の状況が表されます。
    まずは到着地点の様子です。

    忍者は異世界でも異物であり曲者なのか。そんな視点を描きます。

    重ねて、この度もコメントありがとうございました。

  • 当初、敵が消えたことに安堵を覚えつつも、それが「ただ去っただけ」と悟った瞬間から不安に飲み込まれていく。「我らはなにもしていない」「恐れられていなかった」という自覚が、認知の崩壊として描かれる心理描写が良い。ただの戦記を超え、「観た者がどう変質するか」を描くという文学的深度がありますね。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    論説文から物語文へ変わると、法王院さん感想の雰囲気も変わりますね。
    面白いです。
    概説から各人物への焦点の移行が巧みです。

    そして、二話。

    ここも引き続き、主人公側の〝肥前忍者・土干家〟が幕府側の忍者と違うという記述。
    それと、法王院さんが指摘されたように、幕府側の忍者が土干家の忍法に接して慄いた心情を描いています。

    ことに主人公側が〝人がたくさん死ぬだけの戦場に来て、去った理由への疑念が要旨でした。

    重ねて、この度もコメントありがとうございました。

  •  コテコテの悪役の前に、異能の忍者集団ですか。

     濃い味で良いですねぇ。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。

    作品の反応はいつ貰っても嬉しいものです。
    私のほうは、@Teturoさんの処へ伺うのが最近ごぶさたで失礼しております。

    ともあれ第三話。

    本作は単純な活劇です。
    悪い為政者を異邦人が来て滅ぼす。
    よくある時代劇や西部劇のパターンです。
    それで物語としては〝山田風太郎〟の忍法帖リスペクトです。

    このように。
    話は単純なのですが、方言とか異世界設定とかが煩雑かもしれません。
    楽しんでもらえたら幸いですが。さて。

    ともあれ。
    重ねて、この度もコメントありがとうございました。

  • 感覚の交換によって敵を混乱させる独去坊の忍術は、超常でありながら実戦的で、戦闘描写に知的スリルをもたらしている。関八州の忍びたちとの攻防では、爆薬・松ヤニ・蜂という戦術的な道具立てが展開され、緻密な戦略がリアリズムを支える。異能が制限や限界を持って描かれていることで、彼らの苦境と努力に強く引き込まれる構造となっていますね。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    まずは本作に関係ないのですが〝物語配置図〟に秀逸なレビューを戴き感謝です。
    最終話のコメント返信の後にレビューを戴いた為、ここでお礼を致しております。

    各話のコメントで相当な密度で感想を書いていただいているのに、さらにレビュー。
    それも読み物として成り立つレベル。
    何度か読んでは、楽しませて戴きました。
    重ねてお礼申し上げます。

    さて、本作の一話。

    本作は〝山田風太郎〟リスペクトの忍者物語です。
    同氏の忍者バトルは、取りもなおさず異能力バトルのイメージがあります。
    そのため本作も同様のシーンは、おおよそ異能力バトルとなります。

    それで、独去。
    感覚交換の元ネタのひとつは〝攻殻機動隊〟の視覚奪取です。
    直接戦闘系の異能力ではなく効果的な種類の能力を描きたく思った際、知覚への干渉を選びました。

    法王院さんのキャラクターならIFの〝エリカ〟の透明化とかでしょうか。

    この異能で、本作の〝肥前忍び〟は、いわゆる幕府御庭番である〝関八州〟の普通の忍者と差異があることを示したものです。

    法王院さんから、好意的に受け取ってもらい安心しました。

    重ねて、この度も丁寧なコメントをありがとうございました。

  •  こんばんは。お邪魔しております。
     凄く面白かったです! ……語彙が乏しくて申し訳ありません……
     縫さんの退場回は泣きました。勘解由さんと三千世(リコチノ)さんのその後を、色々と想像します。
     物悲しくも壮大な物語に、大興奮しました!

    作者からの返信

    こんばんは。
    いつもコメントありがとうございます。
    面白いと言っていただいて感謝しかありません

    そして。
    この度はレビューまでいただいて、なんだか申し訳ないです。

    ともあれ最後まで読んでいただいてほんとうに嬉しく思いました。

    昔に書いた物語にコメントとともにまた立ち返るのは古い知人に会うように楽しいものです。
    縫や嘉助、独去。三千世、勘解由。
    皆、懐かしい面々です。

    今夜ひとときなりとも、肥前忍びの土干家の事を思い出せました。
    同時になぜか郷愁に似た思いも覚え────つまりは、良い気分でした。

    重ねて。この度もまたコメントやレビューをありがとうございました。



  • 「忍びは、しょせん徒花──」この一言が胸を打ちました。縫の哀しみと強さが火柱のように突き刺さるお話でしたね。敵も味方も容赦なく焼かれていく戦場の中で、彼女だけが人の命の重みを背負っているようで…。読むほどに、彼女の静かな涙がこちらにも滲んでくるようでした。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。

    以前に書いた小説の中に立ち戻り、いただいたコメントの中の事柄を追体験できる。
    そんな機会をいただいて嬉しい限りです。

    さて、二十三話。

    徒花。
    思うに人の行動はたいてい結実しないような気もします。

    例えばカクヨムで物語を書いている方の大半は〝現状ではない何か〟を求めて物語を書いているような気がします。

    結果。望みの大半は叶わないし、書き手はいずれ書かなくなるか辞めていきます。
    最近もまたそんな事例をみて、徒に止まっています。

    この作中の縫は、殺生を止めたいのにその技能に優れているため、そうしなくてはいられない状況にあると反射的に殺生をしてしまう。
    そんな自分が嫌で堪らない。

    意志とは関係なく戦闘する自動機械のような忍者を嫌っていた縫。
    信仰により自殺はできないため、彼女はこれまでも死に場所を探すような戦いをして来たようです。冒頭の島原の乱など。

    その葛藤の中で縫は、この戦いに臨んだ次第です。
    結果として、かくのごとくになりました。

    悠鬼さんの指摘された────
    〝敵も味方も容赦なく焼かれていく戦場の中で、彼女だけが人の命の重みを背負っているようで〟

    この部分が、大切にすべき生命を奪いたくないのに、そんな自分を辞めることができない。
    その心情にあたると思います。

    活劇の中の心の機微に注目していただき感謝です。
    戦いの場面は、行動を描くだけだと単なる手続きになります。

    むしろ戦いではなく各人の心理こそが文字で描く戦闘シーンでは大切であると再認識いたしました。

    重ねて、この度もまたコメントありがとうございました。

  • あれだけの死闘が繰り広げられたのに記録にすれば何と簡素なことですね。その死闘を証明する手段も残った3つの墓標のみというのが戦の現実を教えてくれます。
    しかし、姿を変えて形を変えても彼らが命を賭して為したことが残っているのなら少しは報われたのかと思います。

    完結おめでとうございます!!

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    そして今回、一作最後まで読了していただいたうえにコメント付きのレビューまで付けて貰える。フルコンボです。恐縮の至りです。

    さて。
    まずは読了お疲れ様でした。
    本作は物語そのものを戦闘に絞り込んだ構成、肥前地方の方言、仏教経文、文語体聖書、異世界魔法の呪文、キリシタンオラショ、などなど。ストーリー上では必須でない要素が多くて大変わかりにくいものです。

    書いた本人も後から読むと〝頭が変だな。これ書いた人〟
    という感想です。
    それを焔コブラさんはちゃんと最後まで読んで感想を書いてくださる。稀有です。ガムとかあげたくなります。立派な読書人です。

    思い出すとこの話。
    魔法騎士団の軍事行動としては、初手から間違いです。
    夜襲で損害が出した時点でもう普通に行軍しないです。
    どうやって敵に戦いを続けてもらうかの理由づけに腐心した気がします。

    ラストは最初から決まってました。
    伝聞推量で記録だけ。
    あとは民間巷説や民謡になったはずだから載せるか載せないか悩んで載せませんでした。

    この墓石の下り、焔さんに好意的に捉えて貰って安心しました。

    墓石は。セブは約束だから作るハズだとは思っていました。

    それで人数は。
    キリシタンの二人は、ほとんど自死紛いなことになるだろうと想定していました。
    異能者の二人は死なないと思ってました。
    あとひとりは想定外に負傷しているので死なないのは不自然かと。

    振り返ると、なかなかに構造のグラグラな話です。でもこの話、自分の中では好きなんですよね。ダメな子ほど可愛いという感じです。

    重ねてコメントやレビューをありがとうございまました。

  • 我々からしてみれば魔法騎士団の視点はクトゥルの神々を相手にしているようなものですね。
    未知、分かっているのは何かがあることだけ、絶対に自分たちの手に負える存在ではないという圧倒的な絶望。
    敗走しながら、喰われながらに挑むべきではなかったと後悔しているでしょう。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    暑い日が続くなかでコメントをいただける。ひとしお勿体なさが募ります。

    さて三十六話。

    焔さんのコメント。
    興味深い、視点です。

    わけわからない見えないデカいのが、上からつまんで人を食べてるのですからね。怖いですよね。

    焔さんご指摘のとおり、魔法騎士団の者たちは、恐怖し、後悔し、痙攣や失禁もしただろうと思います。

    それでも逃げようとすると、人でなしのリコチノが精神操作の魔法をバンバンかけるので、誰もがなんとなく平気になるのです。アホなのです。

    魔法騎士たちから見たこの物語は〝精神改変もの〟です。たまったものではないです。
    あたかも麻薬打たれながら続けるデスゲームなのです。

    三千世とリコチノに、忍法と魔法で精神改変され続けるのです。
    それは普通じゃいられませんよね。頭、グルグル軍隊です。

    重ねてこの度もコメントありがとうございました。

  •  あの激戦の地が原野に帰り、三つの墓標の残すのみ。なんとも言えない余韻が残る良いラストでした。
     全滅エンドも覚悟していましたが、墓標が三つということは、勘解由と三千世は生き残ったと解釈できるところも良かったです。私はなんだかんだ言ってハッピーエンドが好きなので。
     ハッピーとまでは言えずとも、どこかでしっかりと生き抜いて欲しいと思います。2人のその後を色々と想像してしまいますね。

     三人の死は辛かったですが、それぞれ納得できる最期だったことでしょう。冥福を祈らさせていただきます。

     良い作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。

    夏日の続くなかにつけて貰えるコメントは、一服の清涼剤ですね。
    今回は、レビューもいただいて感謝です。

    さて四十話。

    まずは、ここまで読んでいただきありがとうごさいます。お疲れ様でした。
    登場人物に感情移入していただけて、ありがたいです。書いた甲斐があります。

    それと。戦闘後の余韻の話。
    私は戦いのあとの寂寥感が割と好きなんです。
    もっとも本作の戦闘の場合は、ちょとその類ではなさそうですが。

    二千人の人間。それも最強の戦闘集団が一日で全員戦死。何と戦ったのかも不明。
    目撃者もなし。
    これでは静寂な感じと言うか、不気味だったのかもしれません。
    ルクブ地方の俗謡などになって、古戦場な感じになったように思われます。

    また作中の三千世や勘解由の行く末にも思いを馳せてくださり胸が熱くなりました。
    また何かの折に、その話も書けたら幸いです。

    重ねて。この度は最後までご覧いただき、たくさん評価してくださり、ありがとうございました。

  • 未知への恐怖はどこも同じですね。そして、それを己の技量ならどうこうできると考える指揮官の存在も。
    敗走まで時間の問題になりそうです。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    真夏日の辛い通勤に、へこたれそうな気持ちを支えてもらっております。

    さて三十一話。

    焔さんの推察される通りです。
    敵の情報の不足は重大な誤判断を招きます。
    そして、指揮する者の判断が心情による決定。
    これは事態の悪化は確定的ですね。

    この事態に至る前にも何度か回避点があったものでした。
    例え忍者という存在を知らなくとも、周囲の偵察はできるし村を迂回することもできたでしょうに。
    勝ち続けた集団の誇りが驕りになったのでしょうか。

    選択を誤り、事態の急変していく集団。
    それを眺める読む側。
    なんとなくテレビのドッキリ番組のテイストさえ感じます。

    重ねて。この度もコメントありがとうございました。

    編集済
  • よもや、自身の質量の10倍以上ある敵すら触れるだけで殺すとは。しかも、話をしたら望みはお前ら殺すことだなんて宣言されたら敵でも同情しますね。経緯は完全に自業自得なわけですがw

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    焔コブラさん……あ。
    最近、伺っていなくて失礼しました。
    週末あたりにまた寄ります。

    さて、三十五話。

    ほとんど妖怪です。嘉助。
    話が通じずに自動的にわけわからない方法で周りの人間を殺傷して回る存在。

    そんなの来たらたまったものじゃないですね。
    戦争反対です。
    まー。ガロツクは逃げたら良いだけなのですが、上がアレなので。

    ほとんど〝レミングスの死の行進〟ですね。
    本当はレミングスって、そんな事しないらしいですけど。

    重ねて。この度もまた、コメントありがとうございました。

  •  これぞ正しく名状しがたきもの。ですか。
     見えない怪物は恐ろしいですが、見えたら見えたでSAN値がピンチになってしまいそうな気もします。

    作者からの返信

    いつも、コメントありがとうございます。
    コメントがないと、夏バテしそうなので助かっております。

    さて、三十五話。

    今回も、ギルマンさんの感想は正鵠を射ております。

    ここまで来るともはや忍び側の苛めですね。
    リコチノなんて自失していますし。

    この回あたりで三千世の忍法が精神操作系であり、独去と同系統の術。
    反動の軽い忍法だと明示されますが、ヤバいのは忍法ではなく────
    そんな話ですね。

    本作は大まかには忍者物ですが。
    前段の縫と嘉助の戦闘までが忍者物。
    後段の三千世からはアレな話です。

    変な構成です。
    しかし思いついたので仕方がありません。

    重ねて。この度もまた、コメントありがとうございました。


  • 編集済

     正直に言いますと、皆生き残って欲しかったです。
     しかし、まあ、難しいですよね。
     リスクなしのチート技ではないし。
     状況的にも、メンタリティ的にも、生存最優先という作戦にはならないでしょうし。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    コメントを生きる寄す処としておりますのでとても助かります。

    さて、二十五話。

    ギルマンさんには、コメントにあるほどに本作の内容に移入していただき、感謝します。

    返答は……私の考える物語のなかの忍者のあり方、としか言い様がないのが心苦しいです。

    最大要素は、ご指摘の通り、メンタリティでしょうか。

    もはや隠蔽や奪取を考慮しない戦闘だから帰還を考慮しない。
    信教に反するからこれ以上の殺生はしたくない。
    これらの共通解、でしょうか。

    あとは時間がなかったのと、運が悪かったのでしょうね。

    小説を書いてみて自分でも意外だったのですが。
    私はハッピーエンドが少ない書き手だった様です。

    ともあれ。
    重ねてこの度もまた、コメントありがとうございました。

    編集済
  •  龍が二百頭とは想像以上の規模です。
     しかも、無抵抗の民間人を龍の餌とは、中々の外道。
     正直、とても好みな展開です。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    コメントの賦活効果の恩恵により、ぎりぎりで夏の日を乗り切っています。

    さて十三話。
    龍。現地での名前(意味の伝達)はそんな幻獣めいた大層な感じですが。
    ただの大型肉食動物です。

    体高3メートル強で尾まで入れて7メートルくらい。
    空は飛ばないし、火も吹かないんです。

    アレクサンドロスがインドに侵入した際、ヒュダスペス河畔の戦いで用いた戦象のイメージです。数もそれに準じました。

    この龍の利点は後で出てきます。
    こんなデカい肉食獣を200頭も運用できる理由ともなっています。

    ともあれ悪党。
    私はこれを描くのか苦手なのです。
    書くと愛着でるし。
    悪党は不合理なのでよく理解できていないかもです。
    いつか憎々しい悪党を描いてみたいものです。

    ともあれ。
    重ねて、この度もコメントありがとうございました。

  •  確かに、元の世界方がやばそうな感じですね。
     セブが恐怖を感じるのも無理はないところでしょう。

     ガロツクの軍勢も、こんなメンタリティーの連中が待ち受けていると知ったら驚くでしょうね。むしろ、ガロツクの一般兵士とかの方が可哀そうかも知れない。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    暑い日々に、コメントを読むと清涼感さえ感じます。

    さて十二話。
    まさにそれです。ご明察です。
    やはりギルマンさん。
    ご理解が、早いだろうとは思ってました。

    剣魔神の記の5章57話以降と同型の構図です。

    楽に蹂躙しようとやって村へやってきた軍勢を待ち構えるのは、絶望の殲滅戦を生き残った異能者たち。
    そして、なおかつその輩の大半が、いつ死んでも良いと思っている狂気集団。
    そんな構図です。

    ガロックは〝聞いてない。こんなの!〟なことになりますね。戦争の悲劇です。

    もちろん。
    忍び達がセブへの一宿一飯の恩に報いることも奴らの行動の目的です。
    ただそれだけではなく、自分たちの業の深さに辟易して、生き飽いていることも行動の一因です。

    重ねて、この度もまたコメントありがとうございました。

    編集済
  • 夜は忍のテリトリーですからね。ここまでやられたとて無理はありませんが、この状況でも進軍を続けるのはいくら騎士団とて無理でしょう。
    兵站が満足に機能しておらず、兵が浮き足立っている最中で勝つのは無理でしょうね。

    作者からの返信

    いつもコメント、ありがとうございます。
    そしてこの度は返信が遅れて失礼しました。

    いつもながら焔さんの戦術面からの指摘はまったく正しいと思います。
    普通は撤退です。

    でもこの軍勢は撤退をしない。
    なぜかというと、彼らは洗脳された集団だからです。
    特定の人物の催眠下にあるとも言えます。

    統一された意志で一個の有機体のようになるべく設えられた集団。
    しかし、それが悪い方向に働いた。
    そんな例でもあります。

    それでは、また。

    重ねて、この度もコメントありがとうございました。

  • 第十五話 此の昏盲の闇をへの応援コメント

    ドラゴンが使えたらブレスによる空襲で敵の兵站を破壊し尽くす手段も考えられますね。
    少数で手数も限られてるからそっちの方が希望があるだけにこの状況は悲しいです。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    コメントの返信は楽しいのですが、気の利いた事を言えないのがわれながら心苦しいです。

    さて〝龍〟
    ショボくて申し訳ないのですが。
    この作品世界での龍は現実世界の陸上肉食恐竜を強化した感じの動物です。

    ラクダくらいタフで長距離を走破できる脚力を持つエゾヒグマの二倍くらいの体高の肉食動物です。

    飛行能力とかドラゴンブレスとかは無いのです。なんか済みません。

    龍については、そんな設定だと思って読んでいただければ幸いです。
    そんな次第です。

    重ねて。この度もコメントありがとうございました。

  • 確かに余裕があれば隘路で一網打尽も可能でしたね。敵の指揮官は相当に舐めていることが伺えます。しかし、余裕が無いのは事実だからこの先の展開が相当にマズイですね。ドラゴンがいるけ訳ですし…。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    御指摘の通り、敵の指揮官の描写はほぼ敵を舐めている構図ですね。

    ただ、伏兵狩りは丁寧に行っている。
    という描写が、この回ですね。

    改めてですが。
    本作を続けて読んでもらっていて嬉しい限りです。

    重ねて、いつもコメントありがとうございました。

  • 価値観の違いが大きく浮き彫りになりましたね。こういった展開、特に生き死にに関わるところにスポットが当たるとリアリティとシリアスさに厚みが出ますね。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    コメントで確認できることも多いです。
    自分が書いたものへのリアクションは貴重ですよね。

    さて価値観。
    本作は忍者の特異な価値観が物語全体の主眼でした。
    後は吉利支丹的な情動とか。人の生への執着とか。

    価値の相違は敵味方だけでなく味方同士にもあるという関係性が好きなのです。

    この部分を読み取っていただけて幸いです。

    重ねて、この度もコメントありがとうございました。



  • 編集済

    文化は違えども料理が美味しいことと統治者が理由はあれど理不尽という点は変わりなしですね。このまま次に行くのか、留まるのか…。

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    あらためて最近、自分の書いた物語を誰かが読んでコメントをつけてもらえることの有り難さが身にしみています。

    さて、食べ物へのリアクション。
    島原の乱の際の攻め手の幕府側が兵糧攻めを仕掛けていたために飢餓状態であった事。

    長年、キリシタンの被差別民や四民にも入らない漂泊民として蔑まれ酷い扱いを受けてきた者たちなので人の情が嬉しく、ことさら明るく騒いだ部分もあるかと思われます。
    客観的に見ると基本的に沈鬱な話ですね。

    重ねて、この度もまたコメントありがとうございました。

    編集済
  • コメント失礼します。壮絶な話でしたね。ただ、じつに強く思ったのは、壮絶な話が描きたいなー、と思うだけでは絶対に書けない。という感想を持ちました。無駄に感じる知識、いわゆる教養。つまりこの作者様のように、じつに深い教養がないと、無理なんですよね。僕も読書量を増やして、頑張ろうと思いました。他の作品も楽しみにゆっくり読ませていただきます。

    作者からの返信

    本作を最後まで読まれ、そしてたくさんのコメントを戴きありがとうございます。
    単純に嬉しいです。
    内容も褒めてくれているし。

    最近、たくさんのコメント交流をするうちに段々と秋谷さんの文章の形が分かり始めてきました。
    とても面白いです。

    〝無駄に感じる知識、いわゆる教養。つまりこの作者様のように、じつに深い教養がないと〟

    一見して褒められているようでもありますが
    通して読むと私〝無駄感じる知識マン〟ということになってしまいますね。

    いえ。真実なので。正しいです。
    無駄に感じる知識があると言っていただけるだけでありがたいのです。
    ついつい。ツッコミいれて失礼しました。

    しかし、改めて思いますね。
    昔書いた話で閲覧数もそこそこしかない作品を現在も読んでもらえるのは本当に嬉しいことです。
    それも、最初から最後まで通読とは。
    そうそうないことですから恐縮です。

    重ねて。この度はたくさんのコメントやレビューありがとうございました。

  • 読んでいてなぜか、映画プライベートライアンのノルマンディー上陸作戦のシーンがシンクロしてまいりました。また、最後のお経の訳が、泣かせますよね!!

    作者からの返信

    連続してのコメントありがとうございます。

    秋谷さんのコメントは独特のテイストが面白いです。
    読み物として楽しんでおります。

    なにゆえ、ノルマンディー上陸作戦のシーンがシンクロしているのかは、よくわかりませんが。
    スゴいスペクトルシーンなので嬉しいです。

    さて。
    独去の名前の元ネタの〝無量寿経〟に言及してもらえているのも嬉しい処です。

    御経って、偶にしんみりする内容だったりします。
    たいてい訳がわからないんですけど。

    重ねて、この度もコメントありがとうございました。

  • 嘉助が死をまえに 笑うシーンに ぐっときて ぞっとしました。良い作品ですね!!

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。

    私が秋谷さんの書かれた〝芸大を7回うけて7回落ちた僕はこうして恋にも落ちたのです〟につけている私のアホコメントとは格段の水準です。

    このエビソードの嘉助は、客観視すると血まみれでニタニタ笑う気持ちの悪い殺人鬼。

    なのですが、彼の内心から察すると
    自分の死期が迫る。
    それは同時に嫌な生き方が終わる。
    縫のいない寂しさを感じずに済む。
    もしかしたら縫のいる〝ぱらいその寺〟に行けるかもしれない。
    などという。
    ある種の法悦に近い喜びに満ちていた瞬間なのです。

    この場面をぐっと感じてくれる秋谷さんのような方がいれば、書いた甲斐があるというものです。

    そんな決死状態の狂った超人に、次々と挑みかかられるガロツク軍。
    たまったもんじゃないでしょうね。

    重ねて。コメントありがとうございました。


    編集済
  • コメント失礼いたします。洗練されたカムイ伝のようだと思いました。全体の空気の流れが美しく、血の匂いがして、美しい文章空間ですね!!

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    コメントだけが日々の楽しみです。

    〝洗練されたカムイ伝〟
    勿体ないお言葉です。
    白土三平先生に飯綱落としをされそうです。

    〝血の匂いがして、美しい文章空間ですね〟
    これもありがたいお言葉です。意味はよく分からないですが褒めてもらえたら何でもいいので。

    重ねて。この度もコメントありがとうございました。

  • いつもながらすごい緊張感ですね!みんな戦死しちゃってたのかあ。

    作者からの返信

    連続コメントありがとうございます。
    一つコメントを書く手間も大変なのにこんな続けて、戴くなど感謝しかありません。

    さて。
    夜に忍者の姿を見るというのは、死を意味しますから。
    ガロツクの従者らは戦死ですね。

    火事で逃げた者は、ぎり生きて居るのもいるかもです。

    重ねて、この度もコメントありがとうございました。

    編集済
  • 僕もいつかこんな大河歴史小説が書きたいです。ペコリ

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    コメントって文字。Tシャツのロゴにしたいくらい好きなので助かります。

    〝こんな歴史大河小説〟

    いやいやいや。
    本作、ただの伝奇アクションですからね。
    歴史とか最初の島原の乱の下りだけですし。

    歴史大河ロマンを司る神から懲罰をされそうで怖いです。

    ともあれ今回も好意的なコメントをありがとうございました。

  • 神よ、私を見捨てるのですか……おはなしがどんどん確実にもりあがってくるところがさすがですね!!

    作者からの返信

    続けてのコメントありがとうございます。
    秋谷さんから昨日今日と、たくさんのコメントをいただき私はニコニコです。

    さて。エピソードタイトルにも注意を払ってくれてありがとうございます。
    コメントもお気遣いいただいて恐縮です。

    重ねて、続けてのコメントありがとうございました。

  • コメント失礼します!じっくり読ませていただいてます!作中のセリフが異様にリアルですね。  あと、拙作のフォロー 誠に ほんとに ありがとうございました
     ペコリ

    作者からの返信

    続けてのコメントありがとうございます。
    コメントの応答がカクヨムの活動の大半を占めているので、おかげさまで充実しております。
    そうそう。各種フォローやレビューもたくさんいただき感謝です。

    本作を好意的に受け取ってもらえて良かったです。読みにくいところもあるかと思いますが、よろしくお願いします。

    さていま秋谷さんの作品を通読しております。あまりカクヨムでは見かけない話で大変楽しめております。
    後ほど書き込みはじめますので暫しお待ちください。同時に反応があっても読んだ後にまとめて付けているので訝しく思わずにいてください。

    重ねて、この度はコメントやレビューやフォロワー、等などありがとうございました。

  • これ読むの無料、最高です。大切に読了させていただきます ペコリ

  • セブさんカッコ良いです!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    もうコメントだけでカクヨムと繋がっている体たらくなので。
    返信書くくらいしか活動してないので助かります。

    さて。セブ老人。
    お褒めにあずかり恐縮です。

    このキャラクター。これからも物語の端々で出ます。しかも良い役割を果たします。
    芝居で言うなら、美味しい役処なのです。

    重ねて、この度はコメントありがとうございました。

  • ゆっくりとですが、拝読させていただきました。

    忍びたちの生死を賭けた戦い……もの凄い描写に最後まで心が震えてしまいました!
    「転生先の異世界で、恩に報いて敵を打つ」
    シンプルな展開ながら、重厚な空気感を感じさせる筆致は真似をしたくてもできません、本当に羨ましいかぎりです(>_<)

    また、キャラクターや忍法の設定の面白さに、毎回ワクワクさせていただきました。
    (読み返してみると、独去の忍法が第一話で素晴らしい働きをしていましたね汗)
    三千世と一緒にいたあれが、本当にトラウマでした。

    素晴らしい物語をありがとうございました!

    作者からの返信

    連日のコメント、ありがとうございました。
    熱量と密度が高い感想を戴くこと。それだけで本作を書いた甲斐がありました。

    私はなにか書くときに、半分ほども内容が伝われば良いな。くらいの気持ちで書くのです。
    自分の伝える力が弱いと常々思うので。

    であるのに本作に、戴くコメントはどれもが内容をスゴく理解してもらっていました。
    もちろんファラドゥンガさんのコメントもそうです。
    言及される事柄の的確さには付け加える余地がなくて慄きました。
    本作で設定した、〝忍び〟という者たちへの理解の深さに、首外れるくらいに頷くことも多かったのです。

    ただ感謝しかできないのがもどかしいですが
    いつまでも同じような御礼を言い続けるのもきりがないのでここで一旦閉じます。

    重ねて。本作にたくさんのコメント。それとレビューを頂きありがとうございました。


  • 編集済

    独去の「御座替」……自身の負傷という発動条件も含めて、タイミングがかなり限られた忍法ですね(; ・`ω・´)
    しかし、見事にリコチノと三千世の魂がチェンジ!
    見かけを気にしない三千世にはグッドタイミングですね!それにひきかえ、リコチノは……(;^ω^)

    後半、何やらクトゥルフの祈りが!?
    (詳しくは知りませんが…)

    ワクワクが止まりません!

    作者からの返信

    連日のコメント、ありがとうございました。
    私がカクヨムの片隅にいる理由は、書いたものに何かしら反応があるということの一点に尽きます。
    特に褒めていただいたコメント。
    これこそが私の唯一の憂き世の寄す処なのです。

    さて。
    ファラドゥンガさんが話されていた独去。
    本来の独去と三千世の忍法は、縫や嘉助の術ほどの反動がない。

    設定では火とか力とかは出力が大きい忍法は反動が大きくて、入れ替えとか隠蔽は出力が小さいので反動が小さい。
    電気に準えて、そう設定していました。
    電気自動車のモーターとLEDライトの必要電力の違いみたいな。
    独去は三千世を庇った時の傷があれでしたから、結局あれでしたけど。

    チェンジした後の三千世とリコチノの反応の差異はリコチノの方が普通に近い反応です。

    突然自分が異人種になったらビックリしますよね。普通は。

    それとご明察です。ファラドゥンガさん。
    コメントで、この事を指摘された方は初ではないでしょうか。
    あの勘解由の呪文みたいなのは、その類です。

    門にして鍵〝ヨグ・ソトース〟の呪文です。それを勘解由が〝逆から〟唱えていたものです。

    一話や二話でも唱えていたけど、わざと表記しなかったものです。
    本当にきちんと本作を読まれていて、ただただ感謝です。

    重ねて、本作にたくさんのコメント。それとレビューを頂き、ありがとうございました。

  • リコチノは、忍法を魔法のように認識してしまっていたようですね(^^ゞ

    魔法と忍法、二つの力の違いが物語に重要な要素として入っている、すごくワクワクする展開です!

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    感想をいただくと、私の澱んだ眼も少しだけ開きます。

    さてリコチノの錯誤。
    この間違いが、ガロック側とキリシタン忍びの双方にとっての悲劇の元ですね。

    欲望は知恵を曇らせるという類例です。
    彼女は登場時から比べると段々と感情的になります。

    本作を〝出世街道驀進、超絶エリート聖女は、忍者と出会ってさあ大変〟というタイトルの話だと規定した場合、リコチノへの焦点の当て方はどうなるのか?
    等という視点も意識していました。
    ただのやられ役だと勿体ないので。

    重ねて、この度もまたコメントありがとうございました。

  • 忍びたちにとって、リコチノは厄介な存在ですね……。
    龍の使役数も、通常の十倍ですか(゚д゚)!
    魔法の力は凄いようですが、どうやって忍法を奪取するつもりなのか……気になります!

    作者からの返信

    いつもコメントありがとうございます。
    こんなにこまやかに感想をいただけるとは嬉しい限りです。

    さて今回話題とされたリコチノ。
    自作語りは面映ゆいですが、少しだけ。

    このキャラクターは聡明な反面〝賭事にのめり込む人〟のような特性を持ちます。
    ありもしない希望を盲信します。
    そして、〝ここまで費やしたのだからいまさら止められない〟そんな思考を持つ人物として描きました。
    敵側のキーパーソンです。

    重ねて、この度もまたコメントありがとうございました。