第14話 その後の流れ
>>仁美Side
記者会見から数日が経ち、世間では私の演技とにゃむこさんの演技力が評価されているらしい。にゃこむさんは『絶望系女優』としてヒロインが絶望する系のドラマや映画に沢山オファーが来ているらしい。
あと、良くわからないけどSNSでは金髪に褐色の社長似のイケメンがにゃこむさん似のヒロインに全裸土下座をさせたり、彼氏がいるという設定のにゃむこさん似の人の顎をクィとして『俺の物になれ』と言ってキスをするNTR物が流行しているらしい。
社長は事務所でこれを見て『確かに俺はNTR系の金髪のイケメンだが、俺はNTR系を演じながら純愛派なんだよ』と言っているが、奥さんと妾さんの5人をほぼNTRみたいな感じで奪ってる人がいう事は余り信用できず、芸能界怖いと思う日々である。
なぉ、社長にもよかったら大人のビデオに参加しませんかと高額のオファーが来ているらしい。
私も色んな所からオファーが来ているがマネージャーの冴羽さんが調整をしているため、私はこれらの事に関知をしていない。
後は、社長に勧められて私はダンジョンが運営するDチューブ(通称:DT)とD呟いたー(通称:DY)をやる事にして見た。
プロフィール写真は私が少し笑顔で笑っている顔で、ヘッダーの写真は撮りなおした【喜怒哀楽狂】を繋げた物にしている。
SNSをするときに社長とマネージャーさんから言われた注意事項は以下の三点。
1.政治的な発言や特定個人を批判する事はしない。
2.社内外の秘密やイベント等の告知を勝手にしない。
3.載せてよいのは食べ物や風景のみ、その場ではアップロードしない。
という感じの注意点であり、普通の事であるが多くの有名人がこれらを守れず、芸能界から去る事になったらしい。
とりあえず、記念すべき最初の写真は社長の膝の上に私が座って、横にマネージャーさんという3人で映っている写真とその写真を撮っている秘書さんの写真をアップロードした。
あっという間にフォロワーが1000万人を突破していて色んなコメントが着いて来ている。
「どうみても、金髪NTR男と悪辣剛腕奴隷商人が商品(意味深)を持っている構図」
「一瞬、仁美ちゃんが何処に居るのか分からない強い構図www」
「これは酷いwwスタープロって面子が濃すぎるww」
「二枚目の秘書さんの顔ww超美人なキャリアウーマンさんなのに写真1枚撮るのになんでこんな苦悩に満ちた顔をしているですか?分かります、社長の依頼とコンプライアンスの間で苦しんでいるのですねww」
「この二枚だけで、情報の洪水すぎるww」
っとみんな言いたい放題しているがイイネが沢山ついているので良いとしよう。
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