壊れかけの少女を操作するは異世界の魔王と聖女(少女のパパは暗殺者、ママは大女優)
奈楼小雪
第1話 プロローグ
>>仁美Side
この者の名前は
パパは世界的は暗殺者で、ママは世界的に有名な演技派大女優。
二人のお陰でこの者の家庭は裕福であるが……幼き時より世間の好奇な視線や様々な芸能界の荒波にさらされ続け魂も心も壊れかけている。
そんな者の魂と心に入りこんだのが、魔王である私と……。
『この、モンスター、弱いね』
っと私の横で声をあげながらこの者を操作しモンスターの首を刎ねる、聖女である。
私と聖女はここと異なる異世界で殺し合い、互いに相打ちした……。
かに思えたが、何故かこの少女の中に入ってしまった。
「聖女よ、アレは一応、この世界では強者の部類に入るオークなのだが……」
『弱い者を弱いといって何が悪い?それにしてもこの躰は素晴らしい、実に馴染む』
「言い方がまるで、依り代を乗っ取った悪役なのだが、もう少し何とかならんか」
『ならん、やっぱ、生き物を殺すのは楽しい』
この聖女と来たら魔王の私よりも残酷で、ヤバい部類の人間である。
よく、我々魔王軍はこんな聖女と戦い最後は相打ちになったなぁ……。
っと思っていると
「キャーーーーー」
っと悲鳴が聞こえ、私が声の方を見ると頭が牛で片手に斧を持ったモンスターに襲われている所だった。
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