虚構と現実と
- ★★★ Excellent!!!
かつて役者として人気があった主人公は、精神に異常をきたしている疑いがあるため精神病院に収容されている。
個室の中で、彼はかつての栄光は忘れていないのか延々と様々な役を演じ続けている。
まるで病室の中という現実に、虚構の世界を持ち込んでいるかのごとく。
彼の主治医と、彼が犯したであろう事件を追う刑事とが事件の真相と本質を明らかにするために、彼が関わった人々……恋人であったりライバルであったりの証言をもとに彼の過去を調べていく。
彼は何故事件を起こしたのか?何故精神病院に収容されているのか?
ラストであなたを待つものは……。
ぜひ、ご一読ください。