2025年1月4日。にゃんこ支離滅裂13
気づいたけど、僕は自分が今まで戦ったことなどないことに気づいた。猫同士でも戦ったことはない。そもそもが平和主義者なのだ。しかし今度ばかりは戦わざるを得ない。それはもう使い魔としてここに来た以上は避けられない事実なのである。「じゃあやるか」僕は覚悟を決めた。死んだら復活出来るとか聞いていたので、別にそうなのであれば死ぬ気でやっても実際に死んでも構わないと思ったからだ。僕はそもそも未練などもこの世にないし、化けて出る事もないだろう。もし死んだら次に何に生まれ変わるのだろうか、と僕は思った。そして練習中、特訓中、僕はナップのパンチが直撃して死んだ。幽体離脱している時にあれっ、復活出来ないじゃんって思って僕はやがてライオンに生まれ変わった。「ここはどこだ」僕がつぶやくとそれは日本の動物園だった。「きゃー、生まれたわ」と言ったのはどうやら飼育員らしい。僕はすぐに立ち上がる事が出来た。これあれだ。僕はあそこの宇宙大会に出なければならないんだ。僕は隙をついて動物園から脱出すると、駅のホームへと隠れて潜んでいた。すると列車がやってきた。それはあの僕をあの空間へと連れて行ってしまったあの列車である。もうすでに使い魔契約をしている僕は自然にこの列車を見つけ、乗る事が出来た。そう、また僕はあの世界に行くことが出来るのだ。そして駅が到着すると僕は「復活にゃ」と声を上げた。実際は見た目ライオンなのだけど。
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