12人の大学生が次々に語り手をバトンタッチしていく形式の物語です。
1人1ヶ月。1周で1年。それを4年分。
それぞれの一人称視点で切り取られていく一場面からは、語り手の為人や取り巻く人間関係が鮮やかに浮かび上がります。
描かれていない部分も、行間からいろいろ想像したくなるほどに。
登場人物は多いですが、それぞれに個性があり、悩みがあり、心の揺れや好きな人やものがあり……12人全員が確かに血の通った存在感を持って、日々を紡いでいきます。
1年目、2年目と読み進めるほど、少しずつ変化していく心境や関係性から目が離せなくなり、どの子もどんどん愛おしくなっていきました。
読めば必ず推しが見つかる?!
私の推しは、独特な間で無自覚ドキドキ発言を繰り出す微笑み王子・小野山くんです。
正直4年と言わず5年目も6年目も、永遠に彼らの日々を見ていたい気持ちになりました。
日常系現代ドラマをお求めの方におすすめしたい作品です!