<プロローグと第1章序盤まででのレビュー>
本作は、少年が異世界に落ち、魔法少女エリス(フィアーナ)と出会う序盤から始まる。文章は森博嗣的に細部描写が丁寧で、登場人物の感情や状況を読み手に自然に伝える。一見突拍子もない出来事の連続に見えるが、筆致は混沌の中に一定の秩序を作り、場面を視覚的に楽しませる構成になっている。
特に印象的だったのは、春賀がカエルをフィアーナに捕まえられる場面。
「うりゃ」
フィアーナが饅頭を拾うかのようにカエルを捕まえた。両足を掴み、無造作にひゅんひゅん振り回す。
ぼぐわ! 石に叩きつけた。「ひぃっ!」
この一連の描写は、単なる行動の描写を超え、読者に異世界の緊張感と魔法少女の奔放さを同時に伝える巧みさがある。擬音や比喩を活かし、暴力的でありながらコミカルなトーンを保つことで、世界観の没入感が増している。
まず文章のリズムと細かい描写に注目しつつ、少年の視点で異世界を「体験する気分」で読むことをおすすめしたい。異常事態と日常感覚のギャップがユーモアとスリルを生み出す、序盤から楽しめるファンタジーです。
異世界ネイバースに迷い込んだ少年・春賀。
彼は魔法使いフィアーナなど奇抜で個性的な人々に振り回されながらも、人型ロボット『マギアギア・エリス』を使い、王国で起こる混乱や、勇者としての試練に立ち向う!
クスッと笑えるユーモア満載、壮大な戦闘と愛、友情が見どころの異世界冒険譚☆
コメディ要素が多分に含まれる楽しい異世界冒険譚です☆
どのキャラも個性的で言動が面白い!なので、そんな明るいキャラたちを通して本作の世界を見ることになるため、基本的に楽しい気もちで最後まで物語を読み終えることができると思います。
でも、よくよく考えると、主人公が巻きこまれていくのは、すごくシリアスな状況なんですよ。ですから「軽いノリだけじゃなく、しっかりとしたストーリーがあるファンタジーが読みたい!」と思ってる人も満足できるお話になっているとも思いました。
楽しく笑える読みたい、でも登場キャラがしっかりと悩んだり乗りこえたりする問題もあってほしい!と思ってしまう、欲ばりなアナタにおススメの一作です♪
序盤から(最後まで)怒涛のコメディで読者を巻き込んでいく中、随所に仕込まれたダクファン要素 ”(`・∞・´ )
応援コメント書き泣かせなほど、1話あたりのネタに対するツッコミどころ満載で、女性キャラたちは、作者様の「へき」が凝縮された?w カワイイ子たちばかりです ”(´・∞・`*)
そして、ダクファン要素もさることながら、燃えるバトルシーン!
ロボットものがお好きな方(特に特機系?)を熱くさせる巧みな設定とセリフは、雄叫び必至!(`・∞・´ )熱いぜ!
笑いとシリアス、そして激熱……時に詩的に ”(´ー∞ー` )
「マジカルいこうか」(´・∞ ー` )
異世界×ロボット×魔法少女。
オトボケ異世界バトルコメディが、―――今始まる(きゅぴーん)☆
この、きゅぴーん☆は、魔道人形、マギアギア・エリスが言ってます。
キャラが濃ゆい。
異世界におっこちた、主人公高校生(男)春賀───へっぽこ。
ヒロイン① お胸サイズを偽って誇張するフィアーナ、箒で空をかっとぶ魔法少女。
ヒロイン② 美しいお姫さま、サリアリット。味噌をあがめる新興(?)宗教にはまってる。
ヒロイン二人は親友であり、その友情が尊いです。
物語はギャグが多く、ギャグがかっとんでます。
体感、ギャグは50%かな。残り25%シリアル、25%バトル。
それでね、このシリアスのところが、実は深い。人の業、人の命を秤にかけるような行為も、この国の謎をひもといていくなかで、春賀は直面していきます。
ちょっぴりダーク、と、説明文にありますが、そのダークの暗さは、かなり闇が深いのです。
(グロ描写はないからご安心ください、あくまで、人間の業とか、人が人を差別する醜さが描かれているというだけです)
でも、ギャグが多くて、文章のキレが良くて、物語にも動きがあるので、するする先に読めてしまいます。
変身を重ねてゆく魔道人形の活躍も、みどころです。
フィアーナの、いろいろ背負いながら、彗星のようにジェットスピードで駆け抜けてゆく煌めきが好きです。
舞台となるネイバース世界では、人とモンスターが不可侵で共存していたが、謎の組織によってその均衡が崩れ、全面戦争となってしまった。
そんな世界に召喚された地球人の少年・真崎春賀(まさき はるか)は、魔法使いの少女・フィアーナの村へ身を寄せるが、そこへ突然襲い掛かる狂暴なミノタウロス。
春賀はフィアーナに頼まれて人型ロボット『マギアギア・エリス』に乗り、敵と戦うことになる。
感想:ファンタジーな世界と思ったら、人型ロボットが出て来るわ、そのロボットの挙動がいろいろおかしいし、変身するしでバラエティに富んだ面白さを一度に味わえる。
オススメです🤖キュピーン💖