2025年3月9日 13:04
国際女性デーに寄せてへの応援コメント
なんというか、すごい作品でどこから感想を申し上げてよいのやら……。まず最初の4文字ですよね。「あなたは」。おっ、二人称小説!? と思ったら本当に二人称小説でびっくりしました。書くの難しそうですよね(小声)。たぶんこの女性は冒頭の事件のトラウマを生涯ずっと抱え、その重さゆえに人並みの人生は送れていないでしょうね。「もしもあの屈託さがずっと続くなら人生は不公平だと思う。」という一文が痛々しい。そして彼女は相手にそうさせてしまう体質なのか、作中でひたすら辛く理不尽な目に遭っている。でも、世の中には本当にこの不幸セットを全部ひとりで抱えている人もいるかもしれないと思いました。もしかしたら日本に限らず海外のどこかにも。どうして二人称小説に挑戦なさったのかなと気になりましたが、「国際女性デーに寄せて」というエピタイに気付き、下記のように解釈しました。「これは他人事ではない。自分の身に起こったこととして考えてほしい。無関心のまま過ごしてよい人は誰一人としていない」というメッセージ。そういったものが込められているように感じました。ならば二人称小説という手法は有効な手段なのかもしれません。挑戦的でありながら鋭い刃物のような表現でもあり。あと気になったのは作品のタイトルでもある「顔のない星」について。何かの比喩であることはわかるのですが、それが何なのかは二回読んでようやく、なんとなくこれかな? と思う感じでした。私の中の答えは「人々の無責任な(そして下世話な)好奇心」かなと。あるいは彼女をあざ笑う不運のようなものかもしれません。あるいは「高みの見物」「上下関係」とか? 主人公が、犯罪者よりも星のほうを恐れているあたりが、またエグい。ただ、これは人によって解釈が変わりそうですね。そしてその解釈によって作品の読み味も変わってきそうなところがまた興味深くあり。そしてこの作品で一番すごいなと思ったのがクライマックスの「何十年も前から準備はできていた。」という一文。これがすべてを物語っていて、ずしりと心に響きました。めちゃくちゃ殺意の高い一文。たぶん私がこれまでに読んできた文章の中で一番殺意が高い文章なのでは、と思います。しかも「通勤鞄」が「大きく重い」っていう描写があるんですよね。めっちゃ仕込んでるじゃないですか……。それを何十年も。殺意が高い。そしてラスト。ためらいがない。それでいい。私は止めません。思いっきりやったらいい(小声)。できれば、数十年前に傷を負った彼女の心がいくらかでも救われますように。まあ、あくまでも私の解釈ということで。他の方がこの作品を読んで何を感じるのか、聞いてみたいですね。執筆おつかれさまでした。
作者からの返信
……あなたはわたしですか?息を呑みました。これほどまでに汲み取られるとは思わなかった。いや、本当は思っていたし、期待していました。伝わるって。これは『第二回人生逆噴射文学賞』というコンテストに出した作品で、講評もいただいたのですが、ここまでの言及はされませんでした。これは失礼にあたるかもですが、コンテストの性質上一作だけにかまけていられないのも理解していますし、入賞しなかった事実からも適正な結果だなと。まだまだ精進足りんなと思っていたところに、こんな。世に放った以上、「どんな解釈もありです」のスタンスが正しいのかもしれないのですが、星の解釈ドンピシャです。そして私自身あとになって気付いた一番書きたかったであろう「何十年も前から準備はできていた。」とそこに繋がる大きな重い鞄も。二人称については、もう一つ付け加えるならば、二人称でなくては書き進められなかった、という理由があります。物語とはいえ、一人称、三人称はあまりにきつく。この返信は>他の方がこの作品を読んで何を感じるのか、聞いてみたいですね。の楽しみを半減させますね。ふふ。最大限の感謝を。ありがとうございました。
2025年3月9日 05:59 編集済
すごい。言葉を失うほどの切迫感、絶望、そういう形容し難い感情が胸を巡りました。鬱々と残される読後感、見事という以外ないです。
ああ…ありがとうございます。伝わって良かった。短いながら消耗した作品でした。でも書いて少し肩の荷が降りた気がしています。
国際女性デーに寄せてへの応援コメント
なんというか、すごい作品でどこから感想を申し上げてよいのやら……。
まず最初の4文字ですよね。「あなたは」。
おっ、二人称小説!? と思ったら本当に二人称小説でびっくりしました。
書くの難しそうですよね(小声)。
たぶんこの女性は冒頭の事件のトラウマを生涯ずっと抱え、その重さゆえに人並みの人生は送れていないでしょうね。「もしもあの屈託さがずっと続くなら人生は不公平だと思う。」という一文が痛々しい。
そして彼女は相手にそうさせてしまう体質なのか、作中でひたすら辛く理不尽な目に遭っている。でも、世の中には本当にこの不幸セットを全部ひとりで抱えている人もいるかもしれないと思いました。もしかしたら日本に限らず海外のどこかにも。
どうして二人称小説に挑戦なさったのかなと気になりましたが、「国際女性デーに寄せて」というエピタイに気付き、下記のように解釈しました。
「これは他人事ではない。自分の身に起こったこととして考えてほしい。無関心のまま過ごしてよい人は誰一人としていない」というメッセージ。そういったものが込められているように感じました。ならば二人称小説という手法は有効な手段なのかもしれません。挑戦的でありながら鋭い刃物のような表現でもあり。
あと気になったのは作品のタイトルでもある「顔のない星」について。
何かの比喩であることはわかるのですが、それが何なのかは二回読んでようやく、なんとなくこれかな? と思う感じでした。
私の中の答えは「人々の無責任な(そして下世話な)好奇心」かなと。あるいは彼女をあざ笑う不運のようなものかもしれません。あるいは「高みの見物」「上下関係」とか? 主人公が、犯罪者よりも星のほうを恐れているあたりが、またエグい。
ただ、これは人によって解釈が変わりそうですね。そしてその解釈によって作品の読み味も変わってきそうなところがまた興味深くあり。
そしてこの作品で一番すごいなと思ったのがクライマックスの「何十年も前から準備はできていた。」という一文。これがすべてを物語っていて、ずしりと心に響きました。めちゃくちゃ殺意の高い一文。たぶん私がこれまでに読んできた文章の中で一番殺意が高い文章なのでは、と思います。
しかも「通勤鞄」が「大きく重い」っていう描写があるんですよね。めっちゃ仕込んでるじゃないですか……。それを何十年も。殺意が高い。
そしてラスト。ためらいがない。それでいい。私は止めません。思いっきりやったらいい(小声)。できれば、数十年前に傷を負った彼女の心がいくらかでも救われますように。
まあ、あくまでも私の解釈ということで。
他の方がこの作品を読んで何を感じるのか、聞いてみたいですね。
執筆おつかれさまでした。
作者からの返信
……あなたはわたしですか?
息を呑みました。これほどまでに汲み取られるとは思わなかった。
いや、本当は思っていたし、期待していました。伝わるって。
これは『第二回人生逆噴射文学賞』というコンテストに出した作品で、講評もいただいたのですが、ここまでの言及はされませんでした。これは失礼にあたるかもですが、コンテストの性質上一作だけにかまけていられないのも理解していますし、入賞しなかった事実からも適正な結果だなと。まだまだ精進足りんなと思っていたところに、こんな。
世に放った以上、「どんな解釈もありです」のスタンスが正しいのかもしれないのですが、星の解釈ドンピシャです。そして私自身あとになって気付いた一番書きたかったであろう「何十年も前から準備はできていた。」とそこに繋がる大きな重い鞄も。
二人称については、もう一つ付け加えるならば、二人称でなくては書き進められなかった、という理由があります。物語とはいえ、一人称、三人称はあまりにきつく。
この返信は
>他の方がこの作品を読んで何を感じるのか、聞いてみたいですね。
の楽しみを半減させますね。ふふ。
最大限の感謝を。ありがとうございました。