本作は揚げ足取りをしようと思えばできてしまうかもしれないけど、細かい粗をとんでもなく熱い展開で。圧倒的な魅力で差し引き満点超えを出してくるタイプの作風です。
つまり往年の名作と呼ばれた作品たちと似たスタイル。
良い意味でこんな作品を現代のWeb小説で読めると思わなかった。ありがとう。
あまりにも熱くて読んでて心が熱く燃え上がってくるし、各所の展開が「あーはいはい、よくあるこのパターンね」とならず発想力もヤバい。
4章の人質解放シーンを20分で思いついたとか天才では??
こまけぇことは気にしないから心が燃え上がる名作読みてぇ!って人は今すぐ読もう。いいぞ…!
熱さも、展開も、成り上がりの匙加減も素晴らしく。今作以降も追っていきたいと思うくらい魅力でぶん殴ってくる、それほどのパワーがある類稀な作品!
ただ、作者さん自身も情熱的に頑張りすぎちゃうタイプっぽいので無茶はしないで体に気をつけていつまでも楽しく小説書いててくだせぇ…