少女と大魔族、凸凹コンビの救国の物語が幕を開ける

大国に国家の存亡を脅かされる、小国の幼き女王シャルロット。魔王を手に掛けた、魔界の大罪人グラム。

弱気なシャルロットと、粗暴なグラム。

信念も生き様も異なる両者が出会った時、物語は大きく動き出す──

特徴を挙げるならやはり戦闘描写。その力の入れ具合たるや尋常ではなく、往年の怪獣映画やアメコミヒーロー映画でも見ているかのような気分にさせてくれる。

そして異種族たるシャルロットとの出会いを切欠に、それまで粗暴で手の付けられない暴走機関車のようだったグラムの精神に少しずつ変化が生じてゆくのも見所の一つ。

凸凹コンビの歩む道の果て。待ち受けるは破滅か。それとも栄光か。

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