応援コメント

「探究」の頃に考えていたこと80(1/4)」への応援コメント

  • 「自分の言葉」を見つけることの大切さと難しさに、高校生で気がつくなんてすごいですね!!

    ウィトゲンシュタインは、私も数十年間愛読していますが、読みかえすたびに新たな気づき・発見があって、決して読み飽きることがありません。執筆順に著作を読んでいくと、人間的「成熟」が感じられて興味深いです。

    続きも楽しみにしております。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    好きだなと思う作家の人たちは、わりとみんな同じことを言っているように感じています。それが、自分の言葉を見つけることっていうことで、モーパッサンの「小説について」では、モーパッサンはそのことをフロベールから学んだって書いていました。

    そのフロベールも『ボヴァリー夫人』を書くより以前の習作で、他の人が言わないことを言うんだって息巻いていたし、文学ってそういうことなんだなと思うようになりました。

    ぼくもそういう風にできたらいいなと思っているんですが、そうしたいと思ってもそれを実現するにはどうしたらいいのかっていうのは、まだそんなによく分かっていません。だから、書くたびに失敗するかもしれないんですが、頑張りたいなと思っています。

    ウィトゲンシュタインはときどき読むんですが、すごく難しくて、正直きっとぼくは何も分かってません。ただところどころ、なるほど面白いなっていうアイデアに出遭います。何より、ウィトゲンシュタインの哲学のやり方がすごいなと思うので、ウィトゲンシュタインが哲学をやるみたいにぼくは小説をやれたらいいなと、思います。

    短編「小さくて重い」で、小説の誠実さっていうこと(誠実に書くっていうこと)を考えていたとき、ジョイスの他に思い浮かべていたのは、ウィトゲンシュタインでした。

    続きも読んでいただけたら、嬉しいです。

    編集済