本作がよくある異世界転移ものと異にするのは、ゲームのほうが現実へ侵食するという独特の世界観。
さらには主人公の一琉が「死なないだけ」という地味な能力なのも興味深く、即死能力を持つ記憶喪失少女と出会うことで、物語は一気に加速していきます。
序盤から確かな筆致による説明で丁寧に立ち上がるため、すんなりと物語世界に入り込むことができました。
ヒロイン白菊が持つ謎も物語を牽引する力となり、どこを切っても面白みと出会うことができる。
モンスター造形は細やかで、ワクワクする設定とスリリングなバトル場面は読んでて爽快です。
スキル・ドライバーを集めた国の公的機関なども登場し、読み進めるほど世界観の広がりに圧倒されました。
まだ拝読の途中ですが、どんなドラマと展開が待っているのかとても気になります。
繊細な対人模様も描く壮大スケールの物語を、ぜひご体感ください。