神として、人として

北欧神話の神々の中で、唯一の和風女神。

何故?……と読み進めると、なるほどなるほど、そんな背景はと納得。
前半は比較的ほっこりムードで、むしろ旅立ち編といった様相。


しかし、後半は一転。
いやむしろ、こちらが本番ともいえるのか。
IFルートの悲惨なこと。でもある意味、最後はラグナロクを迎える北欧神話らしいといえばらしいか。

前半の、比較的にしろ穏やかな話があるからこそ、後半の惨さが際立ちます。
最後の救われなさが印象深い作品でした。


正規ルートのその後で、人間だった頃のエリカの正体(発明の女神といいつつ、作品上で出て来ているのは兵器ばかりなのも何か背景が原因かのか)が明かされるのか明かされないのは分かりませんが、色々と妄想が膨らみますね。

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