第3話 2回目の高校生活

丑家 真紀と一緒に教室に戻ると担任が「遠藤、丑家、どこに行ってたんだ?」と聞いてきた。丑家が「屋上の鍵を閉めようと外を見てみたら遠藤くんが倒れていて、心配になって一緒にいました。遠藤くんの体調が良くなったので戻ってきました。」と説明してくれた。丑家の説明のおかげですぐに席に座って帰りのホームルームを受けて下校となった。松浦と帰る直前、丑家に「ありがとな」とお礼をし教室を出た。学校から最寄りの駅まで俺達は近くのコンビニでチキンやアイスを買って食べながら帰った。家に帰って自分の部屋に行くと、今の状況について考えた。「なんで俺もみんなも高校生に戻ってるんだ?いったいどうなってるんだ・・・」と呟いた。考えている間に寝てしまったらしく、下の階から「夕飯出来たよ〜」と母の声が聞こえたので、俺は下のリビングへと向かった。夕飯を食べて、風呂に入り、部屋に戻るとまた考えた。「屋上に居た少女は一体誰だ?なんで名前が思い出せない?」と考えていると、部屋の外から母が「優樹〜明日も学校なんだからそろそろ寝なさいよ〜」と言われ「わかった」といい、その日は就寝した。翌朝友人(幼なじみ)の瑞谷 麗が俺の部屋に入ってきて、「優樹〜朝だよ〜!!」と布団をひっぺがし、起こしてきた。これから2回目の高校生活が始まる。

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