第9話 かべに耳あり! ソースはあまくちで⁉
はるか遠くに存在する
そんなヴィスタリアに住まう少女ステラ。12歳のステラは、
これはそんな二人が
◇◇◇
大きなローザ・ファルベンの町にある
その
「ん、ううん……」
ステラの
「ふわわ。ブルー、おはよう。朝だよ」
「むにゃにゃ……」
ブルーは赤いルビーのような目で、ステラを
「おはよう、ステラ」
「おはよう。予習したところ、忘れてないか心配だよ」
ステラは
「えへへ! おいら、おなかへった……!」
「もう、ブルーってば。
ブルーは
「おいら、
「ブルーったら、早いんだから。
「まだだった!」
さらに
◇◇◇
「おはよう、ステラちゃんにブルー!」
「おはようございます、ミミィさん、レミィさん」
「今日も早いね」
「ブルーのおなかがなっちゃうの」
「おいら、はらぺこだよー」
「昨日、あんなに食べていたのに。やっぱり大きくなるドラゴンなのかな?」
ミミィは
「ブルーはドラゴンじゃないから、大きくはならないと思います」
「おいら、ドラゴンじゃないけれど、でっかくなりたいな!」
「それだけ食べていたら、大きくはなるでしょうね」
レミィはそれだけいうと、ミルクを
「レミィはミルクだけでいいのか? 昨日も、ミルクだけだったじゃないか」
「クッキーも食べたわよ」
「クッキー! もしかして、ミミィの
「そうよ」
ブルーはステラが
「ブルー、そんなに早く食べると
「もがががが」
慌ててミルクを飲むブルーに、レミィはあきれ顔をしながらミミィを見つめた。ミミィはおしとやかにしながら、ちょっとずつサンドイッチを食べている。
「ミミィさんは
「家が
「いいなあ。お父さんとお母さんがいるだけで、うらやましいです」
「ステラちゃん……」
ミミィはその
「おやすみになったら、
「わあ、うれしい。ありがとうございます、ミミィさん」
「ミミィさんだなんて。ミミィでいいよ」
「じゃあ、ミミィちゃんで……!」
ミミィはほっぺを赤くしながら、サンドイッチをほおばった。
ステラもサンドイッチをほおばった。ベーコンから
「おいしい!」
「ステラちゃんもブルーみたいにいっぱい食べたほうがいいわ。こんなに
「わたしね、ブルーに
「ええ⁉」
ミミィだけでなく、レミィも
「でも、ブルーが来てからは外にも出られるようになりました」
「おいら、ゆうしゅうだからね、もごもご……」
ブルーは更にサンドイッチをほおばる。ベーコンが口からはみ出るほどの
「なるほどね。それは
「おんじん? 恩人だと、使役できないのか⁉」
ブルーは心配そうに顔を上げた。ソースでほっぺたが
「ううん。お
「ええ~」
ブルーは
「私たち召喚獣にとっては、
「おいら、役に立ってるのか?」
「うん。いつもそういっているじゃないですか。ブルーがいなきゃ、私は学校なんて来られなかったもの」
ステラのほほえみに、ブルーはほっぺたをあかくした。
「
「ロジャー様、われわれもいそがないと、授業が」
「わかってるよ」
白ヘビのワッツを
―次回、ステラのことを知ったロジャーはどうするのでしょうか……。―
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