貧乏大学生である主人公は、彼女が欲しいと勢い勇み、合コンに出席した。
宴もたけなわになり、主人公が酒の勢いでマンボウに関しての大演説をぶち上げる。
しかし、興が冷めた同輩たちは、ひとり、またひとりと思い思いのつがいを作って宴席を後にする。
一人残された主人公は、涙ながらにボロ家へ帰った。
そして、次の日の朝、ノックで目を覚ますと、玄関前で浮いていたのは一本の“ボウ”であった。
まず、エピソードタイトルが卑怯である(誉め言葉)。
ボウで始まって何が出てくるのだろうと思ったら、素直に“ボウ”が出てきた。こんなことがあるか。
そもそも、この話は健全に性欲が強い大学生と、三億もの卵を産むと言われている最弱生物マンボウの掛け合いであり、相互理解? の話である。
マンボウの第一声が「訴えます」から始まる通り、主人公はいきなりマンボウの横暴に巻き込まれてしまう。
水中のマンボウの如くひらりひらりと交わされるような言葉遊びと、電磁力で浮くマンボウだったり、妖怪でも出そうな不思議な世界観のこの物語で、果たして主人公はマンボウを丸め込むことは出来るのか。
是非、一読をお勧めします。