第22話 RC Fで再度挑むローカルラリー――伝説のコ・ドライバー、水瀬の再挑戦
初夏の照りつく光が射しこむ工業高校の部室で、私——高槻亜実は複雑な心境を胸に抱えながら荷造りをしている。机の上には今回のローカルラリーの参加書類、ラリー用具、そしてペースノート作成に使うノート類が散らばっている。
私が所属するラリー部は、先日までコ・ドライバー不足という問題に頭を抱えていた。未成年の私は公道区間(リエゾン)を自走できないという壁があり、さらにペースノートを正確に読み上げられる相棒がいないまま、GR ヤリスラリー2すら活かせない……そんな状況が続いていた。
しかし、“水瀬”という女性が加入を表明し、風向きが一変した。水瀬恵理香。かつてクロスカントリーラリーや全日本ラリーで天才的なコ・ドライビングを見せ、“ドライバーに目隠しさせても勝てる”とまで称えられた伝説のコ・ドライバー——しかし、悲劇の事故で恋人を喪い、ラリー界から姿を消していた。その彼女がなぜ、私たちのチームへ?
経緯は複雑だけれど、要するに彼女自身が「過去を乗り越えるかどうか確かめたい」という思いを抱え、顧問・佐伯や円城寺さんの説得で“試験的に”コ・ドライバーを務めることになった、というのが真相らしい。
初陣となるのが今回のローカルラリー。なのに、使用するマシンが……フィットRSではなく、円城寺さんのレクサスRC Fで走るというのだ。
私たちラリー部は必死に修理費を稼いで、ようやくフィットRSを直したばかりだった。やっと走れる!と喜んだところに、円城寺さんが不意を突くようにこう言い出した。
「愛知パシフィックラリーを目指すなら、もう一度ハイパワーのFRを経験しておいたほうがいい。せっかくフィットを直しても、所詮は市販コンパクトだ。RC Fでダート走行するノウハウを積めば、将来ラリー2マシンを扱うとき役立つと思うんだが……」
私も顧問の佐伯先生も驚いたが、水瀬さんは最初「FRの481馬力を無免許の未成年が乗るなんて無謀」と呆れ顔だった。でも円城寺さんが「いや、前にもRC Fを彼女に貸し、ローカルラリーを一度完走している。今後“世界”を目指すなら、もっと高いレベルでハイパワーFRの扱いを学んでおく価値はある」と押し切る形で決定した。
私自身は「フィットを大事に走りたい」気持ちもあったけど、円城寺さんが言うことも分かる。将来的に大排気量ラリーカーへ乗り換えるなら、RC Fでの経験はきっと糧になるはず……。そういうわけで、直ったばかりのフィットRSを置いて、またRC Fに乗ることが決まった。
出発の朝、学校の駐車スペースに停められたラリー仕様のレクサスRC Fを見ながら、水瀬さんが渋い顔をしていた。「これ、前にもラリーで使ったって言うけど……こんな車をラリーで扱うなんて正気?」
私は苦笑しながら、「私も正直、自信ないです。でも、円城寺さんに何度も教えてもらって、なんとか走れるように……。ハイパワーで重くてFRで……ラリーじゃ相当不利なんですけどね」
水瀬さんはふうと溜息。「サハラフロンティアラリーのようなクロスカントリーとは別モノだけど……私が見ていた全日本ラリーだと、ほとんどランエボのような4WDか、ミラージュサイボーグのようなFFしかいなかったわよ。こんなFRに乗る意味あるの?」
そこへ円城寺さんがすぐ横で腕を組んで言う。
「FRでダートを制御できれば、どんなマシンでも扱えるってことさ。俺はWRCを挫折したが、FRでも4WDにも負けまいと努力した……これが、君たちにとっても良い経験になる。やるかやらないかは自由だが、俺は本気で押すぞ」
水瀬さんは呆れつつ、私に向き直る。「まぁ、いいわ。私も試すだけと言ったし、コ・ドライバーとして本気のナビを出してみる。このマシンでまともに走れるなら、確かに将来に役立つかもね」と肩をすくめた。
ローカルラリーの会場は、愛知県の山間部を含む短い林道や農道を一部封鎖して、いくつかのSS(スペシャルステージ)で構成されている。事前に下見を行い、ペースノートを作るが、私はまだコ・ドライバーが同席した作業に慣れていない。
今回は水瀬さんがナビとしての経験を活かし、私の分までコースの特徴を分析してくれている。「ここはコーナー出口が狭まってるから、アプローチに注意」「ブレーキは林道入り口で踏みすぎないように。リアを軽く流して……」など、的確な指示を細かく書き込んでいく。そのアドバイスの正確さに、私だけでなく、顧問の佐伯や周りの部員も目を見張る。
「さすが……本当にペースノートを作るのが上手い。私が知らない視点まで押さえてくれるんですね」
水瀬さんはやや目を伏せ、「……昔取った杵柄よ。むしろ久しぶり過ぎて錆びてると思ってるけど……」と淡々と言う。
私たちは前日のレッキ(下見走行)を終え、SSのコースイメージを頭に叩き込む。だが、RC Fをグラベルでどう動かすかはまだ未知数。ハイパワーのFRがどこまで通用するか。4WDのランエボやWRXが多数参戦するラリーなので、正直勝ち目は薄い……はず。
レース当日。第1SSはやや荒れたダート区間が続く。3、2、1……スタートフラッグが振り下ろされ、私はアクセルを踏み込む。V8が咆哮し、タイヤが砂利を舞い上げてロケットのように飛び出す。
最初のコーナーで、私は一瞬アクセルを緩め損ね、リアが大きく滑り出す。「うわっ……」と半回転スピンを喫しそうになるが、幸い軽いカウンターで耐える。
水瀬さんが慌てて「落ち着きなさい、まだ入口だよ! 次のコーナーは左4マイナス、ブレーキ100、出口で路面荒れ!」と矢継ぎ早にノートを読み上げる。
私は歯を食いしばり、「ごめんなさい、あとで修正します……!」と答えるが、胸がバクバク。FRのRC Fを完全に乗りこなすのは、やっぱり難しい……。
SS1は無難にこなすだけで精いっぱい。タイムは上位4WD勢に大きく遅れ、総合順位は中段ほどに落ち着く。この結果に、水瀬さんは冷静に「初めてのコンビだし、焦らなくていい。けど、次でリカバーしないとトップ争いは無理ね」と言い放つ。私も「はい、もっと抑えめに走って、コーナー出口で踏むようにします……」と反省を呟く。
SS2からは再スタート。私はアクセルワークを細かく刻むように心掛け、ややオーバーステア傾向のRC Fをコーナー手前で上手く前荷重にして抑えることに成功し始める。
水瀬さんはナビ席でペースノートを読みつつ、もう一段階踏み込んだ指示をくれる。「次、右5プラス、抜けた先に軽い左2だから、ここでブレーキ調整……そう、今アクセル一瞬オフ……はい、加速!」
その声を聞くたび、まるで車が自分の手足になったかのような感覚が沸き上がる。私は感激しながらハンドルを握り、「すごい、コ・ドライバーにこんなに助けられるなんて……!」と内心震える。
水瀬さんの指示はコース状況だけでなく、“ここで踏み直せば姿勢が安定する”とか、“ブレーキをどのタイミングで踏むべきか”まで正確に伝えてくれる。まるで“ドライバーを操る”と言われていた彼女の片鱗を目撃している気がする。
SS2・SS3で私は大きなミスもなくRC Fを走らせ、タイム順位はじわじわ上昇。4WDハイパワーマシンのランエボやWRXに数秒差まで迫る場面も出てくる。フィットRSとは比べ物にならないパワーに最初は怖さを覚えたが、水瀬さんのナビが不思議なくらい“安定”をもたらすのだ。
リエゾンで助手席に乗っている時、私は水瀬さんに声をかける。
「ありがとうございます。こんなに的確な指示……私、ドライバーなのに、あなたに操られてるみたいです」
水瀬さんは苦笑して、「気持ち悪くない? 私、昔から“ドライバーに目隠しさせても勝てる”なんて言われてたんだよ。……ドライバーの自由を奪ってると批判する人もいた」と呟く。
「でも、私はすごく助かります。全然気持ち悪くない。むしろ、フワッと不安だったところが、あなたの声で明確になるというか……私の力を引き出してくれてるんだなって思います」
その言葉に水瀬さんが表情を和らげる。「そう……なら良かった。昔、私が失ったドライバーは、あのときロードブックが悪かったのに、私が指示を誤ったんじゃないかって……私はずっとそう思って。もう二度とコ・ドライバーなんかやるもんかと……。」
彼女の声が震え、思わず胸が痛む。私は「きっと誰のせいでもなかったんですよ」と励まし、頑なだった水瀬さんが、少しずつ昔の自分を取り戻している気配を感じる。
ラリーは最終SSを残すのみ。ここまでの総合順位は意外にも2位に浮上している。4WD勢の一角がコーナーミスでタイムロスしたため、私たちRC Fが前に出られたのだ。トップとはわずか数秒差。
サービスパークに戻ったとき、部員たちは興奮気味に「いけるぞ、亜実!」「FRでトップ争いなんて……信じられない!」と騒いでいた。
水瀬さんは静かにノートをチェックし、「ここからが本番よ。最後のSSは林道とターマックが混ざったテクニカルコース。パワーを活かせる区間もあるけど、ミスすれば一気に終わり。……気を引き締めていくわよ」と厳しく言う。
私はコックピットに乗り込みながら大きく息を飲む。(ちょっと前まで四苦八苦してたのに、いまは総合優勝を狙える位置なんて……夢のよう。水瀬さんのナビがこんなにも私を走らせてくれている。)
最終SSは夕暮れ時。日差しがオレンジに染まり、コース脇の木々が長い影を落とす。4WDの速いマシンが先にスタートしている。私たちがスタートラインに着き、カウントダウン……5、4、3、2、1、Go!
アクセルを踏みこみ、V8エンジンの排気が轟き、RC Fは砂を巻き上げて飛び出す。車内でヘルメット越しに聞こえるのは水瀬さんの冷静な声。「100m直線、右5、そこから30m先左3タイト。ここは小さなブレーキで車を曲げて……」
私は慎重かつ大胆にステアを切る。FR特有のリア滑りが始まりそうになる瞬間、アクセルをオフしすぎず、微妙に踏み直す。これは水瀬さんのナビと練習で覚えた技術。(すごい、完璧に安定してる……!)と思わずにいられない。
コーナーを連続でこなし、ターマック区間へ入ると一気に馬力を活かせる。アクセル全開で加速し、タイヤの鳴きが震えるような音色を響かせる。4WD勢ならトラクションが強く安定だろうが、私は今やこのFRの挙動が楽しくて仕方ない。水瀬さんの的確な指示が、私の迷いを取り除いている。
水瀬さんはペースノートの指示にとどまらず、「ここでブレーキ……はい、今小さくカウンター。加速して!」とドライビングまでアドバイスする。まさに“操るコ・ドライバー”だ。私は身を委ねる感覚でステアリングを回し、身体が軽い高揚感に包まれる。
最終SSのゴール地点。スタッフと数名の観客が見守る中、私たちは猛スピードでフィニッシュラインを通過する。ダートからターマックへ移る直前のコーナーを完璧にこなし、なんとトップタイムを叩き出したというアナウンスが響き渡る。
「Car No.31、RC F、FR勢が4WDを凌ぐトップタイムです!」と実況が驚きの声を挙げ、拍手が巻き起こる。私自身も信じられず、「えっ、今私たち……1位?」と声を詰まらせる。
マシンを停止させると、水瀬さんがヘルメットを外し、疲れたようにほほ笑む。「やるじゃない……まさか本当に4WDより速いとは。やっぱり、車がどうとかじゃなく、ドライバーとコ・ドライバーの連携が大事なのよ。」
私は感激で涙ぐみ、「水瀬さんこそ凄いですよ。私、全然分からなかったポイントを全部補ってくれて……!」と興奮気味に言葉を詰まらせる。4WD主流のなか、FRで最速なんて、普通は考えられない。
周りの選手やスタッフが「嘘だろ……あのRC Fがトップ?」「FRで4WDを抜くなんて前代未聞」と口々に囁く。そこへ円城寺が走り寄り、少し息を切らしながら「お前たち……やったな……!」と僅かに笑う。
「まだ最終結果は分からないが、最終SSのトップタイムは間違いない。総合順位も相当いい線いくんじゃないか?」
私は心臓がドキドキして声が出ない。隣を見ると水瀬さんが静かに大きく息を吐き、「私も昔、こんな風にドライバーを導いてたんだっけ……」とつぶやく。その瞳が遠い記憶を思い出しているようで、痛々しくも誇らしげだ。
結局、最終結果は総合順位も1位を勝ち取ることになった。表彰式で名前が呼ばれ、「RC Fだって!?」というざわめきが起こる。地元メディアやSNSなど、関心を持つ人々が大騒ぎする。「未成年ドライバー×伝説のコ・ドライバー」「FRで4WDを破る大金星!」と話題性は十分。
私は表彰台でトロフィーを抱え、「本当に信じられない……」と呟き、水瀬さんが控えめに隣に立つ。彼女は拍手の中、笑顔を浮かべるでもなく、どこか困惑した様子。それでも、私には分かる——少しは嬉しそうだ、と。
ゴール後のインタビューを受けたとき、私は「コ・ドライバーの水瀬さんが私を完璧に導いてくれました! FRが不利なんて言われてましたけど、彼女の指示で自信を持って走れました!」と叫ぶ。記者が「水瀬さんは元サハラフロンティアラリー……」と尋ねようとするが、彼女は「今日はコメントを控えます」とそっと拒む。
しかし、周囲は“水瀬が復帰?”と大騒ぎ。長らく引退していた伝説のコ・ドライバーが戻ってきたのか、と掻き立てられるが、今のところ彼女はまだ“試験的に走っただけ”という姿勢を崩さない。
表彰式が終わり、部員たちや佐伯、そして円城寺が集まって祝賀ムードに包まれる。私は手にしたトロフィーを胸に、「ありがとうございます、みんな……私ひとりじゃ絶対無理だった」と感涙にむせぶ。
水瀬さんも少し離れた場所で、ロールケージに寄りかかりつつ静かに微笑む。そこへ私が寄って「水瀬さん、本当にありがとうございました。私の力なんて足りないところだらけだったのに……」と頭を下げる。
すると彼女は小声で、「いい走りしてたわよ。……私も久しぶりに“コ・ドライバーが楽しい”と感じたかも」とつぶやく。
「楽しい、ですか……?」
「ええ。恋人を亡くしたあの日以来、ラリーを憎んできたけど……あなたの姿を見てると、“まだ捨てる必要はなかったかな”と思わされる。ありがとうね」と微かな笑顔。私はその瞬間、彼女が過去の傷を少しずつ癒し始めてるのを感じ、胸が温かくなる。
そこへ円城寺が通りかかり、「お前たち、名実ともにFRで最速を証明したな。……これで愛知パシフィックラリーがより楽しみになった。水瀬さん、これからも俺らを助けてくれるか?」と訊ねる。水瀬さんは肩をすくめながら、「“本気でやる”とまでは言ってない。まだ“試すだけ”なんだから」とクールに返す。
だけど、その瞳には確かな光が宿っている。(きっと、この人はラリーに戻る。私と一緒に走ってくれる……)と私は確信し、笑みを返した。
その後、SNSや地元メディアでは「RC Fで4WDを倒す」「伝説のコ・ドライバー復帰か?」「未成年×天才ナビでFR奇跡の優勝!」といった話題が盛り上がる。コ・ドライバーが水瀬だという事実が知れ渡り、関係者は色めき立つ。
私たちラリー部も、スポンサーからの問い合わせが増え始める。「ぜひ次のステージで弊社のロゴを……」など、今まで相手にされなかった企業が連絡をくれる。
ラリークロスやローカルラリーで活躍し、さらに水瀬という大物が加わったとなれば、愛知パシフィックラリーへ向けた体制づくりが一気に進むだろう。
私は改めて思う。“水瀬さんのナビでトップタイム、あれは偶然じゃない。” もう一度あの走りをしたいし、彼女とならもっと上を目指せるはず。
ラリー後、水瀬さんは一人で部室を訪れ、ビデオや写真を見ながら回想している。コ・ドライバーとして車内で叫んだ指示を、改めて振り返るように。
「……私は、まだナビができるんだな。恋人を死なせた責任が私にあると思い込んでたけど……今回、ドライバーを導き、最高の走りを実現できた……」
隣にいた佐伯が静かに声を掛ける。
「あなた自身がドライバーの力を200パーセントにするって言われてた意味、私も体感しました。亜実がここまで走るなんて……。本当にコ・ドライバーの力は大きいですね」
水瀬は少し唇を噛み、「……まだ簡単には受け入れられないけど、あの子の運転を見てると、世界へ行けるかもしれないと思う。私が導く意味もあるのかもしれない……」と呟く。彼女の眼には、わずかな希望の光とともに、未だ拭えない哀愁が見えていた。
こうして、ローカルラリーで私(亜実)と水瀬さんが初めて正式コンビを組み、想像以上の走りを見せた。4WDを抑えてトップタイムでゴールするという快挙は、多くの関係者を驚かせる。
円城寺さんは「よくやった。お前たちのコンビは想像以上だ……。これならヤリスラリー2を使う日も近いな」と微笑む。でも、その“ヤリスラリー2”のテストはこの先の話。まだ準備や資金問題も山積みだ。
今は、ただ水瀬という伝説のコ・ドライバーがラリーの世界へ足を踏み戻したという事実だけが、大きなインパクトを放っている。部の仲間や私自身、そして水瀬さんも、一歩を踏み出したに過ぎない。
私たちはこの一夜を機に、さらに上を目指せる手応えと同時に、ラリーの恐ろしさをも思い知った。FR大排気量車でミスすれば即リタイア——だけど、水瀬さんのナビがあれば、恐れを克服し、もっと高みへ行ける。そんな期待が胸を満たしている。
レース終了後、RC Fをトラックに積んで帰路につく。水瀬さんは荷台の車を見上げ、「いろいろ無茶だけど、いい走りだったわね……」と呟く。私は「次はヤリスラリー2……ですよね?」と笑う。
彼女は少し俯いて「さあ、どうかしら。私は試すだけと言ったけど、どうせ円城寺とあの子たちは次のステップを考えてるでしょうね……」と言いながらも、まんざらでもなさそう。
遠くに立つ円城寺が、微かにこちらを見て軽く手を振る。私は、水瀬さんも同じ方向を向いているのに気づき、胸が温かくなる。あの二人には少なからず傷がある。でも、その傷を乗り越えるためにラリーという舞台を選んだのかもしれない。
こうして、私たちの初コンビでのローカルラリーは大成功に終わった。FRのRC Fで4WD勢を凌駕し、伝説のコ・ドライバー水瀬が本気のナビを出す姿——すべてが新たな物語の第一歩だろう。先に控えるヤリスラリー2のテストはまだ始まっていないが、この勝利は次なる大舞台へ向けた最高の励みになるに違いない……。
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