雪だるま女とエロガキ

バンブー

※この物語は貴重な文化的資料でありフィクションです。

 昔、昔ある所に、


 雪山に1人エロガキが、住んでおった。


 エロガキは女をエロい目で見るのと雪だるまを作るのが得意であった。


 冬は雪が降り積もる山奥で、エロガキは多くの雪だるまを作ったのじゃ。


 女の裸を型取りありとあらゆるポージングで雪を固めていく……少年は家の周りに沢山の女の裸を作り、山のあちこちに並べていたそうじゃ。


 だがある時、少年は雪だるまが多過ぎることに気付いた。


 作り過ぎたのもあるが、のだ。


 不思議に思ったエロガキは試しに獣の頭の形をした女きっと今で言うケモナー表現のことの雪だるまを作ってみる。


 すると隣に精巧な造形の雪だるまが出来上がっとる。


 なんでだーなんでだーと思ったエロガキ。


 自分より上手く出来たその雪だるまにムラムラを覚え始めるが彼は閃いた。


 よし、今度はオイラのヘキを集めた傑作を作るぞ!


 エロガキは本気を出した。


 三日三晩雪を固め、自分の頭にある造形を形にした。


 そして出来上がった。


 大きなボインボインきっと女性の胸部を表すで裸のエロい姉ちゃんを氷も織り交ぜて象った等身大の雪だるまだった。


 エロガキは自分の最高傑作に満足しつつ、急いで辺りを探した。


 きっとあるはずだ。


 このヘキを集結させた最高傑作を模倣した更に高精度のボインボインがあるはずだと。


「あ……」


 エロガキは目を疑った。


 あった。


 大きいボインボインで裸の姉ちゃんが1人、雪の中に立っていた。


 だが、それはあまりに高精度の雪だるま。


 いや、明らかに本物の人だったのだ。


 こんな雪山に裸のボインが1人立っている。


 それはこの世の者ではない事がエロガキにも理解できた。


「あ……ああ……」


 だが、エロガキはその女に近づいてしまう。


「うへへへ、ボインボインボイン」


 目の前に大きなボインがあったら男は逃げられないのだ。


 エロガキはボインに近づき、本能のままにたわわへ手を伸ばした。


「やわあったけぇ!」


 エロガキは雪だるまとは思えない始めてのボインボインの感触に、思わず涙を流し話せなくなった。


「おいガキ」

「ぎゃああああああああ!」


 なんと、雪だるまの女が動いたのじゃ。


「手を離せ、エロガキ」

「ぎゃあああああごめんなさい許して下さいいいい!」

「良いから手を離せ」

「離せねぇえよおぉお!」


 泣きながら手を離さないエロガキに雪だるま女はため息を漏らして話す。


「オレは山の神だ。お前に聞きたい事がある」

「は、はい、なんですかい?」


 恐る恐るエロガキが聞き返すと、山の神は続けた。


「お前は女体を雪で生み出す才を持っているみたいだが、何故このような事をしている。作り過ぎると山の景観が悪くなる」


 山の神の注意にエロガキは答えた。


「は、はいぃ、村に物好き共がいて、ソイツらに雪だるまを売って生計を立ててるんです!」


 エロガキは必死に胸を掴みながら正直に話した。

 山の神と言った雪だるま女尋ねる。


「お前、おっとさんとおっかさんはどうした?」

「おっかさんは物心つく前に亡くなり、おっとさんは事故で去年亡くなりました」


 それを聞いた雪だるま女は考え、エロガキに提案をしたそうじゃ。


「わかったエロガキ。雪だるまを作る事を許可しよう。オレも手伝ってやる」


 雪だるま女の提案にエロガキは驚き。


「本当か!?」

「ああ、本当だ。お前が大きくなるまで見守ってやる。大きくなったら村里に降りて、雪だるまではなく、器量の良い本物の女を捕まえ家庭を持て」


 雪だるま女の温かい言葉にエロガキは涙が溢れる。


「ありがとうございます! ありがとうございます!」


 エロガキは必死にボインボインの間で力強く顔から拝み、感謝の言葉を伝えた。


「おいバカやめろ♡ だから手を離せ♡ 激しくするな♡ もうこのエロガキめ♡」


 こうしてエロガキと雪だるま女の女体を作る甘々いちゃいちゃな生活は始まったのじゃった……



   めでたし〜めでたし〜




※この資料が江戸時代初期頃に残された貴重なエロ同人誌としての資料で源氏物語と並ぶ貴重な「おねショタ」にまつわる創作物とされているらしい。この続きも存在しているが、官能小説要素が高く割愛する。ただ実用性は現代日本の文化認識から見ても高い事から日本の「癖」にまつわる文化的発展の強さに海外からドン引きされた記載が残されていた。

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