惑いの部屋

猫山鈴助

ようこそいらっしゃいませ、惑いの本へ。

 数ある物語の中からこのような本を開くとは、中々にお目が高い。それともいわゆる「誤タップ」というやつですかな?


 ゴホン…いいでしょう。


 久しぶりのお客人です。あたたかな紅茶でも入れて差し上げたいところですが、私はただの本なのでできませんね。


 せっかくですので、今まで私が見聞きしてきた物語を聞かせてさしあげましょう。


 さぁ、準備ができたら好きなページをめくってください?

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