世界を渡り歩く、全てが詰まった物語

2章まで読んだ時点でのレビューです。
不慮の事故から異世界に転生し、強力な力を手に入れて世界を救うはずだった主人公、西野幸助。しかしいざ魔王の元へ乗り込んでみれば、そこにあったのは既に討伐された姿。えっ?ってなるような展開から物語は始まります。

鍵となるのは世界の心臓と語られる結晶。それを追って世界を渡り歩く〈風来坊〉。彼と時同じくして現れた兵器獣に、赤服に、仲間達を傷つけられた事をきっかけに、主人公は新たな戦いに身を投じていきます。

コミカルな場面もあればシリアスな場面もあり、激しいアクションも、絶望も希望もあって。何でもありですが、それと同時に全てが詰まっています。
諦めの悪さ、自身の誇りと喪失。各章で展開されていく登場人物達の想いと行動に、心動かされる事間違いなしです!

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