『なぜ我々は本を読むのが大好きな文学少女の夢を『作家になること』にしてしまうのか？短編小説コンテスト』へのご参加ありがとうございます！

実在性の高い文学少女像が好印象でした。『変色した太宰治』や『仲良しの証として渡されたピーターラビットの金色の栞』など、アイテムの使い方が特徴的で、赤川が本に費やした時間の描き方で彼女の本や物語に対するスタンスが見え、また離れていた読書に戻っていくラストが綺麗でした。

審査員全員が読了し、コンテストが終了した時点で改めて自主企画内のランキングや参加作品の点数と内訳、より詳細な感想を送らせていただきますのでお待ちくださいませ。

私の家の近くでも、駅前の本屋が閉店して（何年も前ですが）、少し昔のことを思い出しながら読ませて貰いました。形は変わっても、本を読み続けていく主人公は、本当に本が好きなんだな、と感じさせられました。