アイスショーに行ってきた!
それはテレビで見たフィギアスケートNHK杯から始まりました。
テレビで選手の華麗な演技を応援していた義母が「本物を見てみたい」と申しました。なんといいタイミングでしょう。この度当地に(ま、ちょっと遠いんですけどね、当地は当地です)かのオリンピニアン宇野昌磨さんがチームを率いてアイスショーに来てくださるのです。ずっと気になっていたのですが一日がかりですし会場は寒いし、義母を誘うのもなぁと諦めていたのです。
が、これは「渡りに船」とか言うヤツではないのでしょうか。ここは「鉄は熱いうちに撃つじゃない、打つ」やつですよね。行きましょう。行きましょう。
はい、その日のうちにネット経由で座席をポチリました。
もうぎりぎりのタイミングで最前列(車いす席)は完売。残りはアリーナのみだったのですが三人並べる席はあるにはある! サクっと申し込んで隣町のコンビニまでチケットを取りに行きました。ここまで流れるがごとくの作業で、ぜひ褒めていただきたい! 小烏、めんどくさがりで腰の重いタイプなんですがこういう時には素早く動くことだって出来るんです。
無事チケットを三枚手にして、義母に見せました。
「お義母さん、これスケートのチケットです。今度みんなで本物を見に行きましょうね」
ところが、義母が言うのです。
「いかん」
はぁ?
「そんなもん見たくない。行かん」
はぁぁあああああぁ?
コンビニ印刷のチケットを握りつぶさなかった小烏を褒めてほしいと思います。とりあえずチケットをカレンダーに貼って、当日に丸を付け「スケート」と書き込みました。夫が「また気分が変わるわ」という言葉を信じて。
アイスショー数日前の事。かの長寿番組「徹子の部屋」に宇野昌磨さんが登場しました。スケートの事、オリンピックの事。今全国を回っているアイスショーのこと。徹子さんの質問に答える宇野君を見て義母が「この青年はかわいいな」と申します。
ここだ! 小烏は直感しました。
「今度この宇野昌磨くんを見に行きましょうか」
「誰が?」
「三人で」
「誰を」
「この宇野昌磨くんと仲間のアイススケートを」
「おお、ええのぉ」
やった! 徹子さん、ありがとう! おかげで義母が行く気になりました。
そして当日。
お昼を食べて宇野昌磨さんのアイスショーの会場に向かいます。(午前の部は開場が早いので間に合わないと踏んだ)早めに行って待ち時間が長いと義母が疲れるので開演30分前に入場。
が!
トイレの列が大変長く、トイレ経由で椅子に座ったのはなんと始まる5分前でした。
出かけるときはお天気で脱いでいたダウンコートを着てもらい、パイプ椅子に毛布をかけて、義母に膝掛けとホッカイロを装着!
小烏はトイレ待ちの間に購入したペンライトを点灯して開演を待ちます。(このペンライト、義母はどこかで無料で配っているのかと思ったらしく、小烏が一人持っていると不機嫌でした。買ったもので義母のものも買いましょうかと尋ねたら、そこまでは必要ないとのこと。ペンライトと一緒に購入したプログラムをしげしげと眺めていました。
さぁ、ついに始まります。
音楽と共に照明が暗くなりロックが響き、次々とスケーターが登場します。会場には色とりどりのペンライトの波。スケーターの滑らかな動き、見応えのある数々の技。集団演技だからこその迫力!
おおお! テレビで見るより移動速度、早い!
公演の1部はアップテンポの曲が多く、2部はスローでロマンチックな曲が多かったです。1部のあとは宇野昌磨くんのMCによるメンバーの自己紹介。
それまで氷上の演技者がリアルな若者の顔を覗かせます。地方の小さなスケートリンクなので、1番後ろの席でも前から数えるとなんと5列目です。近くまで滑ってくると顔もはっきりと見えて嬉しくなりました。 曲が静かになると氷を走るブレーダーの音が聞こえました。
大会でよく見る大技はあまり出ないものの曲の表現が美しく、指の先まで神経が行き届いている動きは魅力的です。
あっという間に最後の曲となり、アンコールに応えて再登場するスケーターに拍手が盛り上がります。一部追っかけのようなファンのグループもいて歓声も飛び交い、まるでライブ会場のようでした。
肝心の義母は、とても楽しかった様子です。暗転して曲が変わり演者が代わるたびに、隣の小烏の膝を叩いて「ほらまた、出てきたわ」と大喜び。ストリー性のある曲では、「あら、若いのはフラれたわ。ああ、そこで追いかけんから」と、解説やら感想やらを呟き続けて(正直に言ってもいいですか?)、たまに「シャラップ」と言いたかったです。
余韻冷めやらぬ終演の後。出口には長い長い列が出来ているので最後に出ましょうか(義母は足が悪く家族が支えないと階段を下りられない)と義母と長々椅子に座っていましたら、係の人にそろそろ退場をとお願いされてしまいました。
ごめん、ごめん。
ゆっくりと階段を降りて預けてあった押し車で会場の外へ。外はもうすっかり暗くなっています。車に戻ってからも駐車場から出るのにこれまた大渋滞です。でも今まで見ていた夢のような時間を思い返すことが出来て、苦になりませんでした。
帰宅してもう一度プログラムを見ていた義母からの衝撃の一言で今回の締めといたしましょう。
「今日のあの人ら、素人にしては上手かったな」
近況ノートに写真があります
https://kakuyomu.jp/users/9875hh564/news/822139841656034814
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