第127話

そこへ着くと、ちょうど花火が上がる。




神社の裏にある大きな公園のジャングルジムの上から、それを見上げた。




「うわぁ。ホントによく見えるね、ここ」


「他の人には秘密だよ?」


「わかった」




一番高いところに並んで座って、さっき買った綿あめを一緒に食べながら見てた。




ドン。


ドン。


ドン。




「きれー……」


「うん」




ちらっと横を見たら、楽しそうな那由多の横顔。


祥平たちのせいで嫌な思いをさせたかなと思ったけど、大丈夫みたい。


良かった。




ほっとしながら、また花火を見上げた。

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