第109話
ママに浴衣を着付けて貰って、髪もヘアピンでまとめる。
相変わらず細くて柔らかい髪質のため、いつも短めの髪だけど、
ガラス玉の付いたピンはとっても可愛くて、ちゃんと女の子らしく変身できたみたい。
「うんうん。可愛いよ、零」
自信満々に頷くママに、少し照れる。
「じゃ、次は那由多くん呼んできて」
「えっ?」
なんで那由多?
と思ったけど、ママはすでにクローゼットを再び漁っていて、聞けなかった。
とりあえず、言われた通り那由多を呼びに行く。
「那由多ー」
「おぉ!零、可愛いなぁ!」
「えへへ。パパありがとー」
「待ってろカメラ取ってくる!」
パパはカメラを取りに素早く立ち去った。
「那由多、ママが呼んでるの」
「……」
リビングに取り残された那由多に声をかけるも、反応がない。
ちゃんとこっちを見てるけど、まるで石像みたいだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます