第44話

「なんで!?」


「ふふふ」




ママが不適に笑いながら私に言った。




「旅行の行き先は、那由多くんのお家よ」


「えぇー!!」




私は本当に驚いて、口をパクパクさせてた。




「れいちゃん」




再び呼ばれて振り向く。




そこには、満面の笑みを浮かべる那由多がいて、私はいつの間にか駆け出していた。

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