第42話

終業式が終わって家に帰ると、すぐに旅行に出発した。




お正月はお爺ちゃん家にも行かなくちゃいけないから、クリスマスに旅行になったみたい。




いつもお仕事を頑張ってるパパにも、たまには優しく付き合ってあげてって、ママが言うから


行きたくないって言えなくなっちゃった。




でもやっぱり、かかってくるはずだった電話のことを考えると、もどかしくて、


パパの運転する車の中で、私は那由多に貰ったハガキをずっと見てた。

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