第4話
この期に及んで、
雪や福助に
直接怒りをぶつけられない自分の弱さに、
心底呆れて、笑える
あの二人から
自分を裏切る
確実な言葉を聞かされるのが
怖い
もし、あの二人が
自分を欺いたのならば、
どちらも殺してしまおうと思っていたのに、
それを行動に移す事が
出来ない
あの二人に対する
怒りだけが、
胸の中で大きくなる――
だから、
自分は今この場所に居る
あの二人が
大切に思っている人間
この女を殺せば、
少しは自分の気持ちは
晴れるだろうか――
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます